子供が運動をしないって理由でスポーツを習わせちゃダメな理由

投稿日:2016年1月8日 更新日: 10,463 views

サッカーボール

僕は元々野球が大嫌いでした。それは子供の頃に親や兄にぶん殴られながら「やれ!」と強制されたからです。

強制されて大嫌いになったのは当然として、それ以外にも「野球は難しくて、痛いし怖い」みたいなイメージがずっとつきまとっていました。

先日義理の弟とキャッチボールしたら普通に楽しかったので「どうしてそんなに印象が違うんだろう??」って思ったんですけど、そこでちょっと気付いた事があったので書いておきたい。

今回は「子供が運動をしないから」「根性がないから」って理由で運動教室に放り込むのは間違ってますよって話です。

子供にスポーツをやらせるなら、まずは親がその土台を作る必要があります。

まずは僕の経験談から失敗例を書いていきます。

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運動が嫌いな子供にいきなりスポーツをやらせてはいけない理由

大前提として自分が上手くなれなくて下手なものはつまらないです。

野球の場合悲しいかな、下手だとキャッチボールでもボールをキャッチできずに身体に当たったり顔面に命中したりと、ちょっと痛い目にあいます。

僕は子供の頃は運動神経が絶望的に悪かったんです。そして親に強制的に野球をやらされている間に、ノック(先生が打ってくる球をキャッチして1塁とかに返球するやつ)で見事に顔面にボールが命中して鼻から大出血したりショートバウンドで股間に命中したりと、良い感じに野球ヘタがやらかすセオリーを通って来ました。

だからもう小学生の頃に「野球は痛いから嫌い!」って思っていたんですよね。

結局どうして野球が嫌いだったかと言うと「下手だったから」の一言なんですよね…そりゃ下手ならつまらないです。

でもそこで一つ疑問があるのが「何故全く練習もせず、グラブも持ってなかったのに大人になったら多少はまともになってたのか?」って点ですよ。

基礎体力がないと上達しない

すべてのスポーツに言える事だと思うんですけど、基礎体力がついてたらちょっとやれば大体コツを掴んで上達するんですよ。

要するに運動する土台があるかないかって話。

うちの親は「でろりんは運動してないし、お兄ちゃんが運動部入ってるからやらせよう」と強制的にやらせてしまったわけです。

運動能力0で腹筋運動もまともに出来ないぐらいのダメっ子な僕を、子ども会のソフトボールと野球部に強制的に突っ込んでしまった。

その結果僕はルールも知らない競技をやらされて、フライの時に豪快に走って先生にぶちキレられて「そんな事も知らずに野球部にいるのか!」と怒られる。そりゃ好きでもないし、試合を一度も見た事もないのでルールは知りません…。

そこで先生にボロクソに言われてノックで顔面命中して泣きながら帰って嫌になったりしたわけです。

野球を無理矢理やらされるわ痛いわで、部活に行かなければ親兄弟に殴られるし、行ってもボールが当たって痛いしで「野球=苦痛」でしかなくなってしまいました。

だからその後、自分で身体を鍛えなおしてサッカーが好きになってからも「野球は見るのは別に良いが、やるのだけは嫌だ」になってしまってました。完全にトラウマです。

でも現在はそれなりにスポーツはしているわけで、ちょっとは「スポーツをする土台」が僕の中にあるわけですよ。サッカーしてたりバドミントンしてたりするので、運動神経0の絶望的な状況に比べればキャッチボールでボールをちゃんと捕ったりする事ぐらいは出来るわけ、超基礎的だけど結構楽しく出来るんですよ。

ある程度の筋肉と体を動かす経験があれば上達する

ボールをしっかり見るのもバドミントンやサッカーでいつもやってる事だからわかってるし、結構荒い球を投げられて「怖っ!!」とか言いつつもちゃんと捕れてました。

途中からは思ったより楽しかったので、一度中断しても弟に声かけて「もうちょいキャッチボールやろうぜ」と言ってなんとか上達しようと弟に「投げる時ってどうすりゃ良いの?」って聞きながら試行錯誤してました(笑)

