「この漫画を読んで競技に興味を持った」っていうめちゃくちゃ面白いスポーツ漫画9つ

漫画
漫画がたっぷりの本棚ですが僕の本棚じゃないですこれ、フリー素材です。

僕は漫画が大好きです。どれぐらい好きなのかと言うと、31歳になっても未だにダウンしている時は一日中ずっと漫画読むぐらい漫画が大好きです。この調子だとゲーム同様死ぬまで読んでると思います。

最近では「東京喰種の面白さがヤバ過ぎる」と嫁に熱弁し、全部スルーされています。そんな僕ですが、今回は「マイナージャンルを普及させるには漫画が一番適しているよね」って話です。

だって漫画がきっかけで人気が出たスポーツっていくらでもあるじゃん。その後も定着しているかどうかは別として…笑

ってわけで今回は「僕が漫画を読んだ事がきっかけで、マイナージャンルに興味を持ったもの」を紹介していきたいと思います。ついでに大好きな漫画を紹介していくことにもなります(笑)

あと最初にこれだけは言っておきたい。

漫画からは本当に沢山大事な事を学ぶから、漫画だからってバカにしちゃいけないんだぜいやマジで。

なおAmazonリンクで紹介する単行本は、最初は1巻を貼っておこうと思ったんですが、絵柄が上手くなってる最終巻辺りの方が良いだろう…と途中で思い返して最新巻や最終巻を紹介しています。

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もくじ

サッカー

まずは僕が一番大好きなサッカーマンガから紹介したいと思います。

キャプテン翼

思えば僕がサッカーを始めたきっかけにもなっている日本漫画史に残る名作と言えばやっぱりキャプテン翼ですよ。

サッカーブロガーとして最初に有名になったワタクシですが、サッカーブロガーでろりんを産んだのは紛れも無くキャプテン翼です。サッカー関係者の何人かが「よけいな奴まで生み出しやがって!」とか思っていそうですね。

1981年から週刊少年ジャンプで開始されているので僕が生まれる前からやっている高橋洋一先生の描く、言うまでもない日本サッカー界を変えた漫画作品。大人になってから読むと「僕、なんでこんな漫画にハマってたんだろう…」と悲しくなったのはここだけの話。

めちゃくちゃ話が長く続いており、僕が読んだのはワールドユース編までです(なにぃ!?)

最強の翼くんが、数々のライバルをケチョンケチョンにしていくだけの漫画。大体モブキャラが端っこで「なにぃ!?」って言ってます。あとガチの反則技も多用するので、良い子は真似しちゃいけません。

小学生の頃にBSの再放送でアニメを見て、OPで主人公の大空翼くんがリフティングをしているのを見て「僕もこんなふうに自由にリフティングしてみたい!」と思ってやりだしたのがサッカーを好きになったきっかけ。

その結果子供の頃は試合に出る事に興味はなく「自由にボールを動かす事」が好きだと言うダメな子だった。この状態はしばらく続いた。

キャプ翼からは試合の面白さよりも「必殺シュートを打ちたい」と言う欲求しか刺激されず、その結果ドライブシュートの練習に明け暮れただけに終わったが、最初の一歩を踏み出させたって意味では僕の中で偉大。

なおサッカー自体は下手だったので、小学生時代にサッカー部で公式戦に一試合も出る事はなかく、小学生の時点でひねくれており「レギュラーチームの試合より、端っこでやってる下級生や下手くその集まりのミニゲームの方が、先生に怒られないし自由に楽しくやれるから、レギュラーチームでは絶対にやりたくない。そっちに行くなら部活辞める」と言って、最後までレギュラーチームには行かないように絶妙にサボったりして先生に「お前やる気あんのか」って言われていた。

最終的にはサッカー部をサボって友人とサッカーしていました、そうです僕はアホです。

なお、ゲームはキャプテン翼3~5をとことんやりこんでおり、小学生時代に徹夜でキャプ翼やってて「レナートくんどうする!?」の状態のまま僕が前のめりで眠っていた所を兄が目撃している。

凄い事に海外の有名サッカー選手も子供の頃にアニメで見てたって言うんだから、この作品は恐ろしい…。

シュート!

