大地震対策に避難場所の調べ方や非常持ち出し袋などの備え方まとめ

消防士

最近すっかり「南海トラフ巨大地震」と言うワードがTwitterなどでも目につくようになってきました。

2016年4月に起きた熊本の震度7の地震がその余震だとかなんとか、色々不安になる言葉が流れてます。

真偽のほどはともかくとして、備えあれば憂いなしは事実だと思います。

ってわけで、Twitterでも「今は筋肉の事を語るよりも防災グッズのまとめでも作ってよ」って突っ込まれたので、誰のためというより、何よりも自分のためにまとめてみます。こういう記事を書いていると、何よりも自分にとって一番勉強になるので…。

何故なら僕は名古屋在住なので、本当に南海トラフ巨大地震が来たらマジでヤバイ地域なので…。

東海大震災がどうこうっての、子供の頃から散々言われていながらも一度も来てないのであまり気にしていなかったんですが…。

逆に考えると「来てないからこそ溜まっててヤバイ」とも言えるとは思うので。

ってわけで地震に対する備えについて今回は長文でまとめてみました。

もちろん大地震が来たらアッサリ死ぬ可能性もありますが、どうせならやれるだけの事をやっておこうと思いました。

1%でも生き延びる可能性が高くなるように準備をして損はないと思います。

色々書いていたら長くなってしまいました…でも他にも必要なものがあるならTwitterなどで助言を頂ければ追記していきたいと思います。

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もくじ

近隣の地形について把握しよう

東日本大震災の時に一番怖いと思ったのはやはり津波です。名古屋も海に近いと言えば近いので、津波の恐怖は感じました。

そこで把握しておかないといけないのはこの2つだと思います。

  • 近隣の避難所(家族の集合場所になる)
  • 津波が来る場合の避難所

この二点だけは絶対に確認した方が良い。

国土交通省のハザードマップを確認しよう

津波災害や土砂災害については国土交通省が公開している「ハザードマップ」を確認しましょう。

( ・(ェ)・)つ 国土交通省 ハザードマップ

ただこのサイト、困った事にスマートフォンに最適化していません。

さすがと言うべきかなんと言うか…(笑)

PCなら問題なく使えます。自分の住んでいる市町村にマーカーがついている場合は、被害が想定されている地域でもあるようです。

またハザードマップ情報についてもクリックすると確認する事が出来ます。

僕の住んでいる名古屋市では津波避難ビルの一覧も掲載されています。

これはExcelファイルになっているので…Excelを持っていない場合はGoogleスプレッドシートなどで開くと良いでしょう。

調べてみると本当に穴だらけだな!!(笑)

でもとりあえず指定されている避難場所はこれで把握出来るはず、小学校なども指定されていますね。

また名古屋市の場合は最大クラスの地震が発生した際には津波到達まで最短で96分、最高津波推移は3.6メートルと予想されており、その基準で避難場所は指定されているそうです。

もし本当に最短で96分なら急げば間に合いそうですよね。もちろんもっと早い可能性もあるので注意。

これらの事も事前に把握しておくだけでも、生存率が大幅に上がると思います。名古屋在住の人以外も、自分の住んでいる地域のハザードマップを改めてチェックしてみてください。

家族全員で情報は共有しておこう

またこれらは子供とも共有しておきましょう!!

親だけが理解していても、子供が理解していなければ意味がありません。

子供が一人では行動していない場合は良いんですが、友達を遊びに行くぐらいの場合はもう確実に家族内で決めごととして残しておきましょう。

また子供がいる場合は「みまもりケータイ」などを持たせる事で、いつでも連絡をとれる状態にしておくと良いと思います。

もちろん学校に行っている間は、避難場所が学校になっているなら、そこに行けば確実に会えるので問題ありませんが…。

両親も確実に携帯電話は持ち歩くようにしておきましょう。

PCがない場合は役所で確認してみよう

PC持ってない人、Officeを持ってない人はどうすれば良いんだこれ…Office持ってない人がスプレッドシートについてわかるんかな…。

スプレッドシートはGoogleアカウントで使えるExcel代わりになるものなので、Googleアカウントを持ってたら無料で使えますよ!

