先日、僕の世帯に入っていた祖母が亡くなりました。
父の時に一度色々と経験はしましたが、改めて今回祖母が亡くなった事で家族が亡くなった時にする事を経験したので、未経験の人が参考になるように残しておきたいと思います。
ちょっと不謹慎かな?とも思いましたが、同じように家族が亡くなった方、亡くなりそうな方に向けて、少しでも役に立てば幸いです。
親が亡くなった時はパニックに陥りがちなので、誰か冷静に見れる人が参考にすると良いと思います。
また親が亡くなった際の遺産相続はもちろんですが、残った不動産・車・遺品などの整理についてのテクニックも追記しておきました。
ちょっといやらしいお金の話になりますが、それでも「人が亡くなったらお金が動く」ものなので…少しでも賢くお金を残す事をオススメします。
何も知らないとここでかなりの金額で損をする可能性があるので注意です。
スポンサードリンク
もくじ
亡くなる前の準備
まず最初に病気などで家族が亡くなる事が事前にわかっている場合の対処について書いておきたいと思います。
突発的に亡くなった場合は先の項目に飛んでください。既に余命がわかっている場合、寿命がそろそろ近そうな方は、最初にこちらを参考にしてみて下さい。
斎場で生前予約をしよう
最初にまず自宅の近くで葬式をあげられる斎場の存在を把握しておくと良いと思います。
斎場に電話をして「生前予約をしたいんですけど~」的な話をすればOKです。
僕の父は病死だったので、亡くなる前に生前予約をしておきました。生前予約のメリットは「冷静に見積もりを出す事が出来る」です。
大切な家族が亡くなった直後だと、冷静に決める事が出来ず無駄に高い費用で組んでしまう事が多いため、このようなシステムが確立されています。
余命がわかっている場合は生前予約をする事をオススメします。
ただこれ公営か市営かによって異なるそうで、公営の斎場だと生前見積もりも別の業者に委託される事になるそうなので注意してください。
互助会に入っておくと良い
お葬式をする斎場が決まっている場合は、先に会員登録のようなものをして互助会に入っておくと良いです。
僕の場合は母親が互助会とやらに入っていて、お金の積立をしていたので20%ぐらい割引になりました。
下手したら100万円単位の料金の20%引きは相当安くなりますよね…20万円引きとかになるので、斎場が決まっているなら入っておく事をオススメします。
ただこれ、場合によっては互助会に入っている方が損をする事もあるそうなので、どういう所なのかは確実に確認しておいてくださいね。
安いお葬式をするのも手
僕は祖母の時に強く感じたのですが、お葬式は非常に高いです。
そこで安い葬儀をするためにこういうサイトも出来ていたので、安く済ませたい人はコチラもチェックしてみて下さい。
祖母の葬式で100万円ぐらい使ってしまったので…本当に家族だけでさっと終わらすなら、こういう所で10万円ぐらいで済ませた方がよっぽど良いと思います…。
これまで父と祖母の葬式をしてきましたが、ハッキリ言ってあんなの自己満足ですから…。事業主などで沢山の付き合いがある人以外は、安く済ませた方が良いんじゃないでしょうか。
実際に親族が亡くなった際に利用してみたんですが、17万円程度で済ませる事が出来たのでオススメです。
お墓の準備をしておこう
亡くなった後にはお墓に入る必要があるので、もしお墓を持っていない場合は近所の霊園にお墓を建てておきましょう。
もちろんお墓を建てるお金がない場合は無理に建てる必要はありませんが、一般的にはお墓を建てるものなので…。
公式サイト→お墓のポータルサイト「いいお墓」
昔からよくお墓参りには行くようにしていますが、遠いとすっっっごく面倒なので、出来れば近場を利用する事を強くオススメします。
子供の頃から頻繁に行ってて「面倒だな…」と何度も思ってきたので…(笑)
亡くなってからの手順
ここからは家族が亡くなっていたと仮定して手順を紹介していきます。
家族の遺体を発見したとして、そこからの流れです。
