里帰り出産は男に父親になる実感を与えず育児から遠ざける?

投稿日:2016年1月17日 更新日: 1,816 views

里帰り出産

日本では「里帰り出産」と言うものが存在します。この里帰り出産ですが、僕は実は否定派です。

どうして里帰り出産を否定するのかと言うと「男性側に父親の自覚が芽生えない」からです。

今回はその理由について書いておきたい。これは僕の経験から感じる事です。

里帰り出産は父親の自覚が芽生えづらいので微妙って話です。

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里帰り出産をする理由

出産は女性にかなりの負担をかける、命をかけた一大イベントです。

母体にストレスをかければかけるほど良くない。だから実家に戻って、実母に身の回りの世話をしてもらったりして出産をするものです。

そして出産後の身の回りの世話も、実母が負担をするというものです。

これは母体の事を考えた合理的なシステムで、母体へ少しでも負担をかけないために必要なものでもあるとは思います。

里帰り出産のメリット

里帰り出産をする最大のメリットは、子育ての大先輩である実母が身近にいるという点です。

また実家にいる事で、母体がリラックス出来る点も大きいでしょう。

出産はどうしても母体に心身ともに負担をかけます。そこで一番母親がリラックス出来る「実家」に戻る事で安心して出産に臨めると言うのが最大のメリットになります。

夫側の実家にいてはどうしても気が休まる暇がありません。実の親にだからこそ言える事もあり、わがままも言いやすく、辛い時に「体調が悪い」と気軽に休めるのもメリットです。

