正しい子供の怒り方がわからない人へ…親は子どものモチベーターであるべきだ

寝そべってる子ども

僕にはもうすぐ5歳になる娘がいますが、今日親の手伝いを嫌がった娘を説得した際に考えた事が結構良い感じだったので文章にしてシェアしたいと思います。同じく子持ちの親御さんの参考になれば良いかなーと。

もうすぐ5歳になる娘は、以前に比べて反発する事が徐々に増えてきました。以前は買い物に行く際にも喜んでついてきてくれたし、お手伝いも進んでやってくれましたが徐々に「面倒くさい」を覚えてきたようです。

基本的には良い子ちゃんだったうちの娘ですが、徐々にこれに奥さんが悩まされている傾向が見てとれました。

ってわけで普段は子育てとかあまり口出しせず「もっと放っておきなさい」とだけ言ってる僕ちゃんですが、今日はちょっとした教育論に口を出したのでその際の話をしたいと思います。

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もくじ

お手伝いをしてくれなかった時の怒り方

嫁が娘に「お昼ご飯を作るからお手伝いしてくれる?」と言っている時に起きた出来事でした。以下は会話形式で紹介していきます。

娘「えーお絵かきしたいからヤダ」
嫁「お手伝いしてよぅ、ママ一人だけじゃ寂しいもん」

娘「娘ちゃんお絵かきしたい」←嫌そう
嫁「お手伝いしてくれたらね………なんだろう…(小声)」←困ってる

この時点で嫁は「娘が嫌がる事を強要している」と判断したようで「欲しいものを買ってあげるよ」と言えば僕が「もので釣るんじゃねぇw」と怒るので言葉に詰まったようでした。

困っていたようなので僕が横から口を挟む事にしました。この時点で嫁は娘のモチベーション(やる気)を上げる方法を持っていなかったし、理解していなかったようだったので…。

ちなみにこの際に「お手伝いしなさい!」って怒るのは一番やっちゃいけない事だと僕は思っています。

子供に怒るのではなく説明をしてみた

僕「娘ちゃん、まだ4歳の娘ちゃんが料理のお手伝いするってすっごい大変な事だよな。だけどね、もしママのお手伝いをしなかったら料理をする機会なんてずーっとないんだよ。娘ちゃん、練習しなくて上手くやれた事あるかい?なかったろ?タイヤ飛びや、縄跳びはパパやママと練習したらどうなった?」
娘「できるようになった」

僕「あれは毎日ちょっとづつ練習したらできるようになったよな?いつもパパが言うけど、練習をしないと上手にはならないんだ。んでもし4歳の娘ちゃんが毎日ちょっとづつママの料理をお手伝いしてたら、娘ちゃんが大きくなった時はすっごく料理が上手になってると思わないか?」
娘「ん~わかんないw」

僕「縄跳びさ、ちょっと前まで出来なかったけど、何日か練習したらすぐに何回か飛べるようになったよな?」
娘「うん、できたよ!」

僕「料理も一緒だと思わないか?早めに練習してたら、幼稚園の皆が出来ないうちに娘ちゃんだけ出来るようになってるぞ。その方が嬉しくないか?やらなかったらいつまでも下手なままだぞ?みんなに”娘ちゃん料理できるんだ、凄いね!”って言われるようになるか”娘ちゃんまだ料理できないの?”って言われるようになるかは、毎日の過ごし方で変わるんだよ」
娘「そうなんだ!」

僕「そうだよ、だから毎日ちょっとだけママのお手伝いしたり、縄跳びの練習をしてみなさい。練習とかの嫌なことをした後は、お前の好きな事をしなさい。ゲームしても、お絵かきしても何しても良いよ。だけど嫌な事をちょっとだけしてから遊びなさい。嫌な事を進んでやってたら、沢山の事が出来るようになって皆に”すごいね!”って言われるようになるから、わかった?」
娘「わかった!やる!」

嫁「じゃあ娘ちゃんお昼ご飯作るの手伝ってくれる?」
娘「良いよ!」

僕(やべぇ僕天才なんじゃね!?(;´Д`)ハァハァ)

