子どもは適度に放置した方が良い
子どもが5歳になって、そろそろ「教育とはなんぞや」を思うようになってきて、昨夜奥さんと話し合った結果についてちょっと勝手にまとめたいと思います。
結局我が夫婦が導き出した結論は「子どもに口出しするのがそもそもNGだ」ってものでした。
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もくじ
やる前から否定する親はまずアウト
子どもの頃によくある会話の一つをご紹介したい。
子「◯◯やってみたい!」
親「お前に出来るわけねぇだろ」
話が終わってしもうたがじゃ…
この時点で子どもは「積極性」「自分で選択する意思」「将来性」全てを否定された事になります。こういう事をしていると「えー僕なんかやっても無理だし」と言うクソみたいな思考を持つ大人になりかねません。
すいませんそれ僕の事です
マジで思ってた…何やる度に「お前は無理だわ」「やめておきなさい」を常に言われた結果、何をするにも「無理かも」「ダメかも」「危ないかも」しか考えなくなってしまった。やる前から既に結果を予想して足踏みするんです。
これは完全にアウトだなぁと僕は思いました。
代替案を勝手に掲示する親
例えば「Aのお菓子が欲しい!」と言った子どもに対して「Bの方が安くて沢山入ってるよ」「Cの方が美味しいよ」「本当にAで良いの?」って確認しだす親。
これはうちの奥さんがそうだったんですが、これもアウトだと思います。もちろんこれも子どもの事を思って言ってるんですが、僕は毎回「本人が良いって言ってんだから好きにさせろよw」と突っ込んでます。
「何でもかんでも自分でやらないとわからない」これが30歳になった時点での僕の結論なんですが、例えばこれが「1億円投資しようと思うんだ!」って話なら「ちょっと待て!」と言いたくもなりますが、数百円のお菓子を買うだけの決断は例えミスをしてもそこまで痛くありません。
間違ったチョイスをする事も人生の中では非常に大事で「あー間違えたなー」って自分で経験するからこそ「次はもうちょっと考えて選ぼう」って思うわけです。この貴重な失敗体験を親が奪ってはいけない。だから必ず「間違ってても敢えて進ませる」と言う判断も親には必要だと僕は思うのです。
親が失敗するってわかってても、子どもがわかってなかったら意味がないって思いませんか?
失敗する経験って、成功する経験以上に大事だと思いますよ。
スポンサードリンク先に全部説明しちゃう親もダメ
僕もそうだし僕の親父が完全にこれだったんですが、やろうとするとぜーんぶ先にやって説明しちゃう親がいるんですよね。
これも完全に子どもの考える力を削ぎますよね…僕が昔よくやられたのは、何かをやろうとしたら親父が大声で叫んで止めてくるんですよ。
「違う違う!そーじゃない!こーやって!こーやって!こうだ!わかったか?」
と言って終わり、僕は自分でやれる事はなく親が全部やって終わっちゃうんです。それで次やる機会があったら「前言ったろ!こーやって!こーやって!こうだ!」とまた全部やっちゃう、そりゃ上達するわけないよね。
僕もこれをやりがちなんですよね…見本を見せようと思って「こうすると良いよ」って先に答えを見せようとしちゃう、それじゃ本人は考える余地もないし、考える楽しみも気付かず終わってしまう。
子どもになんか好きに遊ばせれば良いのに「これはこうやって遊ぶんだ」と勝手に大人の価値観で遊び方を限定して教えるのもどうかなーって最近本当に思いますわ。
どっしり構えて見ている親が正解だと思う
子どもの頃から本当に思っていたのは「チャレンジさせて欲しい」と言う点だった「こっちの方が良いんじゃないか?」って言ってくる親にも「お前には無理だ」って言ってくる親にも僕はうんざりしてた。
もちろん最後には親が尻拭いをしなくてはいけないのかも知れませんが「責任者」の仕事なんて基本尻拭いだけなんですよね…子どもが馬鹿やりゃ謝るのは親なのが当然でして、それって仕事でも一緒じゃないですか。そんなもんですよ。
もちろん怪我をしないかどうかとか、さすがにヤバイ所に行かないようにとか見ておく事は大事ですが、基本的には放置して遠くから眺めておくぐらいで良いと僕は思います。
そう思ってからは僕は本当に基本的に放置するようにしてます。だっていずれは子どもは一人で行動するんだから、小さいうちから一人で行動出来るようにして何の損も無いって思いますしね。
そもそも最初に構いすぎてうちの子は自主性や積極性が育てられなかったんでね…「子どもが自分からやろうとしてくれない」って人は、基本的に小さうちに構い過ぎたんだと思いますよ。
もちろん適度に褒めたり「これができたらこんな良い事があるよ」ってモチベーションをコントロールする事は大事だと思いますが、基本的にやろうとしている事を親のエゴで止めたり、やり方を過剰に説明しようとするのは悪だと本当に思います。