あらゆる点で母体に好影響を与える事が出来ます。母体の事を考えると、一番理想的な出産方法だと言えます。

あらゆる心配を取り除いてくれる

大先輩である実母がそばにいる事から、初めての出産時には特に安心を与えてくれます。

里帰り出産をする人は多く、たくさんの人が実家に帰って出産をしていると聞きます。

実際僕の奥さんも実家で産むかどうか迷っていました。ですが最終的には実家には帰らず、今僕と住んでいる家の近くで産む事を選択しました。

里帰り出産が夫側に与えるデメリット

里帰り出産は上記した通り、初めての出産時に様々なメリットを与えてくれます。

ですが旦那側にはたくさんのデメリットを産む事を僕は経験から実感しています。そのデメリットについてを書いておきたいと思います。

父親になった実感が湧かない

昔から言われている事ですが、男性は父親になった実感を持ちづらいです。

「妊娠した」と言われても、僕の体には何の変化もありません。子供のエコー写真を見せられても、いまいち実感が湧きません。

日々大きくなる奥さんのお腹を見ていると「おお、凄いな」とは思っていたものの「自分の子供だ」と実感する事は出来ませんでした。

では僕が父親になった実感を得たのはいつでしょうか?子供が生まれた瞬間でしょうか?違います。

生まれたばかりの子供の世話をしている時です。

その時まで「僕がこの子の父親なんだ」「僕が世話をするんだ」と言う実感を持つ事は実は出来ませんでした。これが今回僕が声を大にして言いたい事です。

夫側が父親になった事を実感する瞬間は遅い

里帰り出産をして、子供が生まれる直前から産まれて一ヶ月後まで父親から離れてしまうと、男からすると全く実感を持てないと思うのです。

僕が里帰り出産をあまりオススメ出来ないのはこれです。子供が生まれた瞬間を見ても、まだ父親から見れば他人事であると言う事です。

女性は妊娠して大きくなるお腹を見て、母親になる実感を得ると思います。ですが男性はそうではないのです。

あくまで子供の世話をして初めて実感をする。その事を考えると、里帰り出産をして一ヶ月以上、妻と子供と離れるのは得策ではないと僕は思います。

一緒にいる間に芽生えた親になる自覚

僕はずっと奥さんと一緒にいました。その奥さんといる間に僕は父親になる準備を進めていました。

お風呂の入れ方を考えたり、おむつの変え方やミルクの作り方もバッチリ覚えてました。

出産時の事もネットで調べて勉強してました。毎日仕事に追われて夜中まで残業する毎日で、病院の勉強会に参加出来なかった分、夜中までネットで調べていました。

今考えるとかなり気負っていたと思います。自分が父親になる事に興奮してましたし、やる気に満ち溢れていました。

ガンガン育児を手伝おうと、奥さんより子供を上手くあやしてみせようと、僕は父親になる自覚を持とうと必死でした。

そして子供が産まれて奥さんが入院しました。僕はその間も全く休めず、病院に泊まりに行きたくてもいけず、子供の顔を全く見れませんでした。

奥さんが退院する直前にようやく泊まりに行けて、そこで子供の顔を見て初めて一緒に時間を過ごせました。あの時の嬉しさは忘れられません。

里帰りされると旦那は独身状態に戻る

僕の奥さんも、子供を産んだ後に一度実家に帰っています。その時に僕は本当に寂しく思いました。

待ち望んだ子供が産まれても、自分はその最初の一ヶ月に立ち会う事が出来ない。

家に帰っても奥さんも子供もいない…それは正直辛かったんです。

あれだけ必死に覚えてきたミルクの作り方やおむつの替え方は無駄になってしまいました。一ヶ月近くは実家でゆっくりすると言う話でした。

僕はその数日で頭の中がリセットされてしまいそうになりました。

奥さんが入院している間も仕事ばかりで一人で常に過ごし、退院してからも僕は結局一人で過ごして子供と接していません。

奥さんは子供の画像を僕に送ってくれますが、どこか遠い世界の出来事のようでした。だって僕は全く関わっていないのですから。

たぶんこの期間が長ければ長い程、旦那は父親としての自覚を失うと僕は経験したからこそ本当に思います。

我が家の場合は、奥さんが「実家の方が気を使うし、一緒にいれない方が辛いから帰るわ」と、まさかの3日程度で帰宅したので良かったんだと思います。

奥さんが帰宅してからは、僕は大喜びで育児に参加して、家にいる間はずっと僕が面倒見てましたからね…夜中のミルクも全部僕がやっていたぐらいです。

この時期がなかったら、僕は今以上に子供の面倒を見ない父親になっていただろうと本当に思うんです。

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夫だけ育児に遅れて参加すると疎外感がある

僕が育児に積極的になれた大きな理由は「最初から自分も参加していたから」でした。

最初から同じように参加していたので「この子はこれをすると喜ぶ」「これをすると嫌がる」を夫婦で同じぐらい共有する事ができていたんです。

特に最初の一ヶ月は「ミルクはどれぐらい飲むか」「おむつのサインは何か?」「お腹が空いたサインは何か?」それを把握する時期になります。

夫婦二人で一緒に世話をしていた事で、そのサインを僕は奥さんと同じぐらい認識していました。

上から目線で怒られると嫌になる

これがもし、一緒にやっていなかったらどうでしょうか?

もし赤ちゃんが泣いてる時に「おむつかな?ミルクかな?」と迷っている時に「こういう時はミルクだよ!いい加減わかってよ!」って奥さんにもし怒られたりしたら?

奥さんの方が子供と接する時間は長く、最初の一ヶ月が抜けている旦那さんはその「子供からのサイン」が読み取れません。

ここで全部わかっている奥さんと、何もわからない自分との差が生じるのです。

凄い疎外感だと思います。自分の子供なのに、自分の子供ではないかのように思えるのではないでしょうか?自分には関係のない生物に思えてしまいそうです。

僕達は常に「どっちだと思う?」とお互いに「これはミルクだろ」「これはおむつだ」と言い張って、どちらが理解しているかというよくわからん勝負をしていました。

泣いた時にどちらが上手くあやせるかも勝負していました。それも同じ時間を共に過ごしたからやりやすかった事なのではないかと思うのです。

最初に出来た溝を埋められるかどうか

最初に離れていて、旦那さんが育児への理解が遅れていても、奥さんが優しく伝えてくれるなら問題はないと思います。

ただ産後はメンタルがちょっとおかしくなり、不安定になります。僕の奥さんも産後鬱は経験しているのでよくわかります。

その状態で旦那さんへその気配りが出来るかどうか、自分に比べて育児が下手な旦那を見て怒ってしまったら、恐らく旦那さんはますます育児に消極的になるでしょう。

これが僕が思う「里帰り出産のデメリット」です。

親が家に来るぐらいの方が良い

母体が大変なのはわかります。ですが僕はそれからの夫婦や家庭の事、何より子供の事を考えた時に「妻の母親が面倒を見に来る方が良い」と思います。

僕の家の場合は、僕の母親が同居しているので、奥さんが動けない間は母親が家事をしてくれていました。それでも良かったと思うのです。

今考えるとうちの奥さんはかなり早い内から家事やってましたけど…笑

旦那や親が我慢しよう

繰り返しますが出産では母体に負担をかけないようにした方が良いとは思います。

ましてや夫婦の家に親がしばらく同居するのは嫌な事も多いとは思いますが、それでも僕はその方が良いと思うんです。

気を使うべきは旦那と、妻の母親ですね。出来れば母体に負担はかけない、ストレスをかけない方向でやった方が良いとは思います。

その上で夫婦の家に親が泊まりに行って、娘(母体 )を労ってあげる方が良いと僕は思います。

一番大事なのは子供と今後の事

もちろん命に関わる大作業だからこそ、母体を労るのは当然です。可能な限り母体の心身共にストレスを与えないようにするべきでしょう。

ですが僕がもう一つ大事にして欲しいのが、やはり夫側に父親としての自覚を持たせる事なんですよね。

出産後にも一緒にいる事で、夫側も「こんなに消耗して子供を産んでくれたんだ」と実感する事になります。

僕自身が一緒にいる事でそれを実感しましたから

また立ち会い出産で見ていた事もあり、僕は「ここからは僕が頑張ろう」と子供の世話をしていたので、立ち会いをするのも大事だとは思います。

その事に関しては過去にも記事にしています。

男にも親になる実感を与えよう

女性は親になる実感を得やすいものですが男性はそうもいきません。

ましてや一人でいる時間が長ければ長いほどこの実感は得づらいでしょう。

僕は出産後の事を考えると里帰り出産はデメリットの方が大きいと思います。

それよりも少しでも一緒にいる事で親になる実感を与える事が出産後の事を考えても楽になるのではないでしょうか?

やっぱり空白の期間は与えない方が僕は良いと思いますよ。

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