お父さんが怒って鬼になってしまいました
子供に説教をしても、結構無視されちゃう事って多いと思うんですけど、個人的にそんな時に思い出す言葉が一つあります。
「今どうでも良いと思っても、いつか必要になった時に”そういえば親父が昔こんなことを言ってたな”と思い浮かべてくれる日がくればそれでいい」
っていう僕の親父の言葉です。これはガチでその通りだったんですよね…。
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もくじ
口うるさい説教ジジイだった親父
僕の親父は説教が多くてですね、どれだけ殴られたかわからないです。
なんか間違えたら怒るより先に手が出るので、ゲンコツが頭に飛んでくるタイプでした。
例えば食事中に左手をテーブルの上に出してないと、まずゲンコツが脳天に飛んで来てから「お前、左手は?」が後で来ます、先に口で言えよ!って話です(笑)
本当に子供の頃は親父が嫌いで「お母さんは優しいから好き、お父さんはすぐ怒るから嫌い」って言ってる子供でした。
でも大人になってから…特に親父が死んでから、脳内に親父が住み着くようになってしまいました。
親の教えが頭にこびりつく
僕は親父に色入な事でよく怒られました、食事のマナーもそうですし、短気を起こす事でもそうですし…。
その度に親父が「このバカタレがぁ!」とゲンコツ飛ばしてきてたんですが、今でも脳内で親父が僕にゲンコツを飛ばしてくる事があります。
最近は昔と違って短気を起こす事が減ったので、短気系の事はあまり出てきませんが、今でも親父が出て来る事があるのが「面倒なことを後回しにするな」ってものでして「後回しにしたらもっと面倒になる。早目に潰せ」ってよく言われたものです。
ですから「あ~これやるのめんどくさいなぁ…」って一瞬でも思うと「だぁ~か~らぁ~!先にやれって言っただろうが!」と脳内親父が僕に文句を言ってきます。
その度に一人でチッと舌打ちしながら「面倒だけどまとめて終わらせるか」っていう結論が出る事が多々あります。
スポンサードリンク度々現れる脳内親父
親父が頭の中にこびりついたおかげで「親父が生きてたらこれに文句を言うだろう」と思う事が結構増えました。
もちろん、総ての基準が親父になっているわけではありません。
親父が生前何度も「お前はここだけは絶対治せ」と言ってた部分のみで出てくるんですよね…。
子供は聞いてないようで聞いてる
思春期の頃や反抗期の頃は、親に説教されても「うるせーなぁ」って感じで話を聞かない子は多いと思います。
それでもやっぱり頭には残るもんでして、僕も小さい頃はよく親に反抗したもんですが、結局親に言われた事は頭に残ってるんですよね…。
僕は中学3年生の頃には親父と和解して仲良くなったので、早目に反抗期が終わったのもあるかも知れませんが、脳内親父は本当に度々出てきます。
だから子供に説教する時は「今は聞いてくれなくても良い」って気持ちで言うぐらいで良いんじゃないかなぁ…結構何度も言ってると子供はマジで頭に残ってるので、ふとした時に「そう言えばこれお父さんが言ってたな…」って思い返す日がマジで来ます。
特に親父が死んでからは度々思うようになりました。
そしてもう二度と親父が本当の意味で僕に文句を言ってくれはしないことも実感してます…。
人間ないものねだりだなーってホントに思いますけど、死んで初めて思うんですよね…説教してくれる人がいるって良いことだなって。
ってわけで「説教をしても子供が全然聞いてくれない!」って人はそこまで気にしなくても良いと思います。
親が口うるさく言ってきたことは子供の頭に絶対残りますから。
最低限の礼儀作法とかだけでも口うるさく伝えておけば良いんじゃないかなぁ…と個人的には思いまする…後はもう本人の人生なので、本人次第ですわ。
だから僕は子供に「こういうことはしちゃダメなんだよ」って話をする時に「いずれ気付いてくれれば良い」としか思ってません。自分もどうせ聞かなかったので。
でもだからと言って一切注意しないのはダメなので、とりあえず注意して説明はする。気付くかどうかは本人次第、って感じで投げっぱなしジャーマンみたいに放置するようにしています。
あんまり無駄に深く考えてもお互いに良いことがない気がしますしね…笑