よく「子供に悪影響」と言われているものがありますが、果たしてこの世の中に悪影響なものはどれだけあるんでしょうか?
僕は別に何でも見せても良いと思っている派です。むしろ何も知らずにいる方が危険だからです。
子供には危険なものも全部オープンに見せて「これは危険なんだよ」と教える事が大事だと僕は思います。
ってわけで今回は「見せてはいけないものなんてあるのか?」って話をしたいと思います。
何故なら一番危ないのは「無知であること」だと僕は自分の経験から思うからです。
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もくじ
子供に見せないでいるとどうなるのか?
僕は子供に悪い物を見せない事で様々なデメリットが生じると思っています。
ここではちょっとその例を紹介したい。
知らない事に興味を示す
子供が最も興味を示すものは何なのか?それは「知らないもの」です。
未知なるものに遭遇すると、子供に限らず「何それ?」と興味を示します。
例えば煙草を全然知らない子が煙草を見たら興味を示すでしょうそこで「吸ってみる?」と聞かれたら、吸う子もいるかも知れません。
これは何に関しても同じような反応を示すと思います。
実際僕の周りがそうだったからよくわかります。知ってると興味を持たないんですよ。
僕は「やっちゃいけない事」をやっている人を実際に知っていたので、目の前に出されても「要らない」と言えました。
それは実際どうなるかを目の前で見て知っていたからです。
自分の中で「煙草とお酒までは良いが、それ以上には絶対に手を出さない」と決めていました。
事前に知っていれば断れる
これは本当だと思います。
僕は子供の頃は親に反発していたタイプで、今も基本的に天邪鬼ですが、ここだけは絶対に守っていました。
上記した「大人になってから手を出して良いのは酒と煙草まで」は親にも散々言われていた事です。
だから絶対にそれ以上には手を出さないようにしていました。どれだけ先輩に誘われようと絶対に拒否です。
僕みたいなワルガキでも断固して拒否をしていたのは、やはり「知っていたから」です。
悪い事は子供に積極的に見せた方が良いと思う理由
僕自身は環境が悪かったのもあり、悪い事が沢山身近にありました。
でも身近にあったからこそ「これやった事ないだろ?やってみない?」って言われても「いや知ってるから」と言えるんです。
全く知らないと、そこで知らない事に興味を示す可能性が高まると僕は思います。
僕は今でも「自分が興味を示すのは、知らない事だ」と強く意識しています。
ぶっちゃけると大体の事は一度経験すると興味を失います。本当に面白いと思った事はリピートすると思いますが、初体験は誰でも楽しいものです。
そこで先に子供に映像などで見せる事が疑似体験として僕は大事だと思います。
キャンペーン動画などを子供に積極的に見せる
今はネットがあっていくらでも見る事が出来るので、子供には早目に「こういう事になる」と言う危険性を伝えるキャンペーン動画を見せるべきだと僕は思います。
例えば「バイクでヘルメットをつけていないと、こうなる」という動画もあります。
ガードレールに頭から突っ込んで頭が悲惨な事になっている画像とか、いくらでもあります。
そういうのを見せるのは残酷だとは思いますが、それが紛れも無い事実なんですよね。
「ヘルメットはつけなさいよ」と、曖昧に言うだけじゃなくて「実際にこうなるよ」と見せるのは凄く大事だと思います。
これはバイクに乗る年齢になったら見せた方が良いと僕は思います。もちろんモザイク有りとかで良いとも思いますが…。
大半の子供は「ヘルメットをつけないと警察に捕まる」と思ってます。
そうじゃなくて「ヘルメットつけてないと即死する」って事を具体例を見せて教えないといけません。
またドライブレコーダーなどの事故動画を見せるのも凄く勉強になるので大事だと思います。
親と話をして知っていたからやらなかった
僕は昔から短気で、親の言うことを聞かない子供でした。
むしろ親がうるさく言えば言う程「そこまで言うなら、それ(悪い事)をやってみよう」と逆走するような所がありました。
それが見つかって叱られた事も何度もあります。小さな悪い事は沢山しました。
でもその小さな悪い事を沢山やって、父親にぶん殴られて怒鳴られていたからこそ「これ以上は本当に超えちゃダメ」ってラインを把握してました。
だから本当に悪い事が出来る年齢になった時に「それはやらない」とハッキリ言えたんだと思います。
そして実例がたまたま近くに沢山あったので「ああいう風になる」ってのを知っていたのも良かったんだと思います。
やはり事前知識があるのとないのとではかなり違うと思います。
出来れば早目に子供に見せた方が良い
悪い事をすればどうなるのか、早目に子供に見せて教えた方が僕は良いと思います。
そこをひたすら隠していては、子供は悪い事をしたらどうなるのか実感を得る事が出来ないんです。
だから子供に「これはやっちゃダメだよ」って話をする時は、僕は可能な限り具体例を出す事にしています。
だから僕は「子供に悪影響がある」と言われているもの程、時期を考えた上で見せるべきだと思います。
スポンサードリンク子供の非行を防げるのは親だけ
一番怖いのは子供に知識を与えない事です。
悪影響だからと見せない事で全く知識がないまま触れてしまう日がいつか来るかも知れません。
「子供の作り方」などの知識は特に早い内から教えておいた方が良いと思います。それすらわからず行ってしまう子供もいるかも知れません。
こういうのを「いずれ学校がやるから良いわ」って言うのは、僕は育児放棄だと思っています。
一番大事な事だからこそ、親が子供に教える必要があるのではないでしょうか?
人に迷惑をかけない、法律違反をさせない。危険な物に手を出さない。そういうのは勉強よりも大事な事だと思います。
その部分の教育を他人に任せるのは僕は良いことだとは思いません。
一緒に見て何が危険か教えよう
子供を一番危険に近づける原因は「無知」だと僕は思います。
その知識を親が教えて、一緒に考える事で子供に植え付ける事が大事だと僕は思います。
最も大事な事を他人任せにしないで、親がしっかり教えるようにしましょう。
手段は人それぞれで良いとは思いますが、僕は「子供に見せない方が良い」と言われているものほど、ちゃんと見せた方が良いと思っています。
大事なのは「どうなるか」をしっかり教える事です。そして「怒られるからダメ」なのではなく「自分自身が損をするんだよ」って事を教える事じゃないでしょうか?
うちは「横断歩道で手を上げる」行為についても「手をあげてないと、車に乗ってる人から娘ちゃんが見えないから、轢き殺されちゃうんだよ」って教えています。
その結果、一緒に歩いている他の誰もが手を上げてなくても、うちの娘だけは絶対横断歩道で手を上げるようになりました。
クソ真面目でもなんでも、それで1%でも娘が事故に遭う可能性が低くなるなら、僕はその方が良いと思っています。
僕は娘に死んで欲しくないし、道を踏み外して欲しくないので、とりあえず出来る事はやろうと思ってます…。
少なくとも僕の時は「知っていたからこそ避けられた」ケースが何度もあったからです。