子供に積極的にお手伝いをしてもらう方法…お小遣い報酬型制度にしたら色々やってくれるようになりました

お手伝い

あまりお手伝いをしてくれなかったうちの子供が最近凄く積極的にお手伝いをしてくれるようになりました。

ってわけで今回はこの「子供にお手伝いを自発的にしてもらうための仕組み」について紹介します。本当は「仕組みと効果」とドヤ顔したいんですが、効果については数年後にしか答え合わせができないので…(笑)

ただこれは僕の経験から来ている制度なので、僕のような考え方になる可能性はあるので…効果もあるとは思いたい。

うちの娘が積極的にお手伝いをしてくれるようになった理由はシンプルで、お手伝いによるお給料制度を導入したからです。

この制度を導入してから、それまで全くお手伝いに乗り気じゃなかった娘が自分からガンガンやってくれるようになりました。

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もくじ

1回お手伝いをしたら10円制度

我が家では既に全員がスマートフォンを持っています。そして全員がAndroidなのでGoogleアカウントを持っています。

これでスプレッドシートを利用して「お手伝い表」を作成します。

お手伝い表
大雑把にこうやって作っておきます。後は数字を入れるだけ、1つのお手伝いにつき○円と決めておけばOKです。我が家は10円にしてあります。

ちなみにこれ、夫婦は編集も可能な権限を与えてますが、娘には「閲覧のみ」という権限にして共有してあるので、娘が不正する事は出来なくしてあります。

これは要するに報酬型と言うべきか「やったらやった分だけお金が入る」と言う制度です。この制度の狙いはいくつかありまして、それについて長ったらしく説明したいと思います。

またこの説明は子供にもしてあります。

仕事を通してお金の価値と投資を覚えてもらう

僕はこれを「仕事を手伝う」と表現しています。お小遣い、お駄賃、お手伝いという単語を使っていません。それはつまり「お前も仕事をしているのだ」と言う意識付けであり、大人扱いでもあります。

時間を投資してもらう

経営者目線であくまで話をしているのでこの話もしてあります。

子供に時間を投資してもらうのです。

本当は遊びたい、ゲームをしたい、ダラダラしたい、その時間を親に投資してもらう。その時間で料理のお手伝いや配膳をしてもらいます。これが表にある「食事前」のお手伝い。

その対価として10円をもらう事が出来る。これは大人なら誰もがやっている事ですよね。アルバイトでも同じです、時間を投資して時間給をもらっている。これがちょっとグレードが落ちているだけの話です。

「君は僕等に時間を投資して対価としてお金をもらうのだ」と言う事を強調してあります。

最大値と最小値を説明する事でやる気を促す

お手伝いの項目は無限に増やせます。これは本人にも言ってあって「これも手伝う」って言ってくれれば増やしていくと。

現状で既に6つあります。ですが洗車とごみ捨ては毎日は絶対無理なので、毎日やれるのは4つ、大雑把に言うとMAXで4×30で1,200円は一ヶ月のお小遣いでもらえる計算です。

実はこれは事前に「月のお小遣いは500円からかなー」って話していた事によって「こっちの方が多いじゃん!」と思わせると言う、ちょいとした営業テクニックも使ってあります(笑)

当初4つだったお手伝い項目が6つに増えた事によって、もっと金額を増やす事が出来る。これも子供にモチベーションを与えています。

むしろ子供の方から「もっと手伝える事はないのか!?」と探す事になっています。これは実は社会人になってからも必要な要素で、今のうちに養っておいて損はないのです。

もちろん「ただし、やらなければお小遣いは0円だからな」という話もしてあります。これもやる気を上げている理由の一つです。

最終的には資産運用もやらせる

何歳から、どのような形でやらせるかは考えてませんが、まぁ法律に触れない程度に資産運用もやらせるつもりでいます。

この「一つ10円」って単価も、本人の成果や頻度によって上げるつもりでいます。俗に言うお給料アップですね。

ちゃんとやるならお金は支払う、そして真面目にやればお金が増えるという概念も覚えてもらいます。

要するにもう社会に出る準備をしてもらうという事です。

この報酬型を選択しているには理由があります。僕自身が親の仕事を手伝って育ったからです。

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子供の頃から仕事への意識を養うのも狙い

親父が自営業者で、僕はよく現場にも連れて行かれました。今考えると良くない事でしたが…まぁ昔の話なので…(笑)

そこで僕は肉体労働をよく手伝わされました。材料運びをメインに、掃除などもよくやりましたね。

そこで僕は子供ながら「大人が働く職場」に混ざって作業をしてきました。もちろん子供なので周囲の人は僕に対して甘く見てはくれていましたが、悪い事をすれば当然ぶん殴られますし…(笑)

また親父と仕事をしていた社員の人にも沢山可愛がられ、怒られました。そこで僕は最低限の基礎を学生のうちに身につける事は出来ていたのです。

考えて動く事を覚えた

僕はそこで散々怒られまして、ボーッとしてたら当然怒られるので「やることねーなら自分で探せ!」って散々言われました。掃除に終わりはないし、何かしらは絶対やる事があると(笑)

だからぼーっとするのは許されませんし、何より「みんなを見て先読みして動け!」と散々言われました。

一日では絶対不可能ですが、何日も行けば行動パターンが見えてきますし、作業工程が見えてきます。となると「あ、次はこれが必要だ」と、必要な道具まで先読みして準備する事が出来ます。

