親が何でも口出しするのは絶対良くない…どれだけうざいか考えてみた

親の過干渉

母親に溺愛されて育てられた男、でろりんです。

僕は小さい頃ヤバイぐらい甘えん坊でした。親父や兄に殴られて、その度に「お母さ~ん!」って泣いてすがるようなアレでした。

幼少時に何度か命を落としかけたのもあり、母親に溺愛されて育ちました。

そんな僕が思う「子供の成長を邪魔している親」の例を今回は書きたいと思います。

個人的に一番良くないのは「口出しをする親」だと思っています。

今回はつい先日あった出来事から、親目線と子供目線の両方で思ったことがあったので、そこを書きたい。

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もくじ

危険から遠ざける親

親が子供から危険を遠ざけるのは至極当然のことだとは思います。

子供が小さいうちは段差から守り、食べちゃいけないものを食べようとするのを防いだり、常に目が離せないと思います。

ですがそれはあくまで赤ちゃんの頃までの話で、徐々に自分の意思を持ち、日本語をしゃべるようになった頃から、子供を守りすぎるのは厳禁になっていきます。

何故なら「実際に自分でやらないと何がいけないのか子供はわからない」からです。

その結果「どうして段差に近付いたらいけないの?」って聞くと「親がそう言ってたから」っていう、まさにそのままの回答が返ってくることがあります。

先回り育児に注意

「先回り育児」って言葉がありまして、色々なことに気がついてしまう親御さんが、お子さんが何かしようとする度にすべてを先回りして自分で行ってしまうことなどを指します。

僕は自分の娘が幼い頃に、完全にこれをやってしまっていました。僕自身が効率を重視して生きてる効率大好き野郎なので「先に準備してあげればすぐ済む」って思ってしまいました。

その結果、娘は積極性を失ってしまったりもしました…。これらは過去にも書いています。

この先回り育児でうちの子が幼児期に積極性を失って、あまり元気がない子になってたのも事実です…。

何より、あまり考えることがない子になってました。この時点で「ああ親がなんでも口出しちゃダメだな」と僕は思いました。

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子供のやることに口出しする親

「子供のやることに口出しする親」ってのはやっぱり良くないです。

もちろんアドバイスをすることが絶対に悪いことだとは言いません。でもそれは子供に求められて初めてするべきだと思いませんか?

子供が小さい頃、何度も「これ教えて」って言われたことがあると思います。そういう時は「これはこうすると良いよ」って教えれば良い。僕も今はこの時期なのでよく子供に言われます。

僕も例えば事務的な手続きとかで「これどうすんの?」って父親に質問をした事は何度も有りました。

でも質問もされてないのに、子供がやっていることに口を出そうとするのはやっぱり悪だと思うんですよ。

僕がふと何かをしようとした時に、親が何度も口を出してきたことがあって、非常にうっとうしかったので、そういう時は僕は親がいる前では作業しなくなりましたからね…。

だって見つかったら口を出して自分のやり方を押し付けようとしてくるんです。そんなのうっとうしいだけですよ。

子供扱いして怒られた例

あと思うのは「子供を黙って見守ることが出来ない親は好かれないな」ってことです。

先日、奥さんが病院に行ってて夕御飯の準備が出来ないことがありまして、その際に珍しく僕が準備をしてたんですね。

元々僕は親が食事を作ってくれない事が多かったので、自分で食事を作るのは子供の頃からよくあったので慣れたものです(ただし下手ですが)

僕は娘に「パパ一人じゃ出来ないから手伝ってよ~」と適当に嘘っぱちを言って、娘にも手伝ってもらっていました。これも良い思い出作りです。

そしたら同居してる母ちゃんが横から出て来てあれこれと口を出してくるわけですな…。

正直僕(31歳・おっさん)でもうざいと思いました。だから「いや良いから、娘に色々やらせたいから何もしなくて良い」と伝えて放置しました。

そして娘にひき肉を手でコネコネしてもらった後に、手を洗おうとした時でした。

僕の母ちゃんがどうやら構って欲しかったようで、もう洗剤を手に持ち、すべてをやろうと待ち構えていました…。

もちろん普段はそんなことしませんが、僕と娘が二人でやってるのを見て混ざりたかったようです…。その際の会話がだいたいこんな感じ。

母「手を出しなさい、洗ってあげるから」
娘「ばあちゃん、邪魔だからどいて」

母「手を出しなさい!やってあげるから!」
娘「もぉ~!邪魔って言ってるじゃん!」

と、娘が子供扱いされて怒りだしたので「子供扱いするからだわ、もう小学生だぞ」と僕が止めて、渋々母親はどきました。

この時に「ああ、これは嫌われるわ」と無駄に確信しました。

小学生ってやっぱり大人ぶりたい年頃なんですよね。だから大人の真似をしたいし、子供扱いされるのを嫌がります。

そもそも自立を既に始めている年齢ですし、僕も日頃から「大人になるって事は一人でやれるようになるってことだから、やれることは全部自分でやろうね」って言い聞かせてますから。

