子供に親の悪口を言っちゃダメな理由とは?愚痴が親族の不仲まで発展

子供

子供に対して夫婦間の悪口を言っていませんか?夫や妻の愚痴を言ってはいませんか?

これをやると確実に夫婦関係だけでなく親子関係にも亀裂が入るので、僕は絶対にオススメしません。

恒例ですがこれは僕も子供時代に親の悪口を聞かされていた事があります。その結果どうなったかを紹介するので一つの例として覚えておいてください。

僕はこれをやられて心の底から親を軽蔑しました。

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もくじ

悪口をよく言う親に実際に言われて思った事

僕の片親は沢山の人の悪口を言う人でした。

ほぼ全員の悪口を言うので、裏で皆で口裏を合わせてみると「あれ、俺も言われてるじゃん」と気付く事も多々ありました。

小学校の低学年の頃にはそれに気付いていたので、何を言われても「はいはい」と受け流すようにはなっていたんです。

「アンタだけが頼りだ」「アンタが子供の中で一番かわいい」と言われても、子供全員にそれを言っているのはみんな既に知っていたわけで…(笑)

それだけなら子供間の笑い話で済んだんですが、問題は親の悪口を言っている事でした。

自分の片親を片親が悪く言ってくる

ちょっとこれは本当に悲しい事でした。悪口をひたすら聞かされるのです…。

そして「ああなっちゃおしまいだ」と言われ続けるのです。その悪口を聞かされる度に僕が思ったのは「こいつ最低だな」という感情でした。

むしろ悪口を言われている方の親に同情してしまい、悪口を言い続ける方の親を軽蔑したのです。

悪口は家族関係に確実に亀裂を入れた

そして他の兄弟の中には、その悪口を鵜呑みにして言われている方を嫌う人も出て来ました。

当然ですが被害者側の親に話を聞いても「そんな事はしてない」って回答が来るわけで、話に尾ひれがついている事は確実だったと思います。

一時期は「どっちを信じるべきなのかわからない」と混乱もしましたが、最終的には「悪口をわざわざ子供達に言っている方が頭おかしい」って事に僕は気付きました。

被害者側はそれでも「ストレスとかあるんだろう、それぐらい言わせてやれ」と寛容してしまっていました…。素直な他の兄弟はその言葉を鵜呑みにして被害者側を悪く言い出して、僕はその兄弟の事も嫌いになってしまいました。

このように悪口を発端に確実に家族関係に亀裂を入れてしまったのです。

悪口は親戚にも広まっていた

悪口を言っていた加害者側の親の実家に僕とその親だけで行った際の出来事でした。

親戚連中が集まって、僕も成人していたので酒を振る舞われて色々な話をされました。

そこで僕は親戚から更に親の悪口を聞かされました。

事実無根な悪口が親戚にも広まっていた

恐らく電話で愚痴を言っていたのでしょう。親戚の伯父に呼びだされて「お前らの親、○○らしいな」と問いつめられました。

話を聞けば聞くほど、完全に被害者側は悪者にされていました。

僕は既に成人していたのでその事の端末を総て知っていたのですが、完全に事実が歪曲されて伝わっており、総て被害者側の親が悪い事になっていました。

親への悪意全開で「お前の親はロクな人間じゃない。お前も男なんだからあいつを守ってやってくれ」と言ってくる叔父、怒りもありましたがそれ以上に情けなくて泣きたくなりました。

叔父も完全に騙されており、僕の親は完全に悪者扱いです。僕はますます悪口を言う親の事が嫌いになりました。

そしてこの辺りから僕は親戚づきあいが大嫌いになりました…。他にも色々ありましたが、最初のきっかけはこの「親を悪く言ってくるから」だと思います…。

不仲は家族内から親戚にまで飛び火した

悪口をきっかけに親子間の仲に一部亀裂が入り、更に兄弟間にも亀裂が入り、更に僕は親戚連中に対しても「関わりたくない」と嫌悪感を持つまでに至りました。

今考えると総てのきっかけは加害者親が言っていた「悪口」から始まっています。

僕から見ると加害者親は「夫婦にも関わらずパートナーを陥れて評判を悪くさせ、子供を味方につけようとした」ようにしか映らなかったのです。

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加害者親は実はただ愚痴を言いたかっただけ

僕の説明だと、僕(子供)の主観なので「加害者親が最低すぎる!」と見えるでしょう。

ですが実際にはそこまで頭が良い親ではなく、何も考えずにひたらすら愚痴を言っていたらこうなったのが真相です。

ハッキリ言ってこの加害者親はそこまで頭が良い人ではありません(笑)