死亡診断書をもらい斎場へ連絡
人が亡くなった事がわかった時点でまず必要なのはお医者さんに書いてもらう「死亡診断書」です。
仮に自宅で家族が亡くなっているのを発見した場合、まずは病院に運んで死亡診断書を書いてもらう必要があります。
僕は斎場に電話した際に「死亡診断書が必要です」と言われたのでお医者さんに来てもらいました。
病気持ちなどで主治医がいる場合は主治医に連絡を取りましょう。死因が不明な場合などは周囲には何も触れずにともかく警察に連絡をしなくてはいけません。
病院の先生に見てもらったりして、死亡診断書を受け取った後に斎場に電話をします。
相手はプロですし家族がパニックに陥る事もよくある事なので、大体勝手に進めてくれます。
だから何もわからない状態でも何の問題もありません。
単純に覚えておくべき事は2つ。
- 医者に診てもらって死亡診断書を書いてもらう必要がある(確実に脈が止まってても診てもらう必要があります)
- 斎場に電話して遺体を運んでもらう。
この2つをまずやる必要があります。遺体を放置してたら腐っちゃいますし早目に行いましょう。
斎場で打ち合わせをする
僕はもう夜だったので奥さんと二人で行って斎場の方と夜中の内に打ち合わせをしました。
どれぐらいの大きさの葬式にするのかなどの話し合いをさせられます。この際に生前予約がしてあると話をする手間が省けます。
お葬式をする場所の規模をどうするのか、花をいくつ置くのか、提灯を出すのかナドナド、いくつか決める事はありますが僕は祖母だったので質素に終わらせると断言してひたすら安いプランにしました。
そもそもバカみたいに金かかります。
数年前に死んだ父の時にはなかったプランも沢山出てまして、なんか棺の中に畳を入れるとか、故人に着せる服を選べるとか色々と。
故人が生前好んだ服を着せれば良いと思います。ちなみにこれは数年前はなかったんですよね…この辺りはお好みでどうぞ。
更にお通夜と葬儀で出すお返しの品、引き出物(葬儀の最後にあげるもの)、精進落とし(葬儀の最後に食べる料理)などの料理類の種類と数ですね。これは当日に集まった親族の人数を見て変えられるのでアバウトでOK。
更に遺影で使う写真の選定、火葬場に行く人数によってタクシーを手配するのかバスを手配するのか~などもこの時点で決める事になります。
遺影については結構アバウトで良くて「故人が生前良い笑顔をしていた写真」があればOKです。
ちなみにこの辺りは、家族の死期がわかっている場合は生前予約をしておくと冷静に葬式の段取りを決められますし、家族の希望にも添えやすいのでオススメです。
突然亡くなった場合は頭回らない人もいるとは思いますので、出来れば沈着冷静な方が一人ついていると良いと思います。
僕は基本動じないタイプなのでほとんど全部一人で勝手に決めました。
喪主に関しても一応父親が死んだら長男とか、母親が死んだら父親とか決まってるみたいですけど、動揺が激しい場合は子どもが務めたりする事もあるそうです。
喪主を建前で親にしておいて、補佐も指名できるので実質総ての雑務を補佐が務めるのも手です。
ちなみに父の葬式の時は僕が補佐をやってたので、今回喪主をやっても何も動じる事なくやれました。世の中なんでも経験だなぁと思いつつ…。
親戚に連絡をする
とりあえず親戚に連絡するタイミングは早ければ早い方が良いです。
亡くなった事がわかったらすぐに電話して伝えるぐらいで良い。遠方の親戚ならばなおさらですね。
来るまでに時間がかかりますから、だいたいの来れる時間を聞いてから斎場で葬儀や通夜をやる日程を決めると良いです。
ただ火葬場の混み具合によってすぐには葬儀が出来ない事もあるから注意です。これはすぐに確認してくれるので話し合いをした時点ですぐに詳細はわかります。
役所に火葬許可書をもらいに行く
これは斎場で指示されますが、医者に書いてもらった死亡診断書と提出者の身分証明書などを持って役所に行く必要があります。
