夫婦喧嘩の「離婚を招く会話のパターン」などをまとめてみた

怒ってる人

夫婦喧嘩のよくパターンで「泥沼化する会話」というものをまとめておきたいと思います。

どのようなものかと言うと、それは相手へのリスペクトがなく、ただの人格攻撃に終始した場合…と言うものです。

喧嘩をした際に相手の人格や尊厳を踏みにじるような事を言っていては、お互いの関係は悪化する一方になるので気をつけましょう。

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もくじ

悪い夫婦喧嘩のパターン

簡単にサクッと悪い夫婦喧嘩のパターンについてちょっと紹介しておきたいと思います。

このパターンに入ると悪いパターンです。

  • 「何故お前はいつもそうなんだ!」と相手の人格批判を行う
  • 相手が非を認めるまで徹底して文句を言う
  • 非を認めるのが嫌なので徹底して守りに入る
  • 相手を徹底的に見下し始める
  • 相手が常に怒るので無視を始める(喧嘩をしたくないから)
  • 無視され続けた方が今度は存在そのものを否定された気分になる

これらのパターンについてちょっとづつ紹介したいと思います。

相手の人格批判を行う

これが喧嘩がこじれる理由のダントツナンバーワンだと思います。

喧嘩は基本的に些細な事から始まるんですが「そういうのはやめてよ」と指摘された相手が、非を全く認めずそこでヒートアップし過ぎた結果行われます。

人格批判は「アンタなんか○○も出来ないでしょ!」「お前だって○○が下手なくせに!」的な、相手の出来ない点などを批判し始めます。

これまた例を出しておきます。

  • 料理が下手だと罵倒する
  • 給料が低いと罵倒する
  • 夜の生活が下手だと罵倒する
  • 身体的特徴を馬鹿にする

これらのものです。これらは本来は直しようがない部分だったり、既に「それでも良い」と認めて一緒にいたものだったはずです。

また目的が「相手を傷つける事」にすり替わっているので、徹底して相手を攻撃して傷つけるのです。その結果「その場だけの喧嘩」から「一生尾を引く傷をつける」事になるのです。

身体的特徴や自分の欠点を馬鹿にしてきた人を信頼出来ますか?そんな人に自分の弱さを見せられますか?