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子どもや部下のやる気を上げる方法

親は子どもに「◯◯しなさい!」って言うべきじゃないって僕は思っています。子どもに限らず指示を出していると「指示待ちをする人」になってしまうのです。

「◯◯しなさい!」って言わないと行動出来ない人になる。自分で「ここは◯◯した方が良いな」と進んで行動出来ない人間になるんです。

また「◯◯しなさい!」と言う事は強制になっているので「親に嫌な事をさせられている」感が強いと思うんです。これは僕がそうやって言われて育ったから思う事です(笑)

僕は自分で筋トレをやる時も、サイトを作る時も、仕事をする時も「これをやったら自分がどうなるか」未来の自分を妄想してモチベーションを保つようにしています。

筋トレをしてマッチョになる自分を想像するから、クソ重いダンベルも「ふへへぇ~やったるぜー!」ってあげられる。すんごいしんどいけど肉体の変化を見て楽しく続けられるんです。

サイトを作る時も、仕事をした時も成功した時の事を妄想していつも励んでいます。

だから子どもにも同じ事を求めました「お手伝いをする事は、新しい事にチャレンジして、同い年のみんなより先に練習する事になるんだよ?」と例を挙げてまずは食いつかせたんです。

親や上司は子どもや部下のモチベーターであるべき

娘は以前、幼稚園で一人だけタイヤ飛びが最後まで出来ずに、ひたすら練習をさせられていました。なるほど親(僕)も子どもの頃から運動神経が悪く、努力しない限り何も出来なかったので完全に親に似たようです。ごめんよダメな遺伝子で…笑

ですが僕は小学校高学年から筋トレ等の努力を覚えて変わりました。だから子どもに「パパも全然出来なかったけど練習したら出来たんだよ、だから一緒にやろう」と言って一緒に練習するようにしました。

その結果娘はタイヤ飛びが出来るようになった経験があるので、事ある毎にその例を出します「ほら、タイヤ飛びも練習したらできたろ?なんでもやりゃ出来るんだよ、やらなかったらずっと出来ないけどな」と必ず言います。

そうやって少しでも進歩したら「ほら、今日はここまで出来たじゃん!」と必ず褒めるようにしています。必ず悪い点を見つけず、良い点を見つけるようにしているんです。

「お前はこうするからダメなんだ」って言うのは、子どもにダメ出しをしてモチベーションを奪っています。悪い点を指摘するのではなく良い点を指摘してあげましょう。すると子どもは徐々に自信を持って取り組む事が出来ます。

こうやって親は子どものモチベーションをコントロールしてあげなければいけません。これは親に限らず上司でも同じ事が言えますよね。部下に駄目ダシするのはバカでも出来ますが、良い点を指摘してモチベーションを上げる事が出来るのはちゃんと部下(子ども)を見ている人だけです。

人間はダメな部分はすぐに見つける事が出来ます。それは見ててムカつくからです(笑)上手くいってない人の良い点を見つけるのは難しい、でもその良い点を見つけて褒めてモチベーションを高めてあげる事が”教育”する際には最も大事なんだと僕は思っています。

だから今回の僕の娘への”説得”は、そのモチベーションを刺激したんです「お前は今皆に”まだ出来ないの?”って言われている立場だが、皆に”凄いね”と言われる立場になりたくないか?」と問いかけたのです。

これは僕自身が元々のび太くん状態(勉強もスポーツも全くダメで女性にもモテない)から努力して人並み(程度にはなれたと思いたい)に這い上がったタイプだからよくわかるんですよ。

劣等生は「頑張ったらお前でも褒められる側の人間になれるんだぞ」と言われたらやる気出ます、僕がそうだったから(笑)

逆に「お前は◯◯だからダメなんだ!」と怒ると「やっぱ僕みたいなクズは何やってもダメなんだ…」と落ち込んでモチベーションが急降下するんです。

だから親や上司は、子どもや部下のモチベーションを上手く上げてやる気を促してあげる事が一番大事なんじゃないかなって僕は思っています。

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正しい子供の怒り方まとめ

・言う事を聞かない子を頭ごなし怒らない
・行動を起こすメリットを言い聞かせる
・成功した後の自分を想像させる
・モチベーションを上げる工夫をする

こんな感じです。自分の子どもに限らず、仕事の上の部下にも適応する事だと思うので、教育者には必須の思考法じゃないかなぁと個人的には思ってます。

何も考えずに怒鳴りつけるだけなら誰でも出来ますからね。