役所に行って提出すると死亡診断書の原本を持っていかれるので、この時点で死亡診断書のコピーを何枚も作っておくと良いです。僕の場合は斎場が用意してくれました。
役所で死亡診断書を提出すると火葬許可書を発行してもらえます。
この際に一緒に「この後の手続き」的な紙も頂いて、どのような手続きが必要なのか大体書かれています。
これは大事に保管しておきましょう。これが活躍するのは葬儀後です。
ちなみにこの手続きは喪主ではなく補佐の人か別の家族がやるのが普通だと思います。
喪主は色々と必要な手続きがあって面倒なので斎場にいた方が良いからです。
お通夜から寝ずの番へ
斎場ではまず「湯灌の儀」というものを行います。遺体を綺麗に洗い、化粧などをして人様に見られる状態にするって所ですかね…この時に半目になってしまっていたり、口が開いてたりしたら直してもらえます。
本当にこの湯灌の儀をしてもらう時に、洗ってくれている業者の方が非常に丁寧で故人へのリスペクトを感じましたので、この時ばかりは「形式ばった事とか大っ嫌いだわ」と常日頃言っている僕も「良い文化だなぁ」とちょっと手のひらを返しました。
その後は夕方に向けてお通夜になります。お坊さんが来てお経をあげて頂き、その後は助六を食べながら親族と談笑(笑って見送るのが良いとかそんなんらしい)する事になります。
ちなみに生物NGらしいので、助六を準備するのがベターなんだそうです。(これらは地域によって異なるみたいです)
葬儀の流れ的には、喪主はひたすら参列者へ挨拶、この際に受付をしてくれる人を選出しておかねばならず、香典(要するにお金)を預かる人になるので、お金関係でも信頼出来る人にお願いしなくてはいけません。
- お経をあげてもらう
- お坊さん挨拶
- 喪主挨拶
- お通夜は終了
っていう感じの非常に簡単な流れになります。ちなみにこの間にぼーっとする時間が出来るので、ちょっと故人の事を考える時間が出来てしまうので、この時にみんな泣いてしまうんでしょうね。
その後は線香を絶やしてはいけないそうで、寝ずの番が待っています。
僕は父の時はこの寝ずの番をやってまして、その時は最終的には父の棺の横に椅子を並べて仮眠を取ったりしたのを覚えています。
今時は便利なもので、蚊取り線香みたいな渦上の線香がありまして、それを置けば6時間は消えないそうなので寝ずの番しなくて良いんだってさ。
でもそれって故人への想い的にどうなんだろう…と思いつつ…でも寝ずの番とか親族がやってたら疲れちゃうからね。
葬儀の流れ
朝になんか良さげなお弁当を注文させられているので、親族でそれを食べます。
その後ちょっと間が空いてから葬儀が開始されるような感じ、ちなみにこの時に「まだ大丈夫だろ」と喪服に着替えていないと、早目に訪れて下さった参列者の方に私服で応対するって言う醜態を晒す事になるので、ちゃんと早目に着替えましょう。
その後は葬儀です、ぶっちゃけると通夜の時と流れは変わりません。
ただしこちらの場合は挨拶を終えたら出棺となり、火葬場に行く事になります。
火葬場に着いたら火葬をして、後は骨を拾って再び斎場へ。
斎場に戻ったら初七日をする事も可能、本来は亡くなってから7日経ってからまたお経をあげたりするものですが、現代は親戚が離れ離れになっているケースが多いので、葬儀の日に初七日も済ませるんだそうです。
また時と場合によっては葬儀の直後に初七日も済ませる事も出来るそうです。
それを終えたら「精進落とし」となり、ちょっと豪勢な料理を故人の位牌や遺影を置いた状態で親族で食べて葬儀終了となります。ここでようやく家族も開放される事になる。
ただし本当の意味でめんどくさいのはここからです。
スポンサードリンク故人の私物は早目に処理しよう
私物の処理は早目にした方が良いと思います。
よく言われるのは「いつまでも持っていても未練ばかりになる」ってものでして、うちの母親は父が死んだ時はもうその後は父名義の郵便物が来るだけでも泣いてましたから…私物はすぐに処理した方が良いです。
