今回はこのちょんまげのおじさんの話をしたいと思います。
このちょんまげのおじさんは「ちょんまげ隊長ツン」という名前で一部で有名になっているおじさんでして、僕が隠れて尊敬している人です。
サッカーの名物サポーターであり、各被災地にどんどん現れて支援活動をしており、日本どころか世界でも「被災地報告会」を行っている変な人です…(笑)
テレビや新聞にも度々取り上げられているようで、ブラジルワールドカップに被災地の子供を連れてったり、先日は熊本で震災にあった子供達をU-23日本代表の試合に招待したり「サッカー+被災地支援ボランティア」をもう何年もやってたりします。
どうでも良いけど「ブログで使うから、ツンさんちょんまげ被ってポーズ取ってよ」と言ったらこうなりました。なんでカメラ目線じゃないのかは不明、照れくさかったのか何なのか…(笑)
今回はツンさんの被災地報告会に行き当たりばったりでついて行ったので、宣伝を兼ねて記事にしたいと思います。凄く良い話を沢山聞けました、そしてこっそり一番後ろで泣いてました(笑)
ボランティアとか興味がない人でも、最近頻発する地震について他人事じゃないと思っている人は、是非目を通してみて欲しいです!!
特にお子さんがいる人には読んで欲しいです。
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もくじ
ちょんまげ隊長ツンさんに会ってきた
出会いはいつだったか、気がついたらTwitterでちょこちょこ交流をするようになり、僕みたいなクソ生意気なクソガキにもツンさんは凄く寛容で、前回会った時には色々と話しが弾んでサッカーブログで変な企画を立ち上げたりもしました。
そんなツンさんから昨日こんなツイートが届きました。
@webronjp 明日名古屋行く。もし時間あればランチしない?
— ちょんまげ隊長ツン@名古屋 (@tsunsan) 2016年5月16日
いや…別に良いんだけどさ…もうちょい前に聞いてよ…快諾したけど…(笑)
最初は食事をするだけの話しだった
僕は最近外に出ているので、名古屋駅までツンさんを迎えに行って、後はつんさんが被災地報告会を行うという会場近くまで案内して、そこらのお店で食事を摂る事にしました。
普通に「最近何してんの~?」「ブログの書き方教えてよ~」的な話をして、最初は適当に喋ってたんですが、途中でつんさんが作った映画の話になりました。
僕も行き当たりばったりの人間ですが、ツンさんには勝てない…行き当たりばったり同士が夢のコラボを…(笑)
映画「マーチ」について
東日本大震災で被災した福島県相馬市に存在する小中学生のマーチバンドを取り上げた映画で、行動力が凄いツンさんが何を思ったのか創りだした映画だと言う。
最近Twitterに張り付く事があまりなかった僕はこれについてあまり知りませんでした。これについて検索したら、公式サイトより朝日新聞のサイトが登場したので紹介したい。
愛媛)映画「マーチ」 福島のバンドと愛媛FCの絆描く
http://www.asahi.com/articles/ASJ397526J39PFIB00F.html震災で被害を受けた福島県南相馬市の小中学生のマーチングバンドと、サッカーJ2の愛媛FCとの交流を描いたドキュメンタリー映画「MARCH(マーチ)」(中村和彦監督)の完成試写会が11日、松山市堀之内の市民会館である。愛媛FCのサポーターが、映画の実現に大きな役割を果たした。
これモロにツンさんの名前も載ってるんですが…(笑)
この話をツンさんは僕にしてくれた。そこでツンさんが言った「この子達は、君の子供と大して歳も変わらない小中学生の子供達なんだよ」の一言に僕の心が揺さぶられました。
うちの娘が仮に被災して、大好きな習い事が出来なくなったら?親として僕は何が出来るだろうか?
