幼稚園や小学生で意外と多く感染しているのがアタマジラミです。私も小学生のときになったことがあります。
アタマジラミは不潔にしているから感染する！と勘違いをしている人がたくさんいますが実際は清潔にしてても感染します。
今回は子持ちの人が高確率で遭遇する、アタマジラミの発見方法や駆除方法についてまとめておきたいと思います。
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もくじ
アタマジラミとは
アタマジラミとは、人間の頭に寄生する虫です。頭皮の血を吸って生きています。
よく、不潔にしているからアタマジラミが湧く、と思っている人が居ますが大間違いです。
毛の接触で感染るものなので、毎日髪を洗って清潔にしていても感染ります。子供が感染った場合、添い寝などをしている場合は大人も感染る可能性があります。
アタマジラミの成虫は半透明のグレーのような色で大体2～4mmで、卵は1mmくらいと言われています。
卵も成虫も肉眼で確認することが出来ます。
アタマジラミは夏に多いイメージですが、季節関係なく一年中感染します。夏はプールがあるから多くなるだけなので、冬は特にわかりづらいので定期的に頭をチェックすることが大切です。
アタマジラミの症状
アタマジラミが頭皮の血を吸うことでアレルギー反応が起こり「かゆみ」が出ます。
特に命に関わるような症状はありませんが、放置しておくとどんどん卵を生んでアタマジラミが増えていくので痒みも増していきます。
痒みが出て、引っ掻きすぎてしまうとそこから頭皮に傷がついたりすることもあります。
何より頭に虫が吸い付いていると想像するとぞっとしますね。
アタマジラミの感染経路
アタマジラミは基本頭同士の接触で感染するので、手で触ったりしても感染ることはありません。
頭に直接触れるものを介して感染ることがほとんどだと思います。
- 帽子
- くし
- タオル
- まくら
- 給食帽子
これらのものを共有することでシラミは感染ります。
感染は子供同士が一番多いので、学校などの共有するものでもらってくることが多いです。
プールで感染ることはない
よくアタマジラミはプールで感染る、というのを聞くと思いますがプールの中でアタマジラミが感染ることはまずありません。
アタマジラミは水の中ではしっかりと髪の毛に捕まっているので、プールで泳ぐくらいでは離れることはないそうです。
夏の時期は、プール後のタオルやロッカーの共有などで感染ることがほとんどだと思います。なるべく共有しないように気をつけましょう。
スポンサードリンク小学校や幼稚園で感染しやすい
一番子供が感染しやすい場所が、小学校や幼稚園です。
幼稚園児は床に寝そべって遊ぶこともあれば子供同士で頭をくっつけあって遊ぶこともたくさんあります。そういう接触でアタマジラミをもらってくることはあります。
小学生も夏にはプールが始まり、ロッカーの共有などでもらってくることがあります。
アタマジラミを小学校や幼稚園でもらってきた場合、自分の子供だけ駆除をしてもまたもらってくる可能性があるので、アタマジラミに感染したということを学校に報告しましょう。
みんなで駆除をしないと、またどこかでもらってきて無限ループになってしまいます。
学校ではアタマジラミの対応はしっかりとしてくれるはず…なので、まずは報告して学校内でアタマジラミの対処をしてもらうことが大切です。
髪の毛は切る必要なし！
アタマジラミに感染したら、まず髪の毛を短くしなくちゃ！と思ってしまう方も居るかもしれませんが、今は髪の毛を切らなくても専用のシャンプーで駆除出来ます。
小学生くらいの女の子だと髪の毛を伸ばしている子も多いと思いますが、そのまま専用のシャンプーをすれば良いだけなので何の心配も入りません。
ただ、髪が短い方がシャンプーをするときに泡立たせるのが楽かな？というくらいで基本的には子供の髪は細いし薄いので髪が長くても全然問題ないです。
専用のシャンプーを使った後は、髪がキシキシになってしまうので少し心配になるかもしれませんが専用のくしでとかした後にドライヤーを当てればキシキシも気にならなくなるので大丈夫です！
スポンサードリンクアタマジラミを駆除する方法
アタマジラミに感染しても、専用のシャンプーを使えば簡単に駆除出来ます！特効薬があるって嬉しいですね。
アタマジラミ専用のシャンプーは市販で売っています。薬局に行けば見つかると思います。一番有名な専用シャンプーは「スミスリンシャンプー」ですね。
これです。専用のシャンプーなのでやっぱり値段は高いです。
シャンプータイプとパウダータイプがありますが、シャンプータイプが楽だと思います。普段通りににシャンプーするだけです。
実際に私も小さいころ、このスミスリンシャンプーをしてアタマジラミを駆除した記憶があります。
使い方もすごく簡単で、濡らした髪にスミスリンシャンプーをして、5分放置した後に流すだけでOkです。