本当に大事な物だけ残して、ふとした時に出てこないようにしてあげて下さい。
もちろん自分自身が悲しんでいる時も同様です、ほとんどを処分しておいた方が良いでしょう。
お墓の手配へ
まずお墓がない人はお墓を探す必要があります。お墓がどこにあるかわからない人はポータルサイトから探すと便利です。
公式サイト→お墓のポータルサイト「いいお墓」
既にお墓がある場合は名前を刻んでもらう必要があるので管理事務所に行って手続きをしなくてはいけません。
管理事務所に直接行って、戒名や没日を伝えて手続きをしましょう。これに一ヶ月半ぐらいかかるそうで、大体納骨が49日なので、実は間に合いません。
これは間に合わないのが一般的だと僕は言われましたので、気にしなくて良いようです。
どうしてもこだわる人は合わせるようですが、早くなる事はあっても、遅らせるのは良くないとも僕は言われています。
この納骨の段取りを終えてとりあえず一段落だと言えると思います。
遺産相続や必要書類の手続きは専門家に任せた方が楽
父が亡くなった時に、遺産相続やら何やらで本当にドタバタしました。
亡くなったのが母親や兄弟なら相続関係は少ないかも知れませんが、世帯主になると色々と本当に面倒です。めちゃくちゃ面倒です。
相続するものが多ければ多い程トラブルの種にもなります。そのために一番楽なのは死亡前に遺言を作成してもらう事です。
世帯主の余命が発覚したら正式な遺言状を用意する
正式な遺言状を作成する事で、死後に遺族が横からしゃしゃり出る事を防ぐ事が出来ます。
最初から「誰に○○を相続させる」と遺言を残すわけですから、法的手続きを踏んだものならば効力を発揮します。
遺言状などを何も準備する事なく、いきなり世帯主が亡くなってしまった場合には、もう大人しく専門家にお願いした方が早いです。
相続手続きは専門家に相談しよう
人が亡くなるとお金が動きます。この際に遺産相続人が多数いると揉めてしまうのです。
生前に財産分与をしてあったり、法的に効力のある遺言状が残っている場合は争いを未然に阻止する事も出来ますが、準備されていないと色々と面倒な事が起きたりもします。
遺産相続手続きについてよくわかっていない時にも、専門家の意見があると非常にスムーズに話が進むようになるので、専門家に頼む事を僕はオススメします。
無料相談から受ける事が出来るので、特に生前相続対策をしていない人は無料相談から始めてみると良いでしょう。
スポンサードリンク葬儀後の相続などの手続きの手順
ここからは面倒な相続などの手続きについての手順を紹介します。
お葬式も大変ですが、世帯主が亡くなった場合はこっちの方が本当に大変なのです…。
役所に行く前に総て電話しよう
葬儀が終わったらまずやるべき事が役所周りですが、役所に行く前にまず電話をして「家族が亡くなったのですが、何が必要ですか?」と聞く事にしよう。
これは時と場合によって必要なモノが必ず異なるからです。
大体確認しなければいけないのはこの辺り。
- 保険関係
- 年金関係
- 車や土地や家の名義変更(世帯主が亡くなるとこれが凄く多くて大変)
- 口座関係
これはもう総て時と場合によって何が何枚必要なのか総て異なります。
必ず総て電話してから動き出そう。そうしないと何度も役所に行く必要が出て来て面倒なことになります。
だいたい必要になるのはこの辺りです。
- 戸籍謄本(本籍が現住所と違うと、本籍地から取り寄せになるので注意)
- 住民票(住民票の除票)
- 死亡診断書のコピー(複数枚絶対持っておく事)
- 印鑑証明
個人的にオススメなのは、総ての必要なものを聞いたらメモを取り、枚数を確認した上で保険で複数枚多めに役所で買う事です。
これは特に世帯主が亡くなった時にありがちなんですが、総て終わったと思っても「あ!他にもこれがあった!」と手続きが必要なものが出てくるんですよ…。
んでそこに電話するとまた「戸籍謄本が必要になります」とか言われて「また役所行くのかよ…」って事になりかねません。