ツンさんのその一言で「同じ親として、何か出来る事はないか?」と思いました。だから「もう無償で人のために何か記事を書くのは止めよう」と思っていたんですが「やっぱりツンさんのためだけには何かしよう」と動かされました(笑)
ツンさんに「今から被災地報告会を見に来てよ!スタッフとして中に入ってカメラで画像撮影して!映画の予告編も見てよ!」と言われて「マ…マジすか…べ…別に…良いっすよ…」と若干引きながら承諾しました(笑)
ちなみにツンさんに「背中を撮影してTwitter載せて良い!?顔は入れないからさ!」って笑顔で聞かれたんですが「イヤです」と即答で拒否しました。
ツンさんと被災地報告会へ
どうしてこうなってしまったのか、ツンさんを利用してやる気全開で一緒に被災地報告会に引っ付いていき「スタッフでぃ~す」と無愛想に頭を下げて潜入してきました。
授業の一環として行ったそうで、突然茶髪の変なおっさんが二名登場と言うおかしな現場になりました。現地の生徒の皆さん、大変申し訳ありません。
「とりあえず後ろ行って画像撮ってくれれば良いからww」としか言われておらず、どうして良いかわからんかったです…(笑)
名古屋のアートスクールで三年連続授業を。
広告業界で知らない人はいない重鎮、クリエイティブディレクター東倉田長師匠の授業内、特別授業。
1美大生が1人でネパール支援
2南相馬の映画の作り方
3今、熊本で出来る事
の三本だて pic.twitter.com/1505rdUPv1— ちょんまげ隊長ツン@名古屋 (@tsunsan) 2016年5月17日
現地の画像は僕がツンさんのデジカメで撮影したものです。どうでも良いけど電源残り1つだった…ツンさん…充電してから来いよぉ!!(笑)終わってから即座に突っ込んだけどさ!
被災地支援で繋がる輪にグッと来る
報告会を聞いていて思った事が一つ。
ツンさんは東日本大震災の時から被災地支援ボランティアをしています。だからこれまでにボランティアのノウハウは沢山積んで来ています。
だからこそ出来る事ですが、以前ツンさんが被災地支援をしてきた地域の人が、例えば先日の熊本の震災の際には、自ら進んで募金活動をして「ツンさんに託すよ」って言ってくると言う事です…。
好循環が出来てるんですよね「あの時助けてもらったから今度は自分達も何かしたい」って皆が思ってくれる。ボランティアの人が活動する事で、そう思わせられる人が確実にいるって事ですよね。
そしてツンさんは託された以上「行かないわけにはいかない」となるわけで…(笑)
ツンさんに限らない話で、僕みたいにボランティアに一切興味が無い人間は、そういうの全然知らないんで…確かに自分に置き換えてみれば「今度は自分が返さないと」って、そう思うよな…って今回画像や動画を多数見せてもらって感じました。
ボランティアは趣味でも良い
素敵な考え方だなーと思ったのは「ボランティアは趣味でも良い」というものでした。
「ゴルフに行くのと、何ら変わらない」と言われてちょっとハッとしました。
お金を支払って遊びに行くのと、お金を支払って(現地に行く交通費ね)ボランティアに行くのとやってる事は大差ないと。
ボランティアに行くと、喜んでくれる人がいる、交流する相手がいる。自分が好きで運動がてらにボランティア活動して、それで人が喜んでくれて、感謝までしてくれる。笑顔まで見せてくれる、それが凄く楽しいと。
ネパールや熊本で子供達の笑顔が沢山撮影されてて、それらを見てたらなんかその気持ちもわかる気がしました。同じお金を支払って楽しむなら、他の人も楽しんでくれる事をした方が良いのかなと。
ある意味ではお酒を飲みに行くのと似たようなものなのかなと、友人らとワイワイ楽しむって意味ではボランティアでもフットサルでも飲み会でも同じなのかなーって今回感じました。
堅苦しく考えずに、試しに一度行ってみる…ってのも有りなんだなーと、目の前で話をされると本当に思います。
地震大国では総て他人事ではない
僕達は地震大国日本に住んでいます。僕が住んでいる名古屋でも、東南海大地震が来たらどうなるかわからないとか、南海トラフ巨大地震が来たらヤバイとか、色々と言われています。
仮に生き残った時、僕達はその時にどうなるのか?何をすれば良いのか?僕は何も知りません…無知が一番怖いです。
ボランティアとして現地に行けば、何かわかる事もあるのではないか?