まさにこれは、娘が普段から自分でやってる手洗いごときを「ばあちゃんがやってあげる」って言って子供扱いしたから娘は怒ったわけです。

見てて実際「こりゃ邪魔だわ」って僕も思いましたしね…。でもこういう超絶過保護な親も世の中にはやっぱりおるわけですよ。

僕はこれはただの愛情の押し売りだと思ってます。実際に自分がやられてきたから思うんですけども…。

子供から失敗する権利を奪ってはいけない

もちろん、危険なものを持たせないとか、一人で遠出させないとか、そういう基本的な危険から遠ざけるのは大事だと思います。

でも横で見ながら料理をやらせるとか、小さな包丁を持たせるとか、それぐらいはやれる年頃です。ましてや手を洗うなんて毎日やってることです。

それでも「自分が構って欲しいから」という理由でうちの母親は手を出そうとしていたわけです。

これはただの自分勝手な理由で、子供のことなんて一ミリも考えてないんですよ。

僕は子供には何でも自由にやらせたい。その結果たくさんの失敗をすれば良いんじゃないかと思うんです。

僕は「自分で失敗する権利」をことごとく奪われてきました。

上記した記事でも書いてますが、新しいことをやる度に、聞いてもいないのに親父が一から十まで教えてくれました。

ましてや「僕に貸してみろ!」って言い出して自分で全部やりだす事が頻繁にありました。その結果「実際に自分で考えて行う経験を積むことが出来なかった」んです。

「包丁は危ないから持たせるな」
「走ると危ないから走るな」
「これは難しいから、代わりにやってあげるから」
「これはこうやるんだ!違うそうじゃない!」

って言ってしまうのは、僕は間違っていると思います。やっぱり自分がやらないとわからんと思うんですよ。

少なくとも僕はそこで考える機会を奪われ続けていたと今は思います。なんでも親が勝手にやりたがってやるから、子供は覚えることが出来なかった。

だから僕はそれに気付いてから、何かある度に「自分でやるから」ってずっと言ってました。親父にも、母ちゃんにも(笑)

だから今日娘が「ばあちゃん、邪魔だからどいて」って言ってるの見て「お前その歳で、もうそう思ったのか」とちょっと勝手に感動しました(笑)

やり方を否定して口出しする親は邪魔

ハッキリ言って、今回の例のように何かをやろうとする時に口出しをする親は邪魔だと思います。

僕は何度も両親を邪魔だと思いました。これに関しては親父の方が多かったと思います(笑)

親父は本当に説明したがりで、何でも説明したいから一から十まで全部説明して、更に僕がやろうとしたら「僕にやらせてみろ!」と全部やっちゃう人でした。

だから僕は極力親父に相談しないようにしたんです。だって全部やろうとするんだもん。僕が経験値を積めないからね…。

そのくせに文句ばかりは言う「まぁ~だお前はこんなことも出来んのかぁw」って嬉しそうに言ってきたりする。

アンタが全部やるから試せないんだよ!と、大人になってからは突っ込みました(笑)

勉強法にも口出しし過ぎない

子供に対して「アンタ○○したの!?」って聞くのって、無意味だと思います。

僕はそれを言われれば言われるほどやる気を削がれていたように思います。

ぶっちゃけ、本当にやらないといけないことだと本人が思えば勝手にやりますし、意味を見出せなかったら何を言われてもやりません。

ことあるごとに「アンタ○○やったの!?やりなさい!」的に言いすぎるのもよくないし、監視をするのも良くないです。

冗談抜きで僕はそれをやられて、凄く嫌な気分になりつつも「うるせーからやるか…」って思ったら再び来襲されて「今やろうとしてんだろ!」と文句を言った果てに「どうせやってもやらなくてもうるせーから、それならやめよう」とやめましたから…笑

「やりなさい!」って文句を言うより「どうしてやらないといけないのか」をわかりやすく説明する努力をした方が良いと思います。

僕は説明されてもやりませんでしたが

結局人間やりたいことは積極的にやるけど、やりたくないことは絶対やらないから、無理に押し付けてもお互いに不幸になるだけな気がせんでもないけどね…。

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僕は親に相談はしない

僕は親に相談はしません。だってうちの親は、僕のことをまだ小学生ぐらいのつもりで接しているからです。

何かある度に「アンタ大丈夫なの?」って言って来るし、何かしら手伝おうとしてくる。ハッキリ言って母ちゃんが手伝って来ても邪魔でしかありません。

僕は出来ることならすべてを自分でやりたいタイプです。もちろん、奥さん相手にはそれではいけないと思っているので、任せられるものは任せています。

でも少なくともアドバイスを求めてないのに勝手に何かをして欲しくないんですよ

何故なら僕は僕の好きにしたいからです。

何でも親の色に染められたらたまったもんじゃありません。未だに僕は親と同居しているが故にそういう束縛をされそうになる瞬間があります。

もちろん、本当に困った時は相談はしますよ(したことないけど)。でもお呼びでない時に出て来て欲しくないのです…まさにありがた迷惑です。

自分がそう思うからこそ、僕は子供にそれをしてはいけないと、最近強く思っています。

どうせなら一緒にやれば良いのでは?

