夫婦喧嘩して家出や離婚をしようとする親は最低だって話

夫婦喧嘩
「実家に帰らせていただきます!」

いつも書いてますが、我が家は夫婦喧嘩をしません。

でも僕の親はいつも夫婦喧嘩をしていました。その経験から一つ子供目線で言いたいことがあるので、今回は夫婦喧嘩について語りたいと思います。

個人的に思うのは夫婦喧嘩は誰でもするんだろうけど「家出をするとか離婚をするとか頻繁に言う親は最低だ」って話しね。

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親の夫婦喧嘩の例

我が家では毎日のように親が夫婦喧嘩していました。

少なくとも僕が小学生の時点からずっと夫婦喧嘩が絶えませんでした。それこそ本当にうんざりしていたぐらいです。

毎日似たような内容でギャーギャー怒鳴り合い。特に母親が怒鳴りまくるもんだから晩飯なんてマズくて仕方なかったです。

その分僕は喧嘩の仲裁と、喧嘩の場になっても冷静に見る度胸などがついたので、大人になった今から見ると決してマイナスなことばかりではないんですが、当時は本当に「なんで毎日喧嘩しながら一緒にいるんだろう?」ってずっと思ってました。

母親にそれを聞くと「子供がいるから離婚できない」と言われ「人をダシにするなよ。本当に嫌ならさっさと離婚しろ、毎日喧嘩を見せられるこっちが迷惑だ」と小学生の時点で言い放ったのを覚えてます。

父親に「なんで毎日喧嘩するの?」って聞いたら「母さんが怒るからだ」「あれはあれで愛情表現だ」と言うので「巻き込まれるこっちの身になって欲しい」と訴えたものです。

個人的にはこの時点で子供からすればたまったもんじゃありませんでしたが、更に腹立つのが「離婚する」「家出する」と母親がギャーギャー言い出すことでした。

離婚すると言っては離婚しない

夜中に喧嘩して母親が怒鳴り散らかしていく内に、突如「もう離婚する!」「九州(実家)に帰る!」と言い出すのが、我が家では定番でした。

僕は小学生ぐらいの頃から、その度に兄弟で離婚後の事を相談して、誰が父親についていくのか、誰が母親についていくのか相談して決めていたぐらいです。

覚悟を決めてから僕達は夜眠っていました。朝になったら母親に「九州行くよ」って言われるんだろうなと思いながら、実際にそれで「お母さんは九州行くから、誰か一緒に行こう」って誘われた事が何度もある。

その度に「母だけが一人になると可哀想だから」と僕は「良いよ、僕が一緒に行くよ」と言っていた。

でも結局母親が九州に行く事は一度もなかった、結局親同士でギャーギャー言い合った挙句、母親は実家に帰る事はなかった。そして離婚をする事もなかった。

小学生の高学年になった頃には「母親は口だけで離婚とか言うだけで、実際にはする勇気が無い」って事に気付いてしまった。

そして母親が父親を困らせるために「家を出る」「離婚をする」と言っている事にも気付いてしまった。そこでマザコンと呼ばれていたほど母親を慕っていた僕は「お父さんが可哀想」って事に気付いてしまった。

子供は親の動向をじっと見ている

最初は「離婚したら母親だけが一人になってしまうから可哀想」とずっと思っていたが「何故こいつらは飽きもせず毎日喧嘩するのか」疑問に思ってじっと親を観察するうちに「出て行く」と言い出すのは必ず母親であること。

何より喧嘩をふっかけるのは母親であること。父親が「もうちょっとこれ(食事)なんとかならんか?」とお願いする度に母親がヒステリーを起こして喧嘩を始めていた事に気付いてしまった。

