無視とは強力なモラハラで精神的DV…夫婦間で増えたら注意!

無視する男性

夫婦間に限らず、喧嘩をし過ぎていると発生してしまう事の一つが「無視」です。

この無視の効果ですが、実は非常に残酷で暴力的なものになりかねない事をご存知でしょうか?

イジメ問題などでもよく聞く「無視」この無視の破壊力について今回は語りたいと思います。

家族間でこれをやるともう危険な状態である事を意識した方が良いです。

スポンサードリンク

もくじ

無視がもたらす効果

無視をすると言うのはどういう事なのでしょうか?

無視をすると、もはや「相手の存在すらをなかった事にする」わけです。

何を話しても無視、声をかけても無視、全く反応がなくなります。

それはつまり相手を殺したも同然なのです。

なので暴言を吐いたり喧嘩をするよりよっぽど攻撃的で、暴力的だと僕は思います。

無視とは精神的DV(ドメスティック・バイオレンス)であり、モラルハラスメントでもあるわけです。

存在総てを否定する行為

無視をすると言う事は「何を言っても反応してくれない」と言う状態になります。

これはつまりもう相手にはどうする事も出来ません。反応してもらうには体を掴んだり、殴りかかるなどの物理的手段に訴えるしかないのです。

言葉で反応してもらえないのは、相当辛いです。イジメでもよく無視が多用されるのは、それだけ効果的に相手を傷つけ、殺す事が出来るからです。

それだけの破壊力を持っているのが「無視」なのです。

夫婦喧嘩から無視に発展するケース

実際に僕の親も夫婦喧嘩が多かったのでよくわかるんですが、喧嘩があまりにも多いとこの「無視」に発展します。

ただしイジメ問題と違って、家族間で無視に至るには大きな理由が存在します。

それは「喧嘩が絶えないから無視に至る」という事です。

喧嘩に疲れて無視に発展する

以前も似たような話を書いた事があると思いますが、夫婦喧嘩が多い家庭の場合は必ず疲れが発生します。

常に喧嘩をするようになると「話しても喧嘩になるだけだから、最初から話さない」という思考に陥ります。

これによって「無視をすれば喧嘩が発生しない。これが最も平和的な解決だ」と感じるんです。

確かに表面上は怒鳴り声がなくなり、家の中が静かになって「以前よりはマシ」と思うようになるでしょう。

これは無視をする側からすればよくある話だと思いますが、無視をするのはその前に大きな問題があったからなんです。

どれだけ訴えても変わってくれなかった

無視に至る前に、必ず相手は「そこを直して欲しい」「すぐに怒るのをやめて欲しい」とお願いをしているはずです。

でも全く変わってくれなかった。何を言ってもすぐに怒ってくる。

そこで最終手段として「話すだけ無駄」「喧嘩するよりはマシ」と無視を開始したわけです。

無視とは諦めの境地でもある

夫婦間・家族間に限っては「無視とは諦めの境地」だと僕は思うんです。

「夫婦・家族は喧嘩するもの」だと言われている中で、その喧嘩にも疲れ果てた人が選ぶ、最後の逃避なのです。

ここまできたら、僕はもうその家族とは一緒に暮らさない方が良いと思うんです。

つまり夫婦なら離婚を視野に入れて行動するべきだという事です。

喧嘩に疲れきって無視を始める方も、無視をされて自分の存在そのものを否定されて傷ついた方も、一緒にいて良い事はないと思うのです。

夫婦間に限っては、無視をしている側が総て悪いのではなく、無視をさせるまで悪化させた相手側にも問題があります。

スポンサードリンク

無視をやめてもらうには

無視をされている側である事が前提で、更にその無視をやめて欲しいと思っている場合に関しては、やめてもらうのは厳しいと思います。

でも誠実に訴えればちゃんと対処してくれる問題でもあると思います。

すぐに怒らない事を示す

話し合いをしっかり行い、その上で「すぐに怒らない事を示す」事がこの際に求められると僕は思います。

それが出来れば相手もそこまで無視をしなくなるんじゃないでしょうか?