例えば僕は、今でも娘に腕立て伏せのやり方とか、スクワットのやり方とか、そういうのを教えたくて仕方ありません(笑)

でもその時に「教えてやるからやれ」とは言いません。

まず自分が勝手にやって、娘が食いついてくるのを待つか「一緒に遊ばない?」ってノリで聞くようにします。

何かを教えたい時は、如何に上手く食いつかせるかが大事です…!笑

子供に構って欲しい時、何かを教えたい時、そういう時は「一緒に遊ぼうよ~」って言うのが一番だと僕は思います。

僕は「親のプライド」なんてクソの役にも立たないと思っています。子供に負けたふりをするのも「パパと遊んでよ~」って言うのも、別に恥だとは思いません。

遊んで欲しい人に「遊んで」って言うのは当然のことなので、変に「手伝ってあげるよ~」って含みのある言葉を使って子供に近寄りたくはありません。

自分がそれをされるのが嫌だったからです。

僕が親父とよく行動を共にしたのは「一緒に海に行かないか」「ボウリング行かないか」ってストレートに誘われることが多かったからです。

そして僕が「えー今疲れてるから無理だわぁ」とか言うと、親父が本気で寂しそうに「でろりん…冷たくなったな…昔はあんなに優しかったのに…(´・ω・`)」と言ったりしてたので、それで一緒に行ってましたからね!笑

僕は子供にボールを一緒に蹴って欲しい時は「サッカーボール蹴りたいから付き合ってよ~」って素直に言ってます。大体「もぉ~しょうがないなぁw」と言って付き合ってくれます!笑

子供にうざがられる親の特徴

あくまで僕の意見でしかありませんが、少なくとも僕が「うざい」って思う瞬間はこんな感じ。

  • やることに口を出してくる
  • 勝手にアドバイスをしようとしてくる
  • 何もわからんのに偉そうに指摘してくる
  • いつまでも子供扱いをして下に見ようとする ※自分のプライドが一番大事なのが目に見える

とりあえず一番やっちゃいけないって思うのは「子供を見てない親」ですよね…。

親の行動に対して、子供が怒っているのを見て「学校で嫌なことがあったの?」「いじめられてるの?」って言い出す親も本当にいます。

これって子供を見てないんですよね。しかも「自分の行動が子供にとってストレスになっている」ってことに気付けてないんです…。

いつまでも子供は幼児の頃のままで、一人の人間として意思がないかのように思っているんでしょう。

子供も一人の人間なので、何かしら不満を持つことはある。どれが正解かは本人に聞かないとわかりませんが、特に思春期は過干渉を嫌がる傾向は強いです。

口出しをするのはもちろん、それにイラついてるのに「外で何かあったの?」としつこく聞くのは逆効果なことは覚えておいた方が良いです。

そういう子にとっては「家(親)こそがストレス」となっている可能性もありますから。

子供に相談してもらうために

子供をあまり放置しすぎると心配なのはわかります。

もし、子供が悩みを抱えていたりした時、僕だって出来れば言って欲しいです。僕じゃなくても奥さんには伝えて欲しいところ。

そういう時のために「困ったらパパかママのどっちかには言えよ」ってことだけは言っておきたい所です。

でもそれ以上に、相談してもらうには信頼関係を築くことが必要ですよね。

困ったことを相談するのって、やっぱり信頼してる人にじゃないと出来ません。尊敬できない相手、信頼できない相手に相談なんてできないですよね。

子供に相談してもらうためには信頼関係を築く必要があります。そのためにはやっぱり本当の意味で子供を見ていないとダメだと思うんです。

勉強してるのかどうか監視したり、やることなすことに口出しばかりをして、子供にうざがられていたら相談なんてしてもらえません。

こればっかりは「子供を一人の人間としてちゃんと見て対話しましょう」としか言えない。

僕も親父を信頼できなくなった時、そしてそれを告げた際にはとことん話し合って、そこで和解しましたから。

結局親は子供をちゃんと見て、子供が何を嫌がっているのか、どこを不満に思っているのか、そこを話し合って修正する努力をしないといけないって思います。

もちろん、子供にも同じ話をしないといけませんが、基本的にはこの点は年長者が折れないといけない部分が多いとは僕は思います。

子供がそう簡単に自身をコントロール出来たらそれはそれで怖いですしね…笑

口出しは控えめに過干渉はやめよう

結局子供に過剰に口出しをしても全部逆効果だと僕は思います。

何事もほどほどが一番ですよね。

だからあまり子供に干渉しすぎるのも、子供にやり方を説明するのも、子供にやり方を押し付けるのも、○○しなさい!と文句を言うのも、僕は良いことだとは思いません。

親なんて思春期の子供に邪魔者扱いされるものだとは思いますが、あまり過干渉になり過ぎないようにしたいとは常に思ってます。

正直な話、僕は子供の人生は子供のものだと思っているので、とりあえず凶悪犯罪者にさえならなければ、好きにしていただいて良いと思ってます…。

とりあえずやる気出して動いてるのに、やり方に口を出してモチベーションを落とそうとするのはやめてあげてくださいまし…。