子どもには「教える」のではなく「褒める」だけで十分だと悟った件…よけいな口出しをせず褒めながら一緒に遊ぶだけで良い

子供達

先日、幼稚園でショッキングな事を知りました。同じクラスの子が全員出来る運動を、うちの子だけが出来ないと言う事実です。

僕は基本放任主義なのであまり子どもに徹底して教えると言う事をして来ませんでした。ですが流石にこれは問題だろうと言う事で、本格的に子どもに運動を教える事にしました。

そこで今回子育てと言うか、子どもに物を教える時のコツを掴んだので紹介したいと思います。

ちなみにこれ、幼稚園の時に気付いて小学生になってからもずっと使っています。

そして大人に対しても同様に使っていますが、大人にも効果的ですよ。

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子どもは最初から天才です

天才って何でしょうか?僕が思う天才は「常人には出来ない発想をする人」を指します。

子どもには常識がありません。我々の凝り固まった「常識」がないので、我々には出来ない発想をするんですよ。

「え、それをそうやるの?」とビックリします。

勿論我々には既に「常識」がベッタリ張り付いているので「違う違う!そうやるんじゃない!」と言いたくなってしまいますが、それが間違いだと思います。

そう言われたうちの子どもは固まってしまい、何も出来ない子になりました。

全てに対して「これで良い?これで良い?」と確認して来て、親に「やって良いよ」と言われるまで何も出来ない子どもになっていたんです。

こりゃダメだろ、と我ながら思ったのでいい加減放任するのはやめて、付きっきりで僕が運動指導をする事にしました。

ただしあくまで放任するために一緒にやってみたんです。

良い点のみをひたすら褒める

うちの子は運動神経が悪いです。何故なら僕が運動神経が悪いので、見事にそれを引き継いでしまいました。

僕自身は努力してなんとか人並みにしているだけですから…。

だからうちの子の気持ちは僕が一番よく知っているんです。何故なら僕も同じようにクラスの子全員が出来る運動を最後まで出来なかったタイプだったからです。

逆上がりとか二重飛びとか、最後まで出来ませんでした…おろろーん…。

そこで大事なのが「出来た時に褒める」これです。過剰に褒めましょう「凄いじゃん!」「出来たじゃん!」と、最終目標が達成してなくても褒めちゃえば良いんです。

褒めたら喜んでやりますから、ほんのちょびっとでも何かが出来たら褒めちゃましょう。

ただし出来なかった時に無理に褒める必要はありません。でも僕は出来なかった時も「これだけ頑張ってチャレンジしたんだから偉い!」「ここが良くなってきた」と良くなってきた点を探して褒めるようにしています。

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楽しませた時の吸収の速さは異常

僕は球技は基本好きなのですが、サッカーを子どもに教えてみたら子どもが喜んでいたので、とりあえずサッカーを通じて運動を教えようと思いました。

目の前でリフティングやドリブルを実践しながら小さなボールで練習させたら、みるみるうちに上達していきました。

「僕って小学生の頃でもこんなソフトタッチなドリブルしてなかったんじゃないかな…(;´Д`)」と我ながら思うぐらい、うちの子のドリブルは柔らかいです。

ちょっと実践しただけで、ドリブルする際にボールを前に「蹴り出す」のではなく「押し出す」と言う基礎を完璧にマスターし、ボールが遠くに行き過ぎるなんて事がなくなりました。

「ちょ、うちの子って天才じゃね?」と思った時に「ああ、子どもってやっぱりみんな天才なんだ」と気付きました。

だって僕がそうやってるから、勝手に見てそれを覚えちゃったみたいです…本当に愕然としました。僕がそれ出来たのは中学生になってからだったので…。

褒めてからの連鎖反応は凄い

褒める→楽しんで積極的にやる→褒める→沢山やるから上達する→褒める→自由な発想で驚く事をやり出す→褒める→自信が付く→自分から勝手にやり出す。

このポジティブな連鎖は本当に凄かったです。

ぶっちゃけ「これはこうやるんだ!」「なんでわからないんだ?」「これはこうだ!」と言えば言う程、子どもは萎縮して何も出来なくなります。

子どもは親が困った顔をして「どうしてわかってくれないんだろう?」って思っている所を見ています。

だから「教える」必要はあんまりないんですよね「褒める」事が大事なんです。

自分が劣等生で、沢山の人に「どうしてわからないんだコイツ」ってイラつかせてきたのでよくわかりますが、そう思う事が一番積極性を奪い、自信を奪い、やる気を奪うのです。

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楽しくやれば天才は育つ

人生にも言える事ですが、どれだけ辛い事も楽しむ事が大事です。すぐ怒って、怒られる人生って楽しいですか?僕は死んでも御免です。

毎日ニコニコ楽しく過ごすのが一番です。勉強だろうと、運動だろうと、仕事だろうと楽しくやりたい。毎日ニコニコしていたいです。

でもそれって子どもは特にそうなんですよね。運動も勉強もお絵かきも、辛い事ほど楽しく一緒に遊んであげましょう。

子どもには「教える」と言うより「一緒に遊ぶ」ぐらいの感覚で接するのが一番だと今回確信しました。

だってまともにボールを蹴れなかった運動神経0の子がたった一日で簡単なトラップを覚えて、ドリブルで円になって回る事まで出来たんですからね…。今ではサッカー大好きな子になってます。

どうしよう、うちの子は女の子なのに…笑

褒める事でモチベーションも上げられる

叩かれて伸びるぐらいのタイプの人は良いんですが、基本的に子供や未熟な人はメンタル的に叩かれたりするとやる気を失います。

そうでなくて最初は特に「ここが良い」「ここが上手く行ってる」事を伝える事によって意欲を刺激する方がベターです。

僕は必ず褒める時は「結果」よりも「過程」を褒めます。

例えば練習した結果縄跳びの記録が伸びた時は「20分も練習してるじゃん、凄いな。そりゃ記録も伸びるわ」と褒めます。

「記録が伸びたから凄い」じゃなくて「20分も練習したから凄いんだ。だから伸びたんだ」と言うニュアンにしています。

結果を褒めてしまうと、結果が出なくなった時につまらないと思ってしまうからです。

これは子供にも大人にも同じ事を言います、だからぶっちゃけ妻にも似たようなリアクションを僕はしています。

「料理が美味しい、ありがとう」と言うより「いつも作ってくれてありがとう」の方が僕はベターだと常に思っているわけです。

料理が美味しいと言う結果ではなく「いつも作ってくれている」と言うこの過程の方を褒めます。

この方が人間のモチベーションを刺激しやすいなと、最近つくづく痛感しているからです(笑)

ネガティブよりポジティブを植え付けよう

大人も子供も関係なく、常に僕が意識しているのが「ネガティブよりポジティブを植え付ける」事です。

ネガティブな事を言うと、どうしても「自分はダメだ」と自信を失ってしまうので…。

もちろんこれも相手を見て反応は変えます、叩いた方が嬉しい人も世の中にはいるので、それなら叩きますしね(笑)

ただ基本的にはうちの子はそういうタイプとは到底思えなかったので、僕はネガティブとポジティブの割合は3:7ぐらいになるように意識しています。

もちろん悪い事をした時は怒りますが、教える時には怒らないようにしているってだけです。

100%これが正しいとは言いませんが、子供に教える時に試してみてくださいまし~。