ちゃんと運動をしている人は「身体の動かし方」を知っている事になります。

例えば僕はサッカーボールで対面パス(野球のキャッチボールみたいなもん)は子供の頃から大好きなので、何度も何度も繰り返してきました。

キャッチボールとの違いは、足でやるか手でやるかの違いです。

ボールをちゃんと見て足で受ける練習はサッカーで無数に繰り返してきたので、まずここで「目でボールをしっかり追う」事が僕は出来てるのです。

更に最近はバドミントンをやっているので、ド素人でも成人男性がジャンプスマッシュかませば結構のスピードが出ます。

最近はそれを正面に来ても横に来ても返せるようになってきているので、これまたじっくり羽が飛んでくるのを見て、ラケットに当てるコツってのを徐々に掴んでいる最中だと思います。

だからキャッチボールの時に弟が徐々に強いボールで投げて来て、ちょっとコースが外れても案外キャッチする事が出来ました。これは子供の頃は全く出来なかったんです。

これらは他のスポーツをやってた事で「スポーツをする土台」が僕にあったからなんですね。

複数のスポーツをこなす事で苦手だった競技も結構出来るようになってるもんだなと、この際に気付きました。

筋肉をつけておいて、ある程度動かした経験があれば苦手意識があった競技でも、それなりに上手くやれるものなんです。

親が遊んで土台を作ってあげよう

もう言いたい事はわかると思いますが、うちの親みたいに「うちの子は運動神経が悪いから、何かスポーツをやらせたい」と言う親は。

まず家でやらせましょう。

いきなり空手道場とか厳しい部活動に放り込んで「ここなら厳しいから強くなるだろう」なんてうまい話はありません。

下手したら僕みたいにトラウマ植え付けられて終了です。

結局空手道場が厳しくても、親が何もしなければ何にも変わりません。大事なのは「スポーツをする土台」をまず作ってあげる事、そのために一番良いのは僕は「親が一緒にやる事」だと思います。

