俺の親父との主な思い出が「喫茶店のコーヒー」何でもない事が子供にとって良い思い出になるからもう少し気楽に子育てしても良いよねって話

コーヒー
親父との思い出は喫茶店のコーヒー

なんかスッゲーどうでも良い事を思い出したので日記的な記事でも書こうと思います。今回は「親との何気ない行動も凄い良い思い出になってるよね」って話でございまする。

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僕の親父はエゴイストだった

うちの親父は本当にまぁケチだわ自分さえ良ければどうでも良いわ的なエゴイストな親父でした。

元々は周りにお節介ばかり焼く面倒見の良いオッサンなんで、世間に出れば親父を好いてる人は沢山いたし、職場に顔を出すと本当に親父の息子ってだけで可愛がってもらった。

だけど息子から見ると「あの自己中親父め!」と思う事が多々あった。今回はそんなくだらない話をしたい。

うちの親父は買い物に行くといつも気がついたら一人で消えて、近くのパチンコ屋でパチンコしてたり、隠れてたこ焼きやラーメン食ってるような親父でした。

気がつけば子供らもその辺りには敏感になるので、親父がこっそり抜けだしたら後をつけて、親父が注文してる最中に「ラーメンもう一つ」と横から口を出すような子供になったものです。

うちは子供が多かったので子供を連れて行くとその分お金が沢山かかるから、ケチりたくなるのもわからんでもないんですけどね(笑)

日曜の朝は喫茶店

うちの親父は平日も休日も朝が早かった「現場に行く前に喫茶店でコーヒーを飲んでから行くのが良いんだ!」と言うのが親父の信念だったそうで、休日でもその習慣を続けて近所の喫茶店でモーニングコーヒーを飲むのが日課でした。

それもやはり6時頃には家を出て、歩いて1分足らずの喫茶店でいつもコーヒーを飲みながら週刊誌のグラビアをニヤニヤ眺めるのが親父でした。

流石に行動が読めていた僕ちゃんは当然喫茶店にも後々突撃し「クリームソーダ下さい!」と頼むのが一般的。お店の人もいつもの事だから大体わかってくれていたので、兄弟全員でクリームソーダ一つを頼んだりしても問題はなかった。今考えると、仮にクリームソーダ一つが450円だとしたら、3人頼んだら1350円にもなるので、そりゃ怒られるわなと。

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早起きの習慣付けにもなった

いつも7時前ぐらいになって子供が起きて、親父が家にいないと「喫茶店行きやがったな!」と走って喫茶店へ行く。早く行かないと親父は「あいつらが来る前に帰らねば」とコソコソと帰って来るのである。

今考えると親父流の「早起きの習慣をつけさせる」と言うテクニックだったのかも知れません。

たまにこっちが遅れて目覚めて起きてリビングに行くと、既に親父がタバコを吸って座ってて「あれ?喫茶店は?」と言うと「遅かったな!!(゚∀゚)」と一言笑みを浮かべられて「しまったあああ!/(^o^)\」となる事もよくありました。

お店の人にも覚えられる

あまりにも頻繁に行って「お父さんみっけー!」って大声で騒ぐガキどもが現れるもんだからすっかり店員さんにも覚えられましてですね。

親父は大体僕等が喫茶店に来るのを窓から眺めておりまして、来る時間帯になると隠れたりするんですけど、店員さんは当然子供の味方ですから「お父さんあそこの席に座ってるよ」と教えてくれるんですね、ありがたい事に。

こちらとしてはそれだけの存在なので店員さんについては全然覚えてなかったんですけど、ある程度大きくなってから「あら大きくなったねぇ」と店員のおばさん(ってか多分店主の奥さん)に声をかけられて「誰あれ??」となった事があるんですが、親に聞くと「近所の喫茶店の人よ」と言われて「あーそうなのぉ!?」となった事があったりしました。

何と言うか、無駄に近所との繋がりも作ってたんだなぁ…と自分が親になると気付きます。

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親が死んでからは大事な思い出

本当に下らん事ですが、深夜に親父がラーメン食いに行くために車を出した瞬間に気付いて飛び起きて、信号待ちしている親父の車の扉を叩きまくって「僕にもラーメン食わせろおお!!」とパジャマのまま走って追い掛けた小学生時代とか、今考えると結構壮絶なんですが本当に良い思い出です。

自分が今子供に対してそんな壮絶な思い出を作ってあげられているのかと思うと、そこまでは出来ていない気がしますしアレですけどね…実際僕が死んでから子供に聞いたら「アレやってたよねー」とか言ってくれるかも知れませんが。

今回はそんなどうでも良い話を語ってみました。なんと言いますか本当に「親とのどうでもいいやりとりも思い出になるよねぇ」って感じです。

僕にとっては親父がこっそりたこ焼きやラーメン食ってるのも、それに引っ付いて「僕にも食わせろおおお!」って怒ってるのも、なんか良い思い出だなぁと思ってしまいますね。

子育ては気楽にやっても良いと思う

もしかしたらうちの親父が世間から見て良い親父だったのかどうか微妙かもしれません。ガキの頃は相当殴られたし、色々押し付けられましたしね。

でもその全てがあって今の僕があるし、こんなくだらない事も良い思い出になってるから本当に思うんだけど、今現在子育て真っ最中の親御さんも肩肘張らずに子供と接して良いんじゃないかなぁ?って僕は思います。

勿論最低限の事は守らなくてはいけませんが、あまりにも子供を大事にし過ぎても良い事なんて何も無いと思う。お互いに疲れちゃうしね…最近はクソ真面目に考え過ぎなんじゃないかなぁ?って僕は思いますよ。

「親の責任」ってのは当然ありますけども、だからってビビりながら子育てする事もないって思います「あの野郎隠れて喫茶店行きやがったな!」って事すらこんな良い思い出に変わるのだから。気楽に子供と接して、気楽に子育てをしても良いんじゃないかなぁとふと思ったので記事にしてみましたわ。