PCがない場合は役所に直接確認しに行くと良いと思います。

僕の地方の場合は「ハザードマップ」は家に配られていた気がします。過去に津波被害の範囲などを確認した記憶が僕にはあるので…。

もし自宅にない場合は市役所などに問い合わせてみましょう。面倒かも知れませんが、いざという時の備えなので…やらなければ生存率が落ちるだけの話です…。

非常持ち出し袋について

非常持ち出し袋ですが、調べてみると色々な意見が沢山あって、どれを採用するべきなのかよくわかりませんでした…。

ってわけで素人の僕があーだこーだ言うより、元々まとめられているショップの情報を掲載する事にしました。

( ・(ェ)・)つ 防災士厳選の防災グッズ36点セット【ディフェンドフューチャー】

でもこれ、ぶっちゃけるとこの中に入っている内容を自力で集めてしまえばそれで済むっちゃ済むんですよね…(笑)

どっちが安いのかと言えばどっちなのかわかりませんが、自分で必要だと思うものだけ購入するのも手だし、揃っているものを一つで購入するのも手です。

ただこれ、防災士の店長が作ったってものらしいので、中身に関しても信頼がおけるっぽい事を考えると、このまま買った方が早いかも知れません。

また8歳から持ち運べる約4.2kgの重さにこだわったとの事です。

また防災マニュアルには応急手当の仕方なども全部載っているそうなので、それもついてくるのはありがたいですね。

非常持ち出し袋の中身まとめ

非常持ち出し袋の中身をまとめておきます。

  • 防水加工リュック
  • ダイナモLEDライト・ラジオ
  • 発熱剤
  • 軍手
  • ホイッスル
  • ロープ
  • 万能ナイフ
  • レインコート
  • カット綿
  • 絆創膏
  • 歯ブラシ
  • 綿棒
  • テープ
  • ピルケース
  • ウェットティッシュ
  • マスク
  • ポーチ
  • 三角筋
  • 包帯
  • アルミブランケット
  • 使い捨てカイロ
  • ウォータータンク
  • 簡易トイレ
  • エアーマット
  • ラップ
  • レジャーシート
  • 5年間保存可能な水
  • アルファ米
  • 防災マニュアル(PDFファイル)
  • micro USBケーブル
  • Lightningケーブル(iPhone持ちの人向け)

これだけのものを自分で探して購入してぶっ込んでおくのも手みたいです。大半がデパートにでも行けば手に入るのでは??