子供と一緒に親が運動する事で、子供は楽しみながら「運動する土台」を作る事が出来るはずなんです。

いきなり競技をやるのではなく、闇雲でも良いから走って登って泳いで、木とか殴って木の棒とか振り回して石でも蹴っ飛ばした方が良い。

まずは「遊び」で動く事を覚えないと、いきなり競技をやっても身体を上手く動かす事が出来ず、全く覚える事が出来ません。

仮に頭でわかっても、身体がついてきません。僕がそうだった。

元々親と沢山運動をしていた子供は、その土台が最初からあるから上達が早いんです。

いきなり他人に自分の子供を放り投げるより、まずは自分の手元で教えてあげる事を覚えた方が良い。

実際にそれをやろうとしている人達を何人か見たが、子供は結局運動教室などで嫌な思いをして、先生に怒られて「もう辞めたい」と言うだけで終わってました…。

幼児期から親が一緒に遊んであげるのが大事

子供にスポーツをやらせたいなら、まずは親が一緒になって遊んであげる事が大事です。

何故なら俗に言う「運動神経」は用事の頃に決まるからです。

神経系の発達は5歳で50%は決まる

恐ろしい事に神経系の発達は5歳の頃には50%は出来上がっているそうです。そこから更に小学生の間にどれだけ運動をしているかで神経系は固まっていくそうです。

そしてその後に取り戻す事は出来ないそうです。

だから個人的には小学生までの間は「親が一緒に遊んで運動神経を作ってあげる」事が大事なんだろうなぁ…と思います。

自分がボールを蹴りたいからって理由で、娘に「一緒に蹴ろうよー」とお願いしてボールを蹴ってて良かったなぁ…とちょっと思いました…。

家族で遊んで運動の楽しさを教えてあげよう

運動を全く経験させずに「運動が苦手だから」と、いきなり外(部活動や教室)に放り出しても、子供が積極的にやれるはずがないんです。

まずは「失敗しても怒られない」ような環境で親と一緒にまずは楽しく運動する事が大事です。

僕が子供の時はまずそれが許されなかったのが失敗だったんじゃないかなと自分で思います。

うちの子の場合は幼稚園に入った時点で運動系の習い事をやってましたが、幼稚園の習い事ってみんなすっごく優しいんですよ。

超絶な基礎ばかりを先生達が優しく笑顔で教えてくれる。だから嫌になる事ってあんまりないと思います。

幼稚園のうちに何かしら運動をさせておくのは本当に大事だと思います。そこでまず一つの土台が作られますからね。

その「運動をする土台」を作ってから部活動や教室に入れた方が良いです。

幼稚園の子の場合はいきなりぶっ込んでも良いと思います、先生はみんな優しいですから。

子持ちになって本当に思いますけど、大人に教える指導者より子供に教えてる指導者の方が教え方って凄く上手です。

特に幼稚園の先生とかは神レベルに教え方が上手くないとやれません。やってる事は基礎的かも知れませんが、伝え方は神レベルじゃないと伝わりませんから。

「自分が言っても聞かない」は甘え

「自分が言っても子供が聞かないから強制で部活やスポーツ教室に入れよう」ってのは親の甘えです。

人に任せるより自分でやりなさいと。人に任せるなら幼稚園の時点で最初から任せるのは有りですが…。

小学生に入ってから、運動が苦手な子にいきなりスクールに入れても、厳しい先生に怒られてもっと嫌な思いをするだけです。

まずは何かしら遊びをやらせる事、その遊びで「上達したらすぐ褒める」事が凄く大事です。

小学生になってからでも運動をする土台さえ作ってあげればどんどん上達しますよ。

僕なんか筋トレとか始めたのは小学6年生ぐらいですし、そこから上達してそこそこ人並みの運動神経にはなれましたから…たぶんね…笑

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基本的な運動能力を鍛える方法

子供は成長期なので、ちょっと教えたらぐんぐん上達します。その際に気をつける事がちょっとだけあるので、それについても紹介しておきます。

ちょっとした基礎から始める

幼児を相手にする時はちょっとした基礎からはじめましょう。

僕は大きなゴムボールを自分に投げさせる所から始めました。

ただ真っ直ぐ自分に向かって投げさせる。それだけの事から徐々にやらせていきましょう。

走る事に関しても、ただ二人で追いかけっこなどをしてただ走るだけでも良いんです。

完全な基礎をまずは子供に教えましょう。走る・投げる・ジャンプする・登る。これだけで全身の筋肉を使うものです。

出来たらすぐ褒める

僕はボール遊びをしている時に、本当に真っ直ぐ投げられただけで「おぉー出来たじゃーん」と褒めてました。

特にちょっと難しい事をやらせた時には上手く出来たら大げさに褒めてました。

子供は褒められたら初めて「面白い」と感じます。褒められるのが嬉しい。自分でも出来た事が嬉しいんです。

そうやって徐々に運動に取り組んでいきます。そこで「なんで出来ないんだ!」ばかりを言ってたら、運動を面白いとは思ってくれません。

基礎から一緒にやっていって、上手く出来たら何がどう上手かったのか言ってあげると良いと思います。

僕は娘が7歳になった今もそのスタンスでいます。

さり気なく筋トレをさせよう

遊びの中にさり気なく筋トレを交えると良いです。

例えば足を持って上げて手で歩かせる「手押し車」も実に良い全身運動になります。

僕は自分も一緒にやる事で、さり気なく娘に筋トレをさせていました(笑)

他にも一緒に腹筋運動をしたり、足を上げる体操をしたりと、家の中でもやれる事はいくらでもあります。

家の中では遊んでるフリをしながらさり気に筋トレさせてました。

この際に勝負形式でやると子供は結構喜んでやってくれます。

こうやって徐々に基礎体力をつけさせるのが大事だと僕は思います。ちなみにフリーウエイトなんかやらせる必要はないですよ。ちょっとした自重トレーニングで十分です。

うちの娘は今でも僕と一緒に筋トレしてます。7歳で腹筋30回ぐらいは普通にやりますよ…恐ろしや…。

こうやって徐々に運動する基礎が出来てきて、うちの娘もスポーツが上達しているので、本当にこれが総てだと思います。

親が一緒にまずは楽しませよう

ってわけで今回はスポーツを本当に楽しむには「運動をする土台」を作る必要があるので、土台も作らせずに何も考えずに部活動やスポーツ教室に子供をぶち込むのはやめて、ちゃんと自分が教える事が大事なんじゃないかなぁ…?って話でした。

「子供に運動する習慣をつけたい」って思うなら、自分でつけさせましょう。公園に連れて行くなり、家の中で暴れさせるなり、なんでもやれる事はあるはずです。

結局世の中で生きて行く上には「基礎が必要」だと思います。基礎があればそこからどのようにでも変化出来る。

そして基礎がなければ何も出来ない。その基礎だけは親が一緒に作ってあげないといけないんじゃないでしょうか?

親が基礎がない事を嘆くのは間違ってると思います。子供の基礎を作ってあげるのは親です。

勿論、基礎をつけた後に子供がどうなるかは本人次第ですけどね。

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