その後、専用のコームがついているのでコームを使って根本から髪をといていくと成虫、幼虫は駆除できます。
気をつけなくてはいけないのが、コームで髪をといた後に一回ずつコームをすすぐことです。
コームに虫がついていてそのまま髪をといてしまったらまた髪の毛にくっついてしまいますからね…！
その後、ドライヤーでしっかりと髪の毛を乾かしましょう。
一回目のシャンプーでは、面白いくらいに成虫さんが取れたのを覚えています。あれは気持ち悪かったです。
大体一回で成虫は駆除出来るので二回目からは卵から孵化した幼虫を殺していくだけなのでコームにつくことはあまりありません。
シャンプーは、2日おきで3～5回シャンプーすれば駆除出来ます。完全に駆除できているか心配な場合はスミスリンシャンプーを2本くらいは買っておくと良いと思います。
子供にアタマジラミがいて、親子一緒の布団などで寝ている場合は念の為に親もスミスリンシャンプーを使っておいたほうが良いです。
スミスリンシャンプーだけでは、卵までは完全に駆除できないので卵もしっかりと駆除したいときは専用のくしを使うのをオススメします。
スミスリンシャンプーにもプラスチックのコームが付いていますが、子供の髪は細いので卵をしっかりと取ることは出来ません。
こういう専用のくしがあると、卵までしっかりと取ることができるので心配な場合は卵駆除専用の櫛を使いましょう。
アタマジラミで病院へ行く必要はない
実際にアタマジラミが感染ったことがありますが、病院へ行かなくても駆除出来ます。
病院へ行っても薬はもらえないので行くだけ無駄かな、と思います。
アタマジラミは病気じゃなくて虫ですからね…。
アタマジラミの薬(スミスリンシャンプー)は市販(ドラッグストアなど)で売っているので、アタマジラミを見つけた場合はすぐに近くの薬局に行き薬を買いましょう。
自宅で駆除できるので、他の人に知られずに駆除出来るのはありがたいですね。
アタマジラミの予防法
アタマジラミの感染予防としては、頭に触れるものを共有したり、頭同士をくっつけたりしないことが大切です。
ですが、子供にとってはそれは難しい話なので大人が定期的に頭をチェックしてあげることが大切だと思います。
アタマジラミは髪の毛の根本や耳の裏などに卵を産み付けるので、スキンシップもかねてチェックしてあげましょう。
頭を痒がったりしていないかというのも、アタマジラミを見つけるポイントになります。
卵とフケの見分け方
フケと卵の見分け方は簡単です。
フケは指でつまめば簡単に取れますが、卵の場合は指で取ろうとしても中々取る事ができません。
卵は頑丈に髪の毛に接着してあるので爪で挟んで思いっきり引っ張るくらいのことをしないと取れません。髪に引っ付いて取れない白っぽい小さい粒がついていたら卵です。
卵はスミスリンシャンプーでは駆除できないので、見つけたら爪の先で潰しておきましょう。
毎日洗髪しよう
普通のシャンプーでも、成虫や幼虫は息ができなくなって死んでしまいます。
なので普段のシャンプーを子供だけでやらせるのではなく、シャンプーの最後に仕上げで大人がしっかりと洗ってあげましょう。
シャンプーで泡立ててから2分くらい放置しておくだけで、死んでしまう幼虫や成虫も居るのでしっかりと根本まで毎日洗いましょう。
ですが、全部の成虫や幼虫に効果があるわけではないので駆除には専用シャンプーが必須です。
枕やシーツは頻繁に洗おう
アタマジラミが見つかったら枕やシーツにシラミがついている可能性があるので、枕やシーツを60℃以上のお湯に5分以上漬けてから洗いましょう。
これで、成虫も卵も殺すことが出来ます。
シラミは60℃以上の熱湯で死滅するので、普通に洗濯するよりかは熱湯に漬けてから洗ったほうが確実にシラミを除去することが出来ます。
夏の暑い時期になると、外に枕やシーツを天日干しするだけでも効果があります。朝から夕方まで干しておくだけで熱々になるのでそれだけでも死んでしまいます。
部屋もシラミが落ちている可能性があるので、こまめに掃除機をかけることが大切です。
シラミは誰でも感染するもの
繰り返しますが、シラミは毎日髪を洗っていても感染してしまうものです。不潔だからシラミをもらうということはありません。
大人がしっかりとした知識を身につけておかないと子供がいじめに合うこともあるのでシラミについて正しい知識を身につけておきましょう。
シラミは幼稚園や小学校などでもらってくることが多いです。そこでパニックになるのではなく、落ち着いて対処できるようにしましょう。
頭に虫がついていると言われて一番不安なのは子供なので、それ以上に不安にさせないように気をつけたいですね。
駆除自体はスミスリンシャンプーなどの特効薬があるので、あまり焦る必要はありません。
最初に虫を見た時はビックリしますが、適切な対処をすれば完全に駆除できます。
まずは日頃から、定期的に頭の根本をチェックしてあげてくださいね。