キャプテン翼は主にアニメやゲームとして楽しみましたが、この「シュート!」は初めて本格的に単行本を集めた漫画でして、僕の中では最大のバイブルになっております。

1990年に週刊少年マガジンで連載開始、僕が1983年生まれなので7歳の時に連載がスタートした大島司先生の作品。我が家がジャンプ派でマガジンを購入してもらえなかったので読み始めたのは遅くで、多分15巻が出た頃ぐらいから。

最初に買った単行本が7~8巻って言うトンデモナイネタバレからだったが、その後全部集める。

シュートも1部~4部まであり「蒼き巡りあい(中学編)」「熱き挑戦(高校二年県大会)」「新たなる伝説(高校二年県大会)」って事になっている。四部は一応主人公が交代していたはずだったが、最終的には結局田仲俊彦が主人公だった気がする…笑

絵柄がコロコロ変わるのが特徴で、1巻の頃と四部終了時では完全に全員別人レベルに変化している。余談ですが僕は無印18巻ぐらいの頃の絵柄が一番好きでした(笑)

主人公がFWとしては優れているけど、シュート以外はからっきしダメ(序盤は上手かったがすぐにドリブルは全然ダメって設定になった)って所が個人的に好きでした。ただしシュートの威力は人間を吹っ飛ばすレベルで「幻の左(なんじゃそりゃ)」として左足のシュートは必殺シュートとなっていた。この漫画のせいで左利きに憧れてやっぱり左足のシュートを練習したが、左膝が元々よろしくなかったようで膝を痛めて31歳になった今でもこの膝の痛みをひきずっております(笑)

表の主人公は田仲俊彦ですが、裏の主人公として「神谷篤司」と言うキャラクターがおり、最終的には普通に神谷さんが主人公としか思えないレベルの扱いをされていた。

天才である「久保嘉晴」が率いる掛川高校に主人公らが入学して、最初は久保がめちゃくちゃ目立って、神谷はあくまで副将の補佐、どっちかと言えば怖い先輩で特に初期は嫌なキャラクターだった。

だが物語の途中で久保嘉晴が病気で死去、この死んだ理由も「サッカーやめて治療に専念して少しだけ延命するよりも、どうせ死ぬなら最後までサッカーをしていたい」と言う泣けてくる理由で、大人になってから改めて久保さんが「死にたくねぇ」って一人で泣いてるシーンを見て泣いたのを覚えてる。

その結果、親友を亡くした神谷篤司が主将を引き継ぎ、ワガママ自己中短気で喧嘩っ早いやられ訳から、ワガママ自己中短気で喧嘩っぱやいけど頭がめちゃくちゃキレる頼れるキャプテンでゲームメイカーに超絶進化していく、しかも突如変化するんじゃなくてちゃっかり徐々に変わっていくから後々読んでも、この「神谷さん成長物語」っぷりは本当に上手いと思う。

でも中学生編の「蒼き巡りあい」が終わって「熱き挑戦」が始まったら突然神谷さんが超人化してて「こんなに凄い人でしたっけ…?」って思ったのはここだけの話。あまりにもチートキャラなので膝を怪我してて時間限定でしか出場できない…って言う制限までつけられてしまった。なお神谷さんが試合に出ると無双する。

でもサッカーの試合そのものを好きになったのはこの漫画からで「実際のサッカーも見てみよう」と思ったのはこの漫画のおかげなので、リアルなサッカーに興味を持ったのはここから。

でもキックオフゴールなんて簡単に出来ないし、人間はシュートじゃ吹っ飛ばないって事を知った時は「騙された!」って思いました。でも神谷さんが大好きなので良いんです、今でもたまに読み返すぐらい好きな漫画。

バスケット

言うまでもないがバスケットと言えばスラムダンクやろが!