僕はそれらを小学生の頃からやらされてました。だから職場に行くとまず作業パターンを見る癖が既についてました。だからどこに行っても「よく見ている」「気が利く」って事を僕は言われました。

それは子供の頃に親父の職場で叩き込まれたからです。なんだかんだ大人になった時に、それが理由で色々な人に高評価されたので助かりました。

この常に考えて先読みして動く事は人生でかなり役に立つので、とりあえず自分の手元にいる間に教えておきたいのです。

これは男女関係なく、人に好かれるために必要な事だからです。

ちなみにこれ、普段は全く僕もやりませんけどね…妻の実家に行った際など、必要な場のみ発揮しております…(笑)

自分から動き考える力を養わせたい

僕はお手伝い表を作った際に「好きに追加して良い」「やれる事はやって良い」「ただしやる時はパパかママに見せて証拠を残しなさい」と伝えてあります。

これはつまり「自分で仕事を作って良いよ」「ただ真面目にやった証拠だけはわかるように残してね」「不正したら罰ゲーム!」って事です(笑)

お給料を増やしたいなら自分で仕事を作り、自分で作業を増やしてねって話です。これは普通に会社で務めていても同じ事が求められるものでしょう。

…………たぶん………(笑)

適当にやっても報酬は支払わない

さすがに親父に連れて行かれば現場環境ほどの厳しさを出す気はありません(笑)

ですが最低限の厳しさは子供にも発揮してまして、要するに「手抜きしたら報酬は無し」です。

もちろん手伝いをする際には見てますし、特に掃除関係は僕がうるさいので…ハウスダストアレルギー持ちですしね僕が。

これらは娘にも当然伝えてあります「お金欲しさに適当にやってもお給料に追加はされませんよ!」と(笑)

あくまで「お手伝い」ではなく「お仕事」として意識してもらう事で、最低限の意識を持ってもらうようにしてます。

お金を使いだしたタイミングで導入しよう

ただこの「報酬型お手伝い」ですが、子供がお金を使いだしたタイミングでないと意味がありません。

実はうちの娘はこれまでお金に執着が一切ありませんでした。理由は簡単で「子供同士の買い物をしてこなかった」からです。

例えば「○○が欲しい」と言っても「お手伝い頑張ったらね」と応えると「じゃあ良いや」になっちゃうんですよ(笑)

うちの子は本当に草食系と言うか、物欲があまりありません。欲しいのはありますがそこまでして欲しくはなかったんですよ…うーん困った。

だからこれまでお小遣いがあるようでない状態が続いていました。お年玉とかも全く使わず、どんどん貯まってしまって財布の中に数万円入ってましたから、さすがに持ち歩かせてはいませんでしたが、親と同行した時だけ持たせても全く減らず…お店で「自分の金でなんか買えば?」と言っても買わないような子でした…(笑)

子供同士でお店に通うようになった

それが最近子供同士でお店に通うようになったようです。

プリクラまで撮ってやがりました、とうとうこの日が…!って感じですけど(笑)

そうなるとお金を使いだします。友達とプリクラを撮りたい、ゲームセンターで○○をしたい、そういう欲望が小4を目前にしてようやくうちの子に芽生えました。

そこで一度財布をロック、財布の中身を総て子供の通帳にぶっ込んで、500円だけ残しました。

ええ、1日で全部使いましたよ500円程度。

そこで「これは金の価値わかってないなー」って思ったので、満を持してお小遣い報酬型制度を導入する事にしたわけです。

「お金を使いたい」って子供が言い出してからでないと、モチベーションを持たせる事が出来ないので注意です…。

自分で稼いだお金じゃないと価値がわからない

その1日であっさり使いやがった500円を稼ぐのにどれだけの労働が必要なのか、それを子供に教えたくて僕はお小遣い報酬型にしています。

お金なんていくらでも与える事は出来ますが、労働と投資の意味と価値を知って欲しいので、僕はこれはずっと続けるつもりでいます。

また高校生ぐらいになった頃には「家の手伝いよりバイトの方が効率が良い」と乗り換える事でしょう。それまではやってもらうつもりです(笑)

自分で稼いだ500円と、親からもらった500円じゃ価値が違いすぎる。また表を作る事で「これだけやって今○円」が可視化されるのも狙いです。

少しでもお金の価値に早く気付いてもらって、変な使い方をしないようにしてもらうのも大きな狙いですね。

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お小遣い報酬型にしてからお手伝いを沢山してくれる

本当にビックリするぐらいお手伝いをしてくれるようになりました。

今現在春休みだって事もあり、色々な事をしてくれるようで、毎食後の片付けはもちろん、ゴミ捨てもしてくれるようで、妻が非常に助かっております…(笑)

娘も堂々とお小遣いをもらえますし、妻は楽を出来ますし、パパも「仕事ってこういうものなんだぞぉい」とドヤ顔出来ますし、全員にとって良い事なんじゃないでしょうか?

個人的にはこのお小遣い報酬型制度は気に入っています。全員にとってポジティブですよね。

問題はどれだけお金を持っていかれるかわからんって事ですよね!!(笑)

まぁその辺りは子供への投資って事で…仕方ないね…。