小学校高学年の時に、相変わらず家出するだなんだでギャーギャー母親が怒鳴り散らして、父親がため息を吐きながらお風呂に入った際に、こうお願いした事がある。

「頼むからもう離婚してくれ、こんな家にいたくないし、アンタ達も毎日喧嘩してるんだから、もう愛情なんてないんだろう?九州に帰る度胸もないくせに帰るとか言うのもやめてくれ、どうしても怖いなら僕が一緒に行ってあげるから」

すると母親は「お父さんの事は愛してる」とか言い出して、なんとか家出をするのを止めようとしていた。それでも僕は「頼むからもう出よう、もう限界だ」と繰り返していたが、母親はなんとか現状維持をしようとしていた。

そこで「ああもう家出する気なんて最初っからないんだ、このババア」と思いました。

毎日「お前達を捨てる」と言われるようなもの

この喧嘩が原因で、母親のことが大好きだった僕は徐々に母親を毛嫌いするようになりました。

それは母親が「もう家出する!九州に帰る!」と言う度に「お前達との生活が嫌だ!全部捨てる!」と言われていると思っていたからです。実際そうなんだと今でも思います。

「家出する!」って言うことは、家族での暮らしを捨てると言うことです。言うならば「子供達も捨てる」と言ってるようなものなんです。

現に兄は「僕はお父さんについてくから」って何度も公言しており、僕だけがどっちつかずな状態だったから「でろりんだけはお母さんについてきてくれるよね?」って母親はいつもお願いするみたいに言っていた。

その度に「子供と離れ離れになるかも知れないのに、母親は軽々しく家出をするとか言ってるんだな」と理解出来てしまった。

「家出をする」と言う時点で「この人は息子を捨てても良いと思ってるんだな」と僕は思っていた。

それを必死に止める父親は、僕達との生活を大事に思ってくれているんだなと、毎日見ていて思ってしまった。

「いつも怒って殴って来る怖いお父さん」だったはずの父親が「実は子供のことを第一に考える強いお父さん」に見えてしまったのである。

それまで完全にマザコンで「お父さんは怖いから嫌い」って言ってた僕が「親父大好きファザコン」に変わったのはこの夫婦喧嘩が原因の一つだと思う。

僕はこれぐらいから、母親の優しさが実は薄っぺらくて、単純に「自分一人になるのが嫌だから懐柔しようとしている」ことに気付いてしまった。

そしていつも厳しい親父が、愛情表現は下手だけど本当に僕のことを考えてくれていることにも気付いてしまった。

吐いた言葉は飲み込めない

毎日のように「離婚」「家出する」を聞かされた結果、それぐらい母親は家での立場をなくしていきました。

僕が成長して二十代になった時に「もう出てくわぁ!私がいなければ良いんでしょ!」と久々に母親が怒鳴った時、僕はこう言いました。

「出てくって言ったな?じゃあ出てけよ、もうそう言ったなら出てけよ?子供も全員成人して仕事してるぞ?何のしがらみもないだろ?離婚しろ今すぐ、いつまで同じことを繰り返してんだバカか」

これだけ一気にまくしたてたらさすがに親父に「言いすぎだ」って止められましたが…笑

毎日夫婦喧嘩を繰り返している親は気付いていなかったと思いますが、親が何度も繰り返してきた罵詈雑言は子供に突き刺さってるんですよ。

「吐いた唾は飲めぬ」とは言いますが、その意味と同じで吐いた言葉はもう取り消せませんよね。

本人達が「もう喧嘩は終わったから」と言ってても、喧嘩の時に言ってた言葉は子供には突き刺さって一生残るんです。

夫婦喧嘩なんて子供に見せるもんじゃない

僕は親がそれぐらい喧嘩ばかりしてたので、夫婦喧嘩をあまり娘に見せたくありません。

いやまぁ人間なのでいずれは喧嘩するかも知れません。それでも「家を出る」「離婚する」ってのは軽々しく言って良いキーワードじゃないよね…。

我が家ではそれが軽々しくポンポン飛び交っていました。個人的には「実家に帰る」って言うのも同じだと思う、その時点でもう完全に離婚するって覚悟じゃないとやっちゃダメだよね…。