僕は総て3枚余分に取っておきましたが、父の時はそれらを総て使った上で更に足りませんでした。それぐらい後々「父はこんなのも持ってたのか…」って謎の私物が出てくる事があります。
必ずこれらは多めに取っておいた方が良いです。確信を持って言えます。
この頃には親戚の相手をしたり、実際に死んでしまった事を実感したりして、相当イライラしてきている頃なので、ここでミスると更にイライラするので気をつけて下さい。
また役所では皆さんプロですので、だいたい親切に教えてくれるので怖がらずに「祖母が亡くなったんですけど」とか言えば大体ささっと教えてくれるのでハッキリ言った方が良いです。
言うまでもなく、これも出来るだけ冷静な方が手続きする方が良いんですが、結局相続関係は相続する人が行かないといけないので注意です。
また遺産相続などについて、相続税は贈与税と違って5000万円以内ならかからないとか(でも来年からは3000万以内に変わるって今回言われました)あります。
贈与税の場合はもっと低い金額の時点で結構な税金かけられるので、この時に相続関係はハッキリさせておいた方が良いです。後々名義を動かそうと思っても贈与税かかって面倒ですよ。
また口座は持ち主が亡くなった時点でロックがかかり、お金の引き出しや口座を閉じるためには直系家族のサインや印鑑が必要になったりしてめっちゃ面倒なので注意です。
世帯主がなくなった場合で、これらの遺産相続関係が発生する場合は専門家に任せる事を僕はオススメします。
遺産がある場合は、専門家に払うお金をケチった方が損をするケースが絶対あると思いますよ。
また自分で手続しようと思うと何日も時間をとられるので、非常に面倒で疲弊する事だけは忘れずに…。
相続した不動産が不要な場合は査定に出そう
お金の話になるのでちょっといやらしくはなりますが、亡くなった親が所持していた不動産が不要な場合は査定に出して売却するか検討するのも手です。
凄い事にネットで一括査定を申し込む事が可能になっています。こういう便利なサイトもあるんですね今は…。
公式サイト→イエイ不動産売却査定
僕自身も全く不動産売却についての知識はないんですが、それらについても軽くサイト内で説明があるので非常に便利になっています。
もし相続する不動産が不要な場合はこういうサイトで比較査定をしてもらって、少しでも高く売却する…と言うのも一つの選択肢だと思います。
実際に僕もこれ使ってみたんですが、非常に便利でした。どの業者を選ぶべきか一括で実際に会って対応を確認出来るので、いきなり一つに調べるよりも比較する事をオススメします。
不動産は持っているだけで固定資産税が必要になる
不動産の規模にもよりますが、所持しているだけで年間10万円は固定資産税を支払う必要があります。
もし親名義の不動産…要するに持ち家などですね。それが余っていて、使い道が全くないのでしたら売却してしまう方が負担にならないと思います。
実家から離れて住んでいる場合などでも、こういう査定サイトは全国展開されているので、問題なく査定してもらえると思います。どうせ売却するのなら、一つの会社ではなく複数の会社に査定してもらう方が良いです。
規模が大きければ大きい程、金額にかなりの差が出て来ますから…。
財産分与をする時にも売却するのも手
財産の相続人が複数いる場合でも、余った不動産は売却してお金にして分与するケースもよくあります。
もちろん不動産を一人が相続して、現金などの財産を別の人が相続する…というパターンもありますが、平等に分けようと思うと不要な不動産はお金にして財産分与する…というのはよくある話です。
公式サイト→イエイ不動産売却査定
残った車も買い取ってもらう
親が所持していた車ですが、残していても仕方ありません。そこでどこで売却するべきかと言うと、これもやはり無料で複数査定してもらう方が実は高く売れます。
僕自身が父親が亡くなった際に、父の愛車が邪魔なので売ったんですけど、普通にディーラーに持っていくとかなり安いです。やはり何でも同じですが、専門店に任せるのが一番です。