SLAM DUNK(スラムダンク)

1990年より週刊少年ジャンプで連載開始。2013年時点で発行部数は国内で1億2029万部というモンスター漫画。通称スラダン。バガボンドでも有名な井上雄彦先生の作品。

今でこそ絵が化け物みたいに上手い井上先生だがスラダン初期は結構普通レベル、だが最終巻では化け物みたいになっているのでその成長っぷりを再確認するって意味でも面白い。

マイナージャンルを扱うには、読者に説明するためにもルールを一から出す必要があるため、手っ取り早い方法は「主人公を素人にする事」である。

そうすれば主人公に教える体で自然にルールの説明や基礎から入る事が出来る。主人公が経験者や「影の実力者」設定だとそれが難しい。実際シュート!では特にルールについて詳しく説明はされてはいなかった(リアル趣向じゃなかったのもあるけど)

スラムダンクでは主人公「桜木花道」がド素人のヤンキーであり、その代わり188cmの長身と無尽蔵のスタミナとスピードを持っており「身体能力だけは神レベル」って言う設定、当然だがテクニックは一切なし。

実在したNBA選手デニス・ロッドマンがモデルとかどっかって見たが実際にどうかは知らん。

子供の頃に読んだ際には自身を「天才」と称している割に大して活躍もしてないのであまり好きじゃなかったが、二十歳ぐらいの頃に友人から単行本を借りて全巻読み返したら「こいつ最高じゃねぇか!」となって改めて全巻買い直した。

自身を「天才バスケットマン」と言うが、恋のライバルである流川楓に劣っている事を心の底では認めつつ、最初は地道な基礎練習に嫌気が指して逃げ出したり、口うるさい先輩の赤木剛憲にブチキレたりしつつも必死に練習する姿が実に人間味に溢れていて良い。

何度かあまりにも上手くいかない事から「俺、やっぱり天才じゃないのかも…」と落ち込んでいたり、ぱっと見ノーテンキなバカヤンキーだが、実際は繊細で根暗な所も非常に良い。

自分のミスのせいでチームが敗れ、赤城の夢を潰してしまったシーンで、ただのバカヤンキーだったはずの桜木が泣いているシーンがあり、説教役のはずの赤城が慰めてたりと、この二人のやりとりが個人的にはツボ。

読み始めた当初バスケットはルールもさっぱりわからなかったが、大人になってからこの漫画を読み返し、NBAを実際に見るようになり、NBAを見て実際のバスケの流れや試合展開を覚えてから改めて読むと更に面白さが増していたので、好きな人は一度NBAや国内バスケもちゃんと見てから読み返す事をオススメします。

とりあえず桜木と三井さんが好き。桜木は何度もやられまくってもへこたれずに頑張るから。三井さんは一度グレた事を凄い後悔しつつ頑張ってるからw

スラムダンクは紹介するまでもないレベルの「影響を与えた漫画」の一つだと思いますが、やっぱ良いよ…バスケット興味がない人も読んでみて損はない。終盤の絵の上手さと試合展開の面白さは完全に神がかってます。

この漫画の良い所は、主人公はあくまでスコアラー(点を取る人)ではなくリバウンダーである所です。バスケットで、シュートを打った後のボールを皆でジャンプして競り合い奪うシーンが必ずありこれを取る事をリバウンドと言う。

リバウンドは攻守両方でマイボールにするために絶対に必要なプレーです。大人になればわかりますが「リバウンドを制するものはゲームを制す」って言葉も「そりゃそうだ」って話なわけですよ。プロの試合でも一試合でシュートが入る確率って5割前後ですから。シュートは半分近くは外れるわけです。

そのリバウンドを取るかどうかで試合の流れは大きく変わる、だけど見た目地味なのでリバウンダーよりはスコアラーに当然注目が集まりますけど、リバウンドも凄く大事なわけで、それを上手く描いたのは素晴らしい事だと思います。

どうでも良いが作中では3ヶ月ちょい程度しか時間が経っておらず、桜木の成長スピードを考えるとやっぱり天才である。ちなみに実際にNBAのスタープレイヤーの中にはバスケに専念したのは大学から~なんて化け物もいたりするので、身体能力がずば抜けてたら結構ありうる話なのかもね…。

