「努力している」「頑張っている」って言葉をよく聞く事があります。
僕も最近まで「努力」って言葉を間違えて覚えてしまっていた感があるので、おっさんになって感じた事を書いておきたいと思います。
最近思うのが「努力って考える事なんじゃないの?」って事です。
何も考えずに、ただひたすらにガムシャラに取り組む事は努力とは言わないのではないか?むしろそれが一番無駄なのではないか?って事を最近強く感じているので、それについて書いておきたい。
これって、仕事はもちろん、ダイエットにも、結婚生活にも、総てにおいて当てはまると思うんです。
ですが今回焦点を当てたいのは「夫婦関係を良好に保つための努力とは何か?」と言う部分です。
これを何も考えずに行っても、夫婦関係が良くなるわけないんじゃないでしょうか?
スポンサードリンクもくじ
仕事・ダイエットでの努力とは?
例えば仕事・ダイエット・スポーツに対する努力ってどういうものでしょうか?
僕が若い頃に思っていた努力は「一生懸命やる事」でした。
仕事に一生懸命取り組むとはどういう事でしょうか?僕の中ではこういうものになっていました。
一生懸命取り組むとは?
- 先輩の話をよく聞く
- 元気よく返事をする
- 休憩を返上してでもひたすら作業を続ける
- サービス残業は当たり前
- 一人前になるまではひたすらやり続ける
- 失敗を繰り返しても積極的にチャレンジして何度でも失敗する
- 失敗を繰り返す度に見えてくるものがある
こんな感じで捉えていました。これ今思うと「努力」ではなく「ガムシャラにやっているだけ」に思えるんですね僕には。
ガムシャラに取り組むのは非常に大事な事だとは思います。でも努力とはこれはちょっとズレてしまっている気がするんです。特に色々な事に取り組んできた現在ではこれは強く思います。
ダイエットでの努力とは?
ダイエットで努力する事に例えると最もわかりやすい気がしているんですが、ダイエットの場合はかなり間違った知識が先行してしまっている気がします。
例えば一般的に考えるダイエットってこういうのが多いかと思います。
- 毎日走る(歩く)
- 食事を減らす
- とりあえずひたすら運動
- とりあえずひたすら食事を減らす
これもまた努力ではなくガムシャラにやっているだけに過ぎませんが、こういう「一生懸命取り組む事」で努力している気がするんですね。
でもそれって努力じゃないですし、何よりも「効率が悪い」です。
この答えは僕の筋トレブログにも書いています。効率を求めるなら、まずは必要になるのは「一生懸命取り組む事」ではなく「勉強」なんです。
( ・(ェ)・)つ筋トレ・ダイエットの正しい始め方まとめ…最初にやるべきは勉強!
正しいやり方を勉強して考えないと全部無駄になる
この「努力をする」「頑張っている」と言う行為で一番危険なのが「これだけやっているからこれ以上はもう出来ない」と思い込んでしまう事です。
「毎日走ってるし食事も減らしているのに体重が減らない!これ以上は出来ない!自分には無理!」と思い込んでしまうんです。
実際には同じぐらいの努力の量で十分結果を残す事が出来るかも知れません。
正しいやり方を知れば成功するかも知れないのに、一番大事な「知識を得る」事をすっ飛ばしている人が結構いるんです。
仕事でも一緒で、何も考えずにガムシャラにやるより「どうして失敗しているのか」「どうして上手くいっていないのか」を考えて問題点を洗い出す事が必要なのに、それをやらずにひたすら何も考えずに行動に移してもいつまでも失敗し続けます。
これが僕の考える「努力する方向が間違っている人」です。結局生きていく上で、成功するために一番大事なのって勉強なんですよね。その過程をふっ飛ばしてひたすら行動しても僕はダメだと思います。
そしてこれは夫婦関係でも同じだと思うのです。
夫婦の関係を良好にする努力をしているか?