これについては詳しくはコチラの記事でまとめておきました。
相続した車が要らない時は一括査定すると楽に高くて売れてお得って話
例えば父親が亡くなって、母親がまだ健在の場合でも、母親に少しでもお金を残すために売却してお金に変えるのも立派な親孝行だと僕は思います。
遺品整理は早目に行おう
また遺品は早目に処分しましょう。我が家の場合は父親が亡くなった際に、母親は父の遺品を見る度に泣いていました…。酷い時は父親名義の郵便物が来るだけでも泣いてたので…。
残された人の事を考えても遺品は早目に処分するに越した事はありません。本当に遺品はただの未練にしかならないので、大事な写真とかは残すべきですが、故人が愛用していたものでも使わないものは処分しましょう。
この遺品ですが総てを捨てるのも手ですけど、どうせならお金に変えるのも有りでしょう。
祖母の時にやりましたが、リサイクルショップに出張で全部持って行ってもらうと、いくらかのお金にはなります。
これについては別記事にまとめておいたので参考にしてみて下さい。
家族が亡くなった時の遺品整理は買取業者に依頼するのがオススメ
自分で全部やろうとしない事が大事
喪主に関しても、死亡後の手続きに関しても実際にやってみるとそう大変ではありません。イライラはしますが「ああこんなもんか」って感じです。
それでも配偶者や親が亡くなった際に冷静な頭でなくて無駄にバカ高い葬式にしてしまう例とかあるそうなので、生前予約は大事だと思います。
ぶっちゃけると「葬儀屋は無駄にお金を使わせようとしてくる」って事は頭に入れておくと良いです。。
要らないと思ったものは「これは要りません」とビシッと断りましょう。僕はガッツリ断っても結構金額行きましたから…。
また家族が亡くなった悲しみに関しては、やっぱり忙しい間は実感湧きません。
出棺する時や火葬場で灰になった時に、足から崩れ落ちる人もいるそうなので、メンタルが弱い人が親族にいる場合は冷静な人がそばにいてあげるのも大事みたいですね。
とりあえず個人的に言えるのは、事前にこういう予備知識をちゃんと入れておく事と、生前予約を済ませておくと良いって事。
それと積み立てなどの会員登録をしておくと数十万単位で割り引きが効くので良いよって事を伝えておこうと思って記事にしました。
また繰り返し書きますが役所関係は回る前に必ず電話をして必要枚数を把握し、そこから保険をかけて数枚多目に購入していく事をオススメします。
そして世帯主が亡くなる事が判明した場合は、大人しく税理士にお願いする事をオススメします。
相続関係が一番面倒です。特に親戚が出て来るとめちゃくちゃ厄介なので…早目に決めておく事をオススメします。
家族が亡くなった時の流れのまとめ
- 医者に死亡診断書を書いてもらう
- 葬儀屋に電話
- 大雑把に打ち合わせ
- 親戚や友人に連絡
- 役所で火葬許可書をもらう
- 通夜
- 斎場に泊まる(自宅の場合は無関係)
- 葬儀
- 火葬場へ
- 精進落としで一度終了
- 各手続き相手に電話して必要書類を確認
- 役所などを回って相続関係などを手続き
- 納骨の段取り
大体こんな感じです。葬式も疲れますが、一番疲れるのは役所関係だと思うので、特に世帯主が亡くなった場合は家族で協力した方が良いでしょう。
でもみんなで同時に動くと混乱するので、役所に行くのは一人(または1グループで行動)した方が良いと思います。
その際に家事などは誰かがちゃんとやってあげた方が良いって意味での協力が必要なだけですね。これらの手続きが全部終わった時にようやく一息つけるって感じですかね…。
またこの記事は自分の中の備忘録にもしようと思ってます。いずれは忘れてしまいそうなので、その時はこの記事を見返すようにしますわ…。
上の方にも追記しましたが、めちゃくちゃ安い葬式場があったので、これはもっと早く知っておきたかったなぁ…とは思いました。
安いって素敵だわ…出来るだけ安く済ませたいもんねお葬式…お金もってる人は良いけどさ…。