なお、黒子のバスケも読んだし普通に面白かったけど、あれはキャプ翼より更にトンデモ過ぎてここには入れれないなぁと思ったので除外します(笑)

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テニス

実はテニスもちょびっと興味を持っておりまして、ちょっと遊ぶ程度なら何回かやった事はあります。なお初めてやった時は何度もホームランを打ちました。

普通に枠の中に打つ事そのものが難しいテニス恐るべし…。

しゃにむにGO

「赤ちゃんと僕」で有名な羅川真里茂先生の作品。1998年から「花とゆめ」で連載開始、全32巻。

テニスがマイナーかは何とも言えない所ですが、主人公が二人おりメイン主人公の伊出延久は陸上をやっていたものの、テニスをしているヒロインに憧れてテニスに転校するって言う、ありがちなパターンで主人公はド素人。少女漫画でその設定良いのか?って思ったけど、少女漫画でもよくあるか…(笑)

もう一人の主人公である滝田留宇衣が子供の頃からテニスをしているエリートの冷静沈着系、伊出がノーテンキ系でバランスを取ってある。

ただ表主人公の伊出があまりにも天才な上に、なんか恵まれすぎている感があるので、どうしても裏主人公の滝田の方に肩入れしてしまう…笑

あまりテニスの戦術に言及するのは多くないが、メンタル面に触れる事が多く(テニスはメンタルで大きく左右される)特に滝田留宇衣は実力は高いもののメンタルが安定せず「突然冷める癖がある」として、何度もライバルである佐世古駿に敗れたりするのが凄く良い、とても良い(オイ)

最低限のテニスのルールは読んでいたらなんとなくわかるので、この漫画を読んでいたので「今からテニスしに行くんだけど、やってみない?人数いた方がコート代安くなるんだよねw」って知人に誘われた際に「何もわからんけどやってみる!」と出かける気になったので、最初のきっかけをくれた漫画だとは言えます。テニスに対してガツガツやる専門的な漫画ではなく、ライトな感じに楽しめるのでテニスを知らない人でもガッツリ楽しめます。

今でも頻繁に読み返すぐらいには好きです、滝田くんが

余談ですが羅川真里茂先生の「ましろのおと」を読んだら三味線にまで興味が湧くんだから凄いわ、羅川真里茂先生の作品はそれだけ面白い。あと単純に絵柄が好き。

ベイビーステップ

2007年に週刊少年マガジンで連載開始、2015年4月現在も絶賛連載中の勝木光先生の作品。

しゃにむにGOは高校テニスが舞台ですが、逆にベイビーステップは高校ではなくクラブ(って言えば良いのか?)が舞台となっている。

ルール説明のためもあるだろうが、主人公である丸尾栄一郎がド素人からスタート。成績優秀な優等生がたまたまテニスを始めてそれにハマって徐々にプロを目指すために奮闘していく。

試合中の休憩時間に常にノートにデータを書いて相手を分析して、モーションを盗んで相手の打つコースを予測したり、自分を客観的に分析して戦うと言うスタイル。主人公は基本的に大味なプレイスタイルになるのが多い気がするが、身体能力がなく頭脳で戦うタイプは珍しい。

なので戦術についてがっつり説明文が入り文章が多い。だからある程度テニスに興味がないと読むのは厳しいかも…?

この漫画でもメンタルについては大きく触れており、丸尾もメンタルコントロールについては強く意識して書いており、某黒子のバスケではトンデモ扱いされている「ゾーン」についても、非常にわかりやすく書かれている。

どうでも良いがテニスやゴルフやボーリングなど、総て毎回同じ形からスタートする競技ではゾーン(とまでは言わなくてもそれに近い理想的な状態)になるのは素人でも度々経験した事はあるはずなので、そういう意味では非常にリアルな内容。

余談ですが僕もボーリングで、一回だけ連続でストライクが出まくって止まらなくなった事がありますが、その後一度もそういう経験がないので、ゾーンとまでは言いませんがそれに近い理想的な精神状態(ってか集中してた)にはなってたんだろうなぁ…と今考えると思います。