離婚するわけでもないのに家出をしたり離婚話をする人ってさ、結局問題解決を図っているわけじゃなくて「これだけ怒ってるんだ」ってアピールしたいだけじゃん。

一回や二回ならまだわかるよ、それぐらい追い詰められたら言いたくはなると思うし、それでも相手の反応を見て「もう一度やり直してみよう」って思えるのも良い事だと思う。

でも頻繁に言っちゃダメだと思うのよ…うちの親はめっちゃ頻繁に言ってましたからね、ビビるぐらい言ってましたからね。

まだ子供がいない状態なら、頻繁に家出しようと好きにすれば良いとは思います。親が困るだろうけど、親はまだ大人なので「こいつら本当にバカだな~」と思って見てるだけだろうし…年老いてからそんな子供の姿を見せるのは可哀想だけど…。

でも子供がいてそれをやるのは本当に良い事じゃないと思う。子供から見ればマジで良い迷惑だからね…。

夫婦喧嘩で本当に家出された場合

夫婦喧嘩の末に本当に家出をされる事もあるとは思うので、それについて今回は追記しておきたいと思います。

ちょっとした家出なら問題ないかも知れませんが、最悪の場合も想定した方が良いかも知れないので一応。

本人の携帯に連絡を入れる

とりあえず最低限で本人の携帯に連絡を入れるしかない。電話に出なければLINEなどでメッセージを入れて、後々でも良いから見られる状態にしておく事が大事だと思います。

一定の連絡を終えても返事がない場合は別の手段に進んでいくしかありません。

親しい友人に聞いてみる

一番最初にあたるべきは当然友人でしょう。配偶者が頼りにしそうな友人にとりあえず連絡を取ってみるのも大事。

ただ配偶者の友人との交流が一切ないとこの辺りは使えないのが辛い所ですよね…。

ある程度の交流があれば、もし配偶者がお邪魔してたら一声かけてくれるかも知れませんし…。

ただあくまで配偶者の友人なので、自分の味方についてくれる可能性は低いと思った方が良いです。

相手の親に連絡する

これは意見が別れる所だと思いますが、家出をした配偶者が向かう先の有力候補が他にあるなら先にそちらに連絡をするべきです。

ですがある程度の心当たりに連絡しても連絡がつかない場合は、先に御両親に連絡するのも有りだと思います。

事情を先に話しておくと、配偶者が怒り任せにアレコレ親に言うよりはワンクッション置けるとも思います。

先に相手の親に連絡をして抑えていくのは大事だと僕は思います。

待つか動くかで分かれ道になりそう

待ってて帰って来てくれる人なら良いんですが、待ってても帰って来なさそうな人なら早目に対処した方が良いのかも知れませんし、なんとも言えません。

どのような喧嘩で家出をしたのかにもよりますし、ただ言える事は「明らかに自分に非があって、相手に我慢の限界が来て家出をした場合」は早目に動いた方が良いと思います…。

ただの突発的な喧嘩で家出をした場合は多少は待っても良いとは思いますが…。

最後の手段は探偵を雇う

これが最後の手段になります。どうしても連絡がつかない場合は探偵を雇った方が早いと思います。ネットで探してみると人探しに定評のある探偵さんとかも存在します。

公式サイト→行方不明・家出人所在調査は原一にお任せください!!

費用はそれなりに必要になりますが、自分で闇雲に探すよりもプロに探してもらった方が良いに決まっています。

また探偵を雇う事で、仮に配偶者が浮気をしている場合はその決定的証拠を抑えてもらう事も出来ます。

家出をされたまま放置をしているよりは見つけた方が心の整理もつきやすいでしょうし、仮に配偶者が家出先で浮気をしている場合は離婚をする際に有利に働きます。

個人的にはどちらも有りだと思うので、家出をされてどうしても見つからない時は頼ってみるのも良いと思います…。