計算してこのような事を行える人間ではなく、単純に感情のコントロールが苦手で、フラストレーションを周囲にぶつけないとやっていけなかったのでしょう。まさに被害者親が言っていた通りなのです。

もちろん加害者親には悪気はないし、被害者親の事を愛していた事もわかっています。仲が良い時は仲が良かったりもしたので…。

ただの愚痴からここまで大事になった

それでも一時的なイライラの感情をコントロール出来ず、周囲や親族、息子に愚痴を漏らしていたわけです。

最初は子供達にパートナーの悪口を愚痴る事で発散させていただけかも知れません。先に親族に漏らしたのかも知れません。ですがそれを聞いた人は「あいつ最低だな!」と誤解するに至ったわけです。

そして「それは放っておくわけにはいかない!」と甥っ子に注意を促す。だけど甥っ子からすれば「話が全く違う!」と逆に怒るきっかけになってしまいました。

子供間でもどっちの親派になるかで亀裂が入り、親族への不信感を募らせるわけです。

今考えると馬鹿らしい茶番だなぁとは思いますが、当時まだ若かった僕は許せなかったのです…親を悪く言う親も、親戚も。

親の悪口を聞かされて良い思いをする子はいない

忘れてはいけない事は「親の悪口を聞かされて良い思いをするはずがない」のです。

両親からすれば、片親はもしかしたら「ただの異性」「離婚したら他人」かも知れません。ですが子供からすれば「二人とも親」なのです。

両親が不仲になろうと知ったこっちゃありません。片方が不倫しようが浮気しようが知ったこっちゃありません。親である事に代わりはないのです。

子供に親の悪口を言ってはいけない

当たり前ですが、子供に親の悪口を言ってはいけません。

一つ前の記事でも少し書きましたが、例えば親が「子供の見本にならない事をした」としましょう。そこで「ああなっちゃダメだよ」とか言っちゃダメです。

せめて「あれは悪い事をしちゃってるから、真似しちゃダメだよ」と言ってあげてください。

例えばパパがくわえタバコで道を歩く人なら、何故くわえタバコがいけないのかをちゃんと子供に説明してあげましょう。そして「パパは何度言っても止めないんだよ」と説明するに留めましょう。

そしたらいずれ子供から「パパそれやっちゃダメなんだよ!」と言い出します。その時にパパがどういう反応するか…と言うだけの話です。

親の悪口から家族関係に亀裂が入る

恐ろしい事に親の悪口を言う事から家族関係に亀裂が入るものです。

我ながら振り返ってみてゾッとしました。元々子供間で懐いていた親は逆だったのに、この悪口をきっかけに逆転していたりします。

僕は元々は加害者親に懐いていたんです。それが気がついたら被害者親に懐いていました。それぐらい子供達への影響が強い行為なので、僕は絶対にやっちゃいけない事だと思います。

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子供や親戚に夫婦間の愚痴は絶対に言わないように!

夫婦間の愚痴は必ず友人にするようにしましょう。

だから結婚をしてからも友人は大事にしなければなりません。愚痴を言う友人がいないからと、子供に親の悪口を言ってはいけません。これは子供が何歳になっても同じです。

僕は被害者親から「どうすれば良いと思う?」と相談された事はありましたし、多少の愚痴は聞かされた事はありましたが、悪口を言われた事はありませんでしたから。

夫婦間の愚痴は絶対に子供に言っちゃいけません。そういうのは全部同世代の友人に留めるようにしましょう!!

それともうわかっているとは思いますが、親戚にも言っちゃダメですよ。僕みたいに親戚から親の悪口を言われてムッとする事もあるので…。