基本的には試合中は丸尾栄一郎の心理描写が多く「あれがこうだからこうしてこうする…!!」みたいな今後の戦術をめちゃくちゃ長く考えた上で試合展開が進むので、試合の流れが遅い(笑)

だがあまりにも白熱した試合が多く、しかも途中からは「負けたらプロを諦める」的な条件付きなので、読んでてどうしても丸尾を応援してしまうから「丸尾絶対に負けるんじゃねええええ!」とか思って読んでいると、気がついたら歯を食いしばってたり力が入ってしまうので、相当のめり込んで読んでます僕は。

しかもちゃんと主人公が適度に途中でポンと負けたりする展開が多く、よくある漫画みたいに「絶対に主人公が勝つ」ってわけじゃないのでかなり白熱して試合を楽しむ事が出来ます。単純に一つの大会で全て終わり~って展開じゃないのが個人的には楽しいです。

個人的にはこれまでのスポーツで「年に2つ程度大会があって、弱小は一回負けたらそれで公式戦終わり」って方式自体が間違っていると思っているので、沢山大会がある競技って素敵だよね…って思って読んでます。トーナメントよりリーグ戦にして欲しいよね~。

これを読んでから錦織圭選手の試合をテレビで見たら、結構わかりやすくなってて凄くテニスを楽しめたので、テニスを知りたい人は読んでみると良いかも。普通にめちゃくちゃ楽しい。本格派って意味ではしゃにむにGOよりこっち、でも漫画としてはどっちも大好きです。

野球

自分でやるのはあまり好きじゃないくせに、漫画で読むのは大好きです。

おおきく振りかぶって

2003年より月刊アフタヌーンにて連載、2015年4月現在まだ連載中のひぐちアサ先生の作品。

野球をやるのは大嫌いで、見るのは特に興味なしな僕に「野球見てみようかな」って思わせた偉大な漫画。

元々はアニメ化した際にオタクな友人が「マジで神アニメだから見ろって!コードギアスやデスノート好きだったら見れるって!」とか言うわけのわからん事を言ってきて見せられたのがきっかけで、入りはアニメでした。

高校野球が舞台で、主人公三橋廉は元々経験者系。だけどこれも心理描写や戦術面に多く触れる作品である。

三橋自体が中学時代にトラウマを抱えておりなよなよ系で、身体能力より技術で勝負するタイプの投手、でも野球は投手をリードするのは捕手(キャッチャー)なので、試合中は主に捕手や選手に指示を出す監督視点で戦術描写が出て来る。

三橋には豪速球がないので「ストレートで直球勝負だぜええええ!」的な展開は一切なく「打者にコースを読まれたら終わり」の野球を展開するため、非常に戦術的な展開になってド素人にもわかりやすく楽しい。

余談だが僕がパワプロ(ゲーム)で義弟に勝てるようになったのは、この漫画を読んで投手の配給について学んだからである(マジで)

全く野球に興味がなくて、過去のトラウマによって毛嫌いしていた僕に「野球見ても面白いかもな」とまで思わせたのはこの作品がそれだけ面白いからだと思う。トレーニングなどについても言及が多く、色々な面で勉強になる漫画。

ちなみに上記友人が「デスノートやコードギアスが好きなら見れる」って言ったのは「心理戦が好きなら見れる!」って言いたかったようです。確かに心理戦は好きなので見れました、某友人は小学校からの幼馴染なので僕の趣向を実に理解している有能な男です。

余談ですが僕はあだち充先生の作品は全部大好きですが、あくまであだち充ワールドが好きなだけであって、野球そのものに惹かれてはいなかった。あだち充先生の漫画では野球を見ようとは思わなかったので、今回の趣旨に合わないので除外します。でもあだち充先生の作品はほぼ全部好きです。

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ボクシング

格闘技自体はK-1辺りから見てPRIDEで総合格闘技、WWEでプロレスなどを見ていたし、ボクシング自体も辰吉丈一郎選手の試合などは見てましたが、ボクシングそのものを見てみたいと思ったのははじめの一歩がきっかけなので、敢えて取り上げます(笑)