そもそもスタートが「喧嘩が止まらないから」の場合に限りますが、それなら「話し合いがまともに出来るなら問題ない」と判断するはずです。

話し合いが出来ないから無視をしているわけなので、話し合いが出来る事を言葉と態度で示す必要があります。

ですが無視をされている時点で、既に信頼を失っているので、これはすぐに解決出来る問題でもありません。

またこれまでと違って、一度またヒステリーのような症状を引き起こした時点で「やっぱりダメだ」とすぐに諦められてしまうので注意です。

話し合いが出来る事を証明する

最も大事なのはこの「話し合いが出来る事を相手に証明する」事だと僕は思います。

今回紹介したケースの場合は「相手が既に夫婦喧嘩に疲れきっている状態」なので、そのような事はもう頻繁には起こらない…と証明すればまた会話が徐々に増えるはずです。

根気と時間が必要だとも思います。ちゃんと話し合いが出来るようになった事を証明出来て、相手からも信頼してもらえれば、また会話が増えてくるとは思います。

元々相手に高圧的にされている上での無視の場合

これまではあくまで「自分が散々喧嘩で発狂してきたので無視をされた場合」について語ってきました。

ですがここで別の話をしておきたいと思います。

それは「相手が最初から高圧的で、モラハラをしてくる人だった場合」です。

この場合は無視の破壊力が更に高められており、無視をされている側は精神的にかなりのダメージを負わされており、上記の例とは完全に逆になると思います。

モラハラからはすぐに逃げるべき

モラルハラスメントとして、高圧的に接された上で無視をされているなら、すぐにでもその場から去るべきだと僕は思います。

すぐに離婚しろとまでは言いませんが、それだけ相手にやりたい放題されている時点で、自分一人で解決しようとするのが既に間違っていると思うのです。

その際には実家に帰るなり、別居するなり別の居場所を作る方が絶対に良いです。

どうしてそうハッキリ言うのかと言うと「結婚生活は幸せになるためにあるから」です。

苦しい結婚生活なんて投げ出してしまおう

結婚をして常に幸せな気持ちでいられるのかと言えば、それは違うと思います。

様々な問題が発生してお互いに悩むのが結婚生活・夫婦生活であるとは思います。

ですがそれはあくまで「お互いに悩むもの」であり「相手に一方的に迫害されるもの」ではないはずです。

モラハラを受けて、相手に無視をされて、存在価値そのものを否定されているなら、そのような人と一緒にいる意味はあまりないと思うのです。

また親が健在ならば、そのような結婚生活は親も望んではいないと思うんです…僕なら子供がそのようになるのなら「もう離婚しなよ」って言います…。

だから相手に一方的に怒られ、一方的に無視をされているのならば、そこからすぐに逃げる事をオススメします。

スポンサードリンク

無視の攻撃力については知っておくべき

無視をする事でどれだけ相手に精神的ダメージを与える事になるのか、その事はしっかり把握しておいた方が良いと僕は思います。

意図的に傷つけるにせよ、それはある意味では殴るよりタチが悪いのです。

無視とはそれぐらいの破壊力を持っています。あまりにも無視を続けられたら、相手を本当の意味で死に追いやる事だってあるでしょう。

イジメの現場でもよく多用されている無視ですが、それだけの攻撃力を持っているのです。

ただ裏返せば「無視をする事でイジメてくる相手の行為そのものを否定する」事も可能にはなりますけどね…。

ただ家庭内での無視の場合はそうやってお互いに無視をするようになったら、もう一緒にいる意味もないとまで僕は思います…。

今回は無視の攻撃力について書いてみましたが、夫婦間で無視が増えている場合は、もうかなり関係性が冷えている証拠だと思うので、僕はもうそこまで来たらお互いに離婚に向けた話し合いをするべきじゃないかなぁ…と思います。

無視をするって、本当に最期の手段だと思いますし、そこまでしなければならないまで関係性が冷えているなら、もう一緒にいる意味なんてないんじゃないでしょうか…。