この「相手の人格攻撃をする」時点で、その人はもう信頼を完全に失ってしまうのです。

相手が非を認めるまで文句を言い続ける

これもまた喧嘩を行う理由や目的を間違えてしまっているパターンです。

相手がひたすら非を認めるまで徹底して文句を言い続ける事によって、逆に相手が意固地になって全く認めなくなります。

そこでストップが出来ればまだ良いんですが、ストップできずに人格攻撃を開始するのがほとんどです。

「相手が非を認めるまで追求する」気持ちでいるので、言われた側が「ごめんね」と言うまでひたすら攻撃し続けるわけです。

それでは自分から夫婦関係を壊そうしているようなものです。

徹底して守りに入る

これは追求された側がよく行うパターンで、どれだけ自分が悪くても「いやそれは~」と言い訳をしてひたすら守りに入るパターンです。

徹底して守りに入るので、何を言われても非を認めません。これも最終的に相手が人格攻撃を開始してくるパターンで、それを誘発する事になります。

相手を徹底的に見下す

これは末期に入ってきている状態です。

徹底して文句を言い、相手が非を認めず人格攻撃を開始した末に行われるものです。

人格攻撃を更に悪化させたもので、常に人格攻撃をしているような状態にあたります。

常に相手を見下し、何をしても認める事はありません。

料理を馬鹿にし、給料を馬鹿にし、器量のなさを馬鹿にし、やること総てに文句をつけている状況ですね。

ここまで来たら相手はほとんど追いつめられているので、離婚一歩手前か自殺一歩手前になる可能性もあります。

人格攻撃は相手に「死ね」と言っているようなものですから。それを最も身近な他人である配偶者が言うのは、それだけ追い詰める事になります。

無視を始める

これもまた完全に末期状態です。

相手が常に怒って来るので相手をするのが嫌になって無視を始めている状態です。

これは実は喧嘩をしたくないから無視をしているんですが、更に末期症状に進める事になります。

それは無視をされた相手が存在そのものを否定された気分になるからです。

何を言っても無視をされるので、自分の主張すら聞いてもらえない事になります。

喧嘩をお互いに続けた結果そうなるわけなんですが、この無視をされた方の精神的ダメージはかなりのものです。

家の中での会話がなくなるわけなので、家の中にいても苦痛でしかなくなります。

だからここまで来ると末期だと思いますし、離婚に繋がる夫婦喧嘩になるんじゃないでしょうか?

良い夫婦喧嘩のパターン

では逆に良い夫婦喧嘩の例を紹介したいと思います。

「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」とは言いますが、結局はやり方と終わり方だと僕は思います。

  • 喧嘩の目的をハッキリする
  • 最後はお互いに非を認める
  • 結論を出してから止める

良い喧嘩についてはコレぐらいの例で十分だと思います。では内容についても書いていきます。

喧嘩の目的をハッキリする

これについては上記した通り、喧嘩の目的がハッキリしていないと喧嘩の最終目的がズレてしまうからです。

「嫌な所を治してもらいたくて喧嘩をする」のか?「相手を傷つけたくて喧嘩をする」のか?

これによって主旨が大きく異なるはずです。夫婦喧嘩は本来は「嫌な所を治して欲しくて」行うはずです。傷つけるのが目的ではないはずです。

自分が怒っている側だとしても、怒られている側だとしてもそれを意識しなくてはいけません。

お互いが「何故怒っているのか」「何故喧嘩をしているのか」意識してないと、結局片方は「傷つけるために」喧嘩をしていて「自分を守るために」喧嘩をするようになります。

そうなると喧嘩をする意味がない、ただの傷つけ合いは不毛です。そんな事を夫婦でするぐらいなら離婚をした方が良いと僕は思います。

お互いに非を認める

「こういうのはやめて欲しい」と言われた際に「じゃあ言わせてもらうけどそっちは~」って言い返すから喧嘩が発生します。

そこで無駄に貼り合わないで「ごめん、これから気をつけるね」と言えば実は喧嘩にならないんです。

そこで注意をした方も「こっちも気を悪くさせてごめんね」と言えれば、お互いに謝り合って笑顔で終わる事が出来ます。

夫婦喧嘩の終わらせ方としてはこれが一番ベターだと思います。夫婦喧嘩に限らず、喧嘩の終わらせ方ですかね。

結論を出してから終わる

上記したものと近い内容になりますが、中途半端になって終わるのが一番良くないです。

中途半端にお互いに言い合った末に「もういいよ」で終わると、結局お互いにわだかまりを残したまま終わってモヤモヤします。

喧嘩の時に吐き出した感情は相手に突き刺さったまま抜ける事はありません。

その事を意識しておくと良いと思います。最低限ある程度譲歩した形で終わるのが一番ベターだと僕は思います。

これらについては過去にもまとめているので良かったらこちらも参考にしてみて下さい。

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夫婦喧嘩での会話パターンの例

ここからは会話パターンで適当に例を出してみたいと思います。

オブラートに表現するとあまりにもリアリティに欠くのでこのように設定して書いておきます。

  • 旦那さんが奥さんに注意をする
  • 料理についてのお願いを開始
  • それに奥さんがキレる
  • 左が旦那さん、右が奥さん

奥さんが悪者になってしまっていますが、そこはあくまで例なので気にしないで下さい…笑

悪い夫婦喧嘩の例

この料理さ、もうちょっと味が濃い方が嬉しい

え?なんで?

僕が濃い味が好きだから、知ってるだろ?

ハイハイどうせ不味かったんでしょ

そうは言ってないだろ

じゃあ文句言わずに食べなさいよ!要らないなら食べるな!

………

何よ!文句があるならハッキリ言え!