はじめの一歩

1989年から週刊少年マガジンで連載され、2015年4月現在も連載中の単行本100巻超えの森川ジョージ先生が描く長寿ボクシング漫画。

主人公の幕之内一歩がいじめられっ子からボクシングをスタートさせる典型的なスタートの仕方のボクシング漫画であり。テクニックはないが身体能力(っていうかパンチ力)が優れていると言う、現代の流行とは真逆のタイプの主人公(時代の流れだね)

連載開始当時ボクシングがマイナーだったのかは不明ですが、格闘技経験がない人にもわかりやすいように序盤は様々な説明が一歩に教える形でされるので非常に入りやすい。

主人公である幕之内一歩はコテコテのインファイターでテクニックをあまり使わず愚直に前に突っ込み、逆に相手が色々なタイプが出てきてそっちがテクニックを披露してくれるのがこの漫画の典型的なパターンになっている。

そして最終的には一歩のハードパンチで一発逆転ズドンである。だけど100巻続いてマンネリ化はしたものの、途中で色々な見せ方で一歩のパンチ力の魅力を伝えてくる辺りは流石です。

めっちゃくちゃ面白いが、一歩が日本王者になってからマンネリ化した事は否めない。ただし個人的に大好きな鷹村守vsブライアン・ホーク、木村達也vs間柴了はその後の話なので、単純にそうとは言えないかなぁとも思いつつ…個人的には板垣が出てきて「また新人やるの!?(;´Д`)」って辺りでガックリしちゃったんだよね…でも板垣も魅力的なんだよなぁ…笑

いい加減終わって欲しい気もするが、終わってもなんだかんだ寂しいよなぁ…と。ちなみに個人的には会長の事が大好きなツンデレ鷹村さんが大好きです。

どうでも良いけど、ずっとやってるからって必ず常に強くなり続けるなんてありえないよな…と最近の流れを見てて改めて思ったとかなんとか。

アメフト

アメフト漫画なんて誰も一つしか浮かばないと思いますが、とりあえず紹介したいと思います。

一つしか浮かばないぐらい有名なのって、それだけ凄いことだよね…。

アイシールド21

2002年より週刊少年ジャンプで連載した稲垣理一郎先生・村田雄介先生の作品。

日本ではマイナーなアメフトを取り上げた作品ですが全37巻と息が長くアニメ化もして、そっちも人気があった凄い作品。

主人公の小早川瀬那は足が速い事だけがとりえのパシリだったものの、高校に入ってアメフト部の蛭魔妖一にNFLでもトップクラスのスピードを持っている事がバレ、目をつけられて入部し、徐々にアメフトにハマっていく。

アメフトが相当マイナーな事もあり、かなーりルールもわかりやすく説明してくれるので凄くわかりやすい。更に少年漫画らしく必殺技も込みでこれまたわかりやすく漫画に盛り込んで来るので、内容が凄く楽しい。

しかも努力などの面をかなり重視しており、アメフトのメンバーが多い事や、攻守で選手を入れ替えたりする事が可能なのもあり、序盤に雑魚だったキャラが後で強くなって重要な役割を担ったりと、キャラクターの魅力が濃い作品になっています。

試合では最終的には主人公である小早川瀬那の足に総てを託す事が多いが、戦術は基本的にほぼ全部蛭魔妖一が立てており、その蛭魔自体が「身体能力が凡人なので、頭を使うしかない」ってキャラクターなので、個人的には蛭魔が一番好きです(笑)

改めてこういうマイナーな競技を一気に有名にする漫画はマジで凄いと思う。これまたアメフトをちょっと見てみたいと思った程、でもさすがにこれ以上見るスポーツを増やす時間がないのでやめましたが…笑