ただこれ、リュックを持ち出す前に家が燃えてたりしてリュックが燃えてたら意味がないので、防炎リュックなどを買うのも手みたいです。

でも家が燃えてる中避難する可能性ってそう高くないので、そこまで意識しなくても良いかも知れません…。

それでも登山用リュックのような、大きくて頑丈なものが推奨だそうです。

こういうのですね。

置き場所は玄関へ

非常持ち出し袋ですが、基本的に玄関に置いておく方が良いそうです。

押し入れ深くに置いておくと、いざと言う時に取り出せないとの事で…言われてみりゃそれもそうだなと…。

だからいつでも持って行ける場所に置いておくのがベターだと思います。

だから非常用持ち出し袋は玄関に置いておくべきものだそうです。

あくまで一人1つ

また一人一つ必要である事は忘れないでおきたいですね。

1家族で一つだと不足する事になりそうです…。

特に非常食に関して足りなくなる可能性が高いので、人数分絶対に必要とまではいいませんが、複数は必要だとは思います…。

ソーラー・手回し充電可能なダイナモは良さそう

個人的には「ソーラー・手回し充電」が可能なダイナモLEDラジオライトは結構良いと思いました。

これがあるだけでもかなり変わりそうです…どこでもスマホを充電出来る環境を作れるってのは大きいと思います

ただこの商品、iPhoneには対応してないそうです…どうりでさっき紹介した商品にでかでかと「iPhoneに対応」って書いてあったわけだわ…。

iPhone対応のものがあるならそれを買うと良いかも知れませんね。

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人によっては必須な物

個人的に更に必要だと思うものをまとめておきたい。ただこれは個人的な意見なので、実際にどうなのかは不明。

生理用品

熊本地震で話題になったのが「生理用品の不足」という点でした。

それなら最初から非常持ち出し袋に各々いつも使っているものを入れておけば良い。普段から使っているメーカーのものを入れておきましょう。

どれだけの避難所生活があるかわかりませんし、仮に自分が生理周期でなくても、家族や知人に分け与える事は可能になります。

女性にとっては必需品なので、下着も同様ですが多めに入れておいて損はないと思います。

カップ麺や缶詰などの高糖質保存食

人間が生きるには糖質が必要になります。非常事態には糖質を摂れる非常食を準備しておくのが一番です

だからカップ麺やインスタント麺なども良いと思います。カロリーメイトなども高カロリーで非常食には良い。

カップ麺などはお湯がなければ食べられないのが欠点になるので、何もなくても食べられる缶詰系やチョコレートなどの非常食を入れておくと便利だそうです。

甘いモノは非常時に糖質補給に使えるので、保存が効くものは積極的に入れておくのも手です。賞味期限が近付いたら家族で美味しくいただけば良いのですから。

メガネは予備を入れておく

普段コンタクトを使っている人は、予備のメガネも非常持ち出し袋に入れておきましょう。

特にメガネやコンタクトがないとほとんど前が見えない…なんて人には必需品になります。

コンタクトなんて避難所生活でつけるのは困難になるかも知れません。ワンデイタイプなら問題ないかも知れないか…。

赤ちゃんがいる場合は用品をまとめておこう

粉ミルク関係の不足も散々言われています。赤ちゃんがいる家庭の場合は、念の為に粉ミルクや哺乳瓶などの赤ちゃん用品はまとめておく方が良いでしょう。

粉ミルクはそれこそ余ったら入れ替えて飲ませていけば良いだけですし、哺乳瓶に関しても大して高くはないので予備を置いておくと良いでしょう。

紙おむつも消耗品ですから非常持ち出し袋に入れておくと良い。余っても使えば良いだけの話です。成長してサイズが変わってきたら入れ替えておくのを忘れずに。

当然ですがお尻拭きも忘れずに、これは新品を入れておけば問題ないでしょう。

折りたたみ式ポリタンク

僕の家にもポリタンクはありますが、折りたたみ式があるのは知りませんでした。

折りたたみ式があれば、ポリタンクそのものを持ち運んで避難所で水の保存に使う事が出来ますよね。

もちろん出来れば避難所に行く前に家でポリタンクに水を入れる余裕があれば一番ですけど…そんな余裕あるのかどうか…。

水は絶対的に必要なものなので、持てるだけ持てるようにして損はないと思います。

車で避難が出来るなら、水をポリタンクに入れてから車に積むのも手ですよね。

お金と通帳と身分証明書

身分証明書に関しては財布を持って行けば済むとは思いますが、通帳などの貴重品は絶対に持っていくようにしましょう。

火事場泥棒じゃありませんが、震災時にもそういう事がないとも言い切れません。

だから必ず通帳や印鑑は持っていくようにしましょう。僕はそれだけは絶対持っていこうと思っています。

寝室で準備するもの

寝ている時に地震が来てとっさに避難する必要がある場合に必要なものもあるので、それについても紹介しておきます。

これらに関してはベッド脇などにまとめておくと良いそうです。

脱出用の靴は安全靴にしよう

地震が起きて室内で窓ガラスや、家具のガラスが散乱している可能性があるので、その時のために靴を準備しておくと良い。

靴がないとガラスなどを踏んで足を怪我してしまう事があるそうです。

だから寝室に最初から靴を準備しておくとたすかるそうです。

またこの際に準備する靴は「安全靴」にしておきましょう。安全靴ならば靴底に鉄板などが敷いてあるので、釘やガラスを踏んでも大丈夫です。

またつま先にも硬い物が入っているので、いざという時に家具などを蹴り壊す用途にも使えます。また水害が起きた際に長靴などをはいていると、逆に足が重くなって動きづらくなるそうなので、通気性がそこそこある靴の方が動きやすいそうです。