今回被災地報告会を聞いて思った事はそれでした。いざ自分の身に降りかかった時に、現地での経験があれば有効活用出来るのではないか?というものです。
ボランティアだからと、総てをメリットなしで無償の愛を持つ必要なんてないです。自分にもメリットを見出して、その上で「ついでで誰かが喜んでくれる」ならそれで良いじゃないですか。
僕はブログを書いている時もそういう気持ちで書いています。自己満足で「これオススメだよ!」って商品を紹介したりしてますが、そのついでに誰かが「参考になった」「これ買ってみたけど良かった」って言ってくれると、最高に嬉しいし「ブログ書いてて良かった」と思います。
それと同じなんだなと、改めて今回話しを聞いて思いました。
ツンさんの被災地報告会を聞いてると「いずれは自分の身に起こる事かも知れない」「明日は我が身」と改めて感じました。だからこそ僕は「みんな一度は聞いた方が良い」と思ったのです。
是非一度耳を傾けてみて欲しい
東日本大震災や熊本付近で起きた大地震や、先日の関東での地震など、地震が起きる事で危機感を覚えた人は是非一度聞いてみて欲しいんですよね。
実際僕も今回話しを聞いてみて「他人事じゃないよな…」って本当に思うんです。いずれは名古屋近辺で大地震が起きても本当におかしくないし、子供の頃から「そろそろ来る」って言われ続けて本当に来てないので…逆に怖いです最近は。
近場で被災地報告会があった時は是非聞いてみて欲しいし、むしろ自分から「来て欲しい」って声かけても良いと思います。本当に。
スポンサードリンク興味がある人は声をかけてみてください
今回僕が記事を書いた理由は「ツンさんをアピールするため」です。ボランティアで頑張ってる人なので「じゃあ僕はツンさんのボランティアをしよう」と思いました(笑)
一応それなりにTwitterのフォロワーもいるので、僕が協力できる事はしようと、僕が出来る事は「ネットで宣伝する事」ぐらいですから…。
そう、この「自分が出来る得意分野でやれば良い」って話も今日ツンさんがしてました。僕の場合は現地に行って一人のボランティアになるより、ネットに記事を書く事が、自分が出来る最大の支援なのかなと感じたので記事にしている次第です。
映画上映できる場所を求めています
ツンさんは映画上映出来る場所を求めているそうです。
全国各地で映画を上映してくれる場所があるそうですが、名古屋はまだ無いとの事…。
名古屋に限らずですが、何かしらイベントがある所や学校などで「上映しても良いよ」って所があれば、ツンさんにコンタクトを取ってあげて下さい。
場所はどこでも良いそうです。会社のランチタイム・休憩タイムでも、子供を集めたイベントでも、学生さん達が集まっただけのイベントでも何でも良くみたいです。
映画については公式サイトを確認してみて下さい。
( ・(ェ)・)つ ドキュメンタリー映画「MARCH」
僕はこの予告編映像を流している時に泣けてしまいました…サッカーも好きだからよけいグッと来ました…。
上映について詳しくはツンさんのTwitter・Facebookで聞いてください。僕は何も決定権はないし知らないので…。
被災地報告会をさせてもらえる場所も探してます
世界各国でもやっている被災地報告会ですが、それをやらせてくれる場所も求めているそうです。
本人曰く「旅費を出してくれれば全世界どこでも行きます」って感じのようなので「うちでやらせても良い」って場所がある方も、SNS経由で声をかけてあげて下さい。
困った事に公式サイトをまともに持ってないそうなので…今回「それは作りなさいよ!」と何度も言っておきました…以前作ったサイトはもうアクセス出来なくなってたし…困ったお人やでぇ…。
一緒に被災地支援をしてくれる人も探してます
今日の被災地報告会でもしつこいぐらい「今日話しを聞いた皆さんで一緒にネパール行ってくれるって人、待ってます」って言ってて、ネパールはあんまり行かないだろ…と思いましたが…(笑)
何にせよボランティアは常にどこでも募集していると思うので、興味がある人はツンさんに声かけてみて下さい。何も考えてないように思える人なので「ぜひ来て下さい!」ってトントン拍子で話が進むと思います…(笑)
凄く良い話を聞けた事に感謝
ツンさんと話をさせて頂いて色々と刺激を頂いたのも凄く僕にとって大きなメリットになったんですが、それ以上に今回の被災地報告会の会場でお話をさせて頂いた方が凄すぎてですね…。
被災地報告会の後でちょっと話を聞かせていただいたんですが、思わず素で「うわ~すっげ~かっけぇ~!」って、相手はめちゃくちゃ年長者なのに言ってしまいました…無礼過ぎる…。
本当にツンさんほったらかして「これから飲みに行ってもっと話を聞かせてください!」って言葉が喉まで出掛けてましたが、ツンさんについてきたのにさすがにそれはないだろうと飲み込みました(笑)
本当に今日は刺激的な時間を頂きました…ツンさんに色々引っ付いてったらこういう経験がもっと出来るのかなーとちょっと悪い事を考えたレベル…(笑)
ツンさんと言い、その人と言い、こういう年のとり方をしたいな~と心から思った一日でした。みんな素敵なおじさま達でした…カッコいいわ…。
今回僕が学んだのは「自主的に行動する事で多大なメリットがある」でした。ツンさんと会うのめんどくさがったらこの経験は出来なかったし、被災地報告会に「いや飛び入りでついてくのはちょっと…」と二の足を踏んでたらあの人の話は聞けなかった。
やっぱり自主的に行動するのって大事だな~と改めて思った一日でした。
あと経験豊富な年長者の話を聞くのがやっぱり大好きです。勉強になりました、本当にありがとうございました。