NFLとかまで見だしたらマジでシャレにならん事になりそうだもん…。でもそれぐらい興味を持っちゃったほどこの漫画も面白かった…。

どうでも良いけどショボイ根性系のキャラも好きなので、雪光好きなんです、ハゲだし。

かるた

かるたに関しても一つぐらいしか浮かばないので、これまたアレですがとりあえず「かるた」なんてマイナー競技を有名にした作品なので紹介します。

ちはやふる

2008年から「BE・LOVE」にて連載されている少女漫画、2015年4月現在も連載中の末次由紀先生の作品。

めっちゃくちゃマイナーな「競技かるた」を取り上げた作品、この漫画を読むまで競技かるたなんて知らんかったし、かるたなんて一回もやった事ねーし…でもなんか人気あるから読んでみよう!って思ったら「何これ、かるた面白そうじゃん」とまで思わされた恐ろしい漫画です。

主人公である綾瀬千早が小学生時代にかるたを学ぶ所からスタートするので、一応主人公もド素人からのスタート。

でもあまりにもかるたを知らなすぎて、最初は読んでてもイマイチルールを把握出来なかったのは僕がバカだからなんだろうか…笑

どうでも良いが、どっちかと言うと僕は真島太一より綿谷新が好きだったので、これを書いている時にWikipediaで名前の漢字が間違ってないか確認してたら「真島太一がこの物語の裏主人公である」って書いてあって「え!?そうなの!?」ってびっくりしたのはここだけの話。

少女漫画なのにあまり恋愛描写が多くなく、マジでかるたの話題ばっかりでかるたばっかりやっているのがこの作品の特徴。全く知らないかるたの話題ばかりなのにめちゃくちゃ面白いのがまた凄い。

ともかく主人公の綾瀬千早が魅力的、絵柄も込みで可愛いので綿谷新とひっついて欲しい所である(個人的願望)

ガチで男でも読めるぐらい楽しいので読んでみて欲しい。単純に僕が元々少女漫画も読めるから…ってだけかも知れませんが…笑

全くかるたに興味ないし一度もやった事もない僕が「機会があればやってみたい」って思った程なのでガチで凄いと思う。

漫画は興味を持ってもらう入り口に適している

昔からずっと漫画を読んでますが、漫画の影響はバカに出来ないと思う。何より誰でも簡単に読めるって点が実に良い。

もちろん、漫画以外にもちゃんとした本を読んだ方が沢山の知識を学ぶ事は出来ますが、それだと表現の限界もあるしまさにそういうのって「コア向け」であって「何かの入り口」にはなりえないと思うんですよね。

例えば今回、僕が挙げた作品はとりあえず現状パッと思いつく「この漫画を読んでこの競技に興味を持った」って作品ですが、絶対漫画じゃなかったら興味持たなかったなーって思います。

特にかるた!

だから漫画は「興味を持ってもらう入り口」としては非常に適していると思う。もちろん漫画そのもののクオリティが高くないと興味を持ってもらうまでには至らないのが厳しい所ですが…。

好きな漫画は他にも沢山あるよ

バスケ漫画では他にもあひるの空とか黒子のバスケも読んでるし、サッカー漫画ではJドリームやGIANT KILLINGとかも読んでる、でも「競技を好きになったきっかけ」ではなかったので、今回はその辺りは入れてません。

あくまで「この漫画を読んでこの競技に興味を持った」って形で取り上げているので、かなり厳選して選んでます。その結果「誰でも知ってるやんこの作品」って感じのばかりになってしまいました…笑

単純にこれが「僕の好きな作品」「僕が影響を受けた作品」って選定の仕方なら他にも沢山の作品が出てきますしね…地味にこの記事1万文字超えの無駄な長文記事になってしまっていますが、単純にこういう漫画紹介とかで需要がありそうならガチで好きな漫画一作品を紹介する形で適当に記事書いても良いかなぁ…とかは思ってます。

冷静に考えたら以前ダイの大冒険についてずら~って語った事ありますしね。

ってわけで今回は以上です。いや本当に漫画は面白いよ本当に…漫画から学ぶ事って沢山あると思うんだ…。ブログネタがなくなった頃か、改めて漫画を読み返した直後にでもまたこういう漫画についてのオススメの記事でも書いてみても楽しいかもね、漫画本当に大好きなので(笑)

それにしても改めてマイナーな競技を取り扱った漫画で爆発的にヒットしてるのって、凄い事よね…。