避難時には移動が多くなるので、ハイヒールなどの動きづらい靴や、何かを踏んだら怪我するサンダルなどでの移動は極力避けましょう。

ハンマーを置いておく

地震が起きた際に、建物がゆがんで戸が開かなくなったり、家具が倒れて通れなくなっていたりする事がよくあるそうです。

そういう時に便利なのがハンマーです。ハンマーでぶち壊して脱出する事になります。

ただハンマーがあっても振れなければ意味がないので、女性の場合はもっと小さいものが良いかも知れませんね…。

こういうバールでぶっ壊すのも手です。扉ぐらいならこれでも余裕でぶっ壊せます。

成人男性ならこれで十分かなと…問題は女性の場合なんだけど…ガラスならハンマーで壊せると思いますが、扉や家具だと難儀するかも知れません…。

そういう意味でも僕は最初から家具を置かない事も推奨したい。うちはもうタンス類はほとんど処分しました。

本当は掃除目当てで物をほとんど捨てたんですが、地震時に安心ってのも本当に考えての上です、いやマジで。

ちなみにハンマーがあれば強盗とか来た際に頭カチ割れるよね…って一瞬思ったけど、相手死ぬから、へし折るなら肋骨にしましょう…ごめんこっちも死ぬわ…やるなら腕と足にしよう!

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家具にも地震対策をしておこう

タンスはもちろん、テレビなどにも必ず地震対策をしておきましょう。

やっておかないといざ地震が来た時に全部ぶっ壊れます…。

テレビにも耐震ジェルがある

以前に僕も紹介していますが、一応テレビにも耐震ジェルはあります。

デカイテレビに猫が飛び乗ってもびくともしなくなったので、こういうのは本当に大事だなぁ…と思いました。

タンスなどの家具にも設置しよう

レビューを見ると東日本大震災の時に震度6でも大丈夫だった…とまで書かれているので、これを読むと「設置した方が良いな…」と痛感します。

設置せずに皿とか全部倒れてくるぐらいならね…絶対に設置した方が良いでしょう。うちも今度買ってこようと思います…いやマジで…。

冷静に考えたら台所にある食器棚が残ってた事を今思い出しましたよ…。あれ絶対倒れるわ…危ない…。

Twitterで地震用リストを作ろう

いざ地震が起きた時のために、Twitterで地震用のリストを作っておく事をオススメします。

例えば僕が作ったリストはコチラになります。

( ・(ェ)・)つ地震の時に見るリスト

ほとんどの人がこれで行けるとは思います。公式アカウントで出される情報なら、ミスはあってもデマは絶対ないと思うからです。

また住んでいる地域の防災情報を吐き出すアカウントもリストに入れるようにしましょう。

リストでフォローするメリット

またリストフォローするメリットは、普段のTLに絶対に流されない事です。

リストを見れば確実に地震情報しか流れてこない状況を作るために、わざわざ別にリストを作るようにしています。

そういう意味では地震とは関係ないニュースも流す「NHKニュース」は不要かも知れませんが、一応入れてあります。

特に自分の地域のアカウントは「◯◯区で◯◯が発生」などの細かい地域の情報を流してくれる可能性が高いので、絶対に入れておきましょう。

だから作るなら自分自身の専用リストを作る事を強く推奨します。

やれる事は全部やっておこう

個人的には最初の方に書いた事が最も大事だとは思います。

避難経路や避難場所の把握、家族との話し合いで集合場所の決め事などの方が大事だと思います。

最低限でも避難場所や、津波被害の有無などを把握して、家族と共有しておくようにしましょう。

非常持ち出し袋に関しても、絶対にあって損はないと思うので、自分で必要だと思ったものだけ買って集めておくと良いと思います。

僕も元々めんどくさがりなので、あまりこういう事はしたがらないんですが、さすがに東日本大震災に続き、熊本での地震被害を見ていると「ちゃんと準備しなきゃ…」と危機感を持つようになりました。

皆さんも出来る範囲は準備しておく事をオススメします。自分の身を守れるのは自分だけですし、何か起きてからでは遅いので…。