これが最悪な喧嘩の例ですよね。ぶっちゃけると僕の親がこういう喧嘩をよく(以下略)

これは奥さんが自分を守ってひたすら自分の正当性を主張しようとする例で、旦那さんの主張に耳を一切貸していませんよね。

または全部感情的になって理屈も全部ふっ飛ばしてます「文句を言うな」と言うから旦那さんがもう喧嘩をしたくないから黙ると「文句があるなら言え!」と言い出す。理屈もへったくれもない状況です。

これがダメな喧嘩の例です。同じ主題で良い喧嘩の例も出します。

良い夫婦喧嘩の例

この料理さ、もうちょっと味が濃い方が嬉しい

え?なんで?

僕が濃い味が好きだから、知ってるだろ?

そう?じゃあ次からはもうちょっと濃くしてみるね

ごめんなワガママ言って

良いよ、次から気をつけるね

ありがと

いえいえ

喧嘩にすらなってなかった…笑

この場合、旦那さんの不満を奥さんが受け止めて「次から気をつけるね」と優しく返してあげる事で、旦那さんが「言い方がちょっときつかったかな?」と気付き「ワガママ言ってごめんな」と謝ってるわけで、そこで喧嘩を未然に防いでいます。

一歩間違えたら喧嘩になりかねない「料理への注文」ですが、それもこのようにサラリとかわる事も出来るわけです。

ただこれ、本当に次に作る時に味付けを変えないと「前に言ったじゃん!」って文句を言われかねないので、そこは気をつけましょう。

一瞬の怒りの感情を抑えられるかどうか

夫婦喧嘩が発生するかどうかは、その一瞬の感情を抑えられるかどうかに総てかかっていると僕は思います。

イラッとした瞬間に「何だよ!」って怒ればもう夫婦喧嘩に繋がってしまいます。

ですがそこでちょっと我慢してよけいな一言さえ発しなければ夫婦喧嘩にならずに、ただの「要望を伝えた」「要望を受け取った」だけで終了します。

仮に上記した悪い夫婦喧嘩の例で続きを書いてどんどん感情をぶちまけると、悪い例がどんどん出てきます。

感情をぶちまけた例

そんなに怒るなよ!ちょっと変えてくれって言っただけだろ!

アンタが先に言い出したんだ!アンタが悪い!人の料理にケチばーっか!毎日文句ばーっか!

そんなに言ってないだろ、落ち着けよ

アンタは言ってる!毎日言ってる!私の料理に文句ばっか!自分は仕事するだけで家事もしないくせに!

今はそれは関係ないだろ

関係あるわ!なんで私が文句を言われないといけないんだ!

もう良いから黙って食えよ、子供も見てるだろ

だから!アンタが言ってきたんでしょ!

という感じの夫婦喧嘩を僕は日常的に見て育っ(以下略)

感情的にぶちまけているとこういう夫婦喧嘩になってしまうわけです。

一瞬のいらだちを抑えれば喧嘩にはならない

実に単純な話ですが、一瞬の苛立ちを抑える事が出来れば喧嘩にはなりません。今回の例の違いが総てだと僕は思います。

これは僕が実際に親の喧嘩を見て学んだ事を、自分達で実践しているに過ぎません。

僕はあくまで数百~数千回も目の前で喧嘩をされてきたので「このパターンは不毛」「このパターンならこうした方が良い」と頭に入っているから出来る事なのかも知れません。

そうなると喧嘩をした事がほとんどない人にはこういう対処をするのは難しいかも知れませんね…。

ただ上記したように「喧嘩をする目的がズレる」と相手を傷つけるだけのしょうもない夫婦喧嘩になりかねないので、そこだけは気をつけた方が良いと思って今回の記事を書きました。

そこだけは本当に気をつけてあげてください。本当に不毛なので…。

夫婦喧嘩をただのお互いの傷つけ合いにするのではなく、関係を修正する良いものにする努力がお互いに必要だと思います。片方だけが我慢してもいけませんし、お互いに相手への敬意を忘れないようにする事が夫婦円満への道でしょう。