例えばですが「夫婦関係を良好に保つ努力」って何なんだろうな〜ってふと思ったんですけど、これってそれこそ適当にやってたら絶対に改善出来ない部分じゃないですか。
仕事やダイエット・美容に比べると、異常にハードルが高い気がします。自分の肉体やメンタルが相手ではなく、一人の人間を相手にする事ですから。
それこそ「相手の事を知る努力」をしなければなりません。何に対して怒るのか、そして何が気に入らないのか、そこを把握せずに仲良くなろうとしても全部無駄になってしまいます。
では夫婦間の人間関係での勉強って何が値するのか?それを考えるとこれらになると思います。
徹底的に冷静に話し合いをする
パートナーの性格にもよるので難しい所ですが、ともかく僕は徹底的に相手について考える事が大事だと思います。
そのために必要な事と言えばやはり相手との徹底的な話し合いという事になります。
僕がよく妻に聞いているのはこの部分です。
- 何をされたら嫌か
- やって欲しい事はないか
- 行きたい所はあるか
- 現状に不満はないのか
これらを結構頻繁に聞きます、それこそうざいぐらいに(笑)
大体返答もパターン化しているのでわかっているんですが、念の為に確認はしてあります。何よりこれは初期の頃に結構お互いに話し合っているんですよね。
「相手が何を嫌がるのか」を大体把握しておくのって大事です。お互いに何に対してフラストレーションを溜めているのかわからずに放置していると、それが塵となって積もって爆発するからです。
特に女性は積もらせる傾向にあるので、極力積もらせない方が良い。出来れば適度に掃除しておかないといつか噴火するので…。
相手を知る努力をしよう
夫婦関係を良好に保つための努力ってこれだと思うんです。
「相手の事をわかろうとする努力」
これが出来ない人がきっと夫婦関係が破綻していくんじゃないかなぁ…と思うんですよね。
相手が何を重視しているのか、どこまでなら許してくれるのか、お互いに譲歩するべき場所は譲歩して、譲らない所は「お願いをする」事を考えないといけません。
我が家の場合は特に主導権を僕が握っている形になっているので、僕は譲らない場所は妻には言いますが、その際に亭主関白になり過ぎないように、うざいほど妻に確認します。
「今度どこか行かないか」「何かして遊ばないか」「何か欲しいのはないのか?」「食べたいものはないか」必ず定期的にこういう話題を僕は妻に振ります。
妻は僕の稼ぎが悪いせいで(スイマセン)貧乏症なので、あまりお金を使いたがりません。だから一緒に何かして遊ぶとか、子供を連れて公園に行くとか、そういう慎まやかな事を好むので、大体そっちでストレスを発散させるパターンにはなるんですけど…(笑)
でも定期的にこうやって「相手の要望を確認する」のも大事だと僕は思います。確認する事によって「これを定期的にやって欲しいんだな」とわかってきますからね。そして可能な事は極力実現する努力をしています。
例えば妻が「綺麗な海に行きたい」「一度は沖縄に行きたい」とずーーーーーっと言っているので、いずれ家族で行くのが夢です。お金下さい。
相手に伝えないと意味がない
「仲良くやりたい」「もっと知りたい」と言う自分の行動の動機についても、やはりパートナーにしっかり伝えないとあまり意味がありません。
「なんでしつこく聞くのか」→「仲良くなりたいから」などの動機を伝えておかないと、結局相手にうざがられて終わる気もするので…。
僕はそういう行動を起こす時はもう赤裸々に妻に話すようにしています。
だって「もっと仲良くなりたいと思ってる」「もっと知りたいと思っている」って事は口に出さないとわかりませんから…僕は男性なのでどうしても理論的に言わないと自分でも納得出来ません…(笑)
そういう想いを伝えておく事で妻との人間関係が円滑になっている感が強いです。お互いに「喧嘩をしたくない」「仲良くしたい」と思っている事を僕達は伝え合っているのも、喧嘩が少ない理由の一つだと思うのです。
スポンサードリンクお互いが同じ目標を持たないと意味がない
夫婦関係はお互いの共同作業です。お互いが良いものにしようと思わないと絶対に良い物にはなりません。
片方が「仲良くなりたい」と思っているのに、もう片方が「もうこの人はどうでも良い、ただの家族だから仲良くなりたいとか、ひっつきたいとは思わない」と思っていたら、結局そこですれ違いが生じるじゃないですか。
お互いに仲良くなりたいと思ってたら、お互いに歩み寄りが出来るはず。
逆にお互いが「もう家族として穏便に暮らせれば良いや、子供がいるから離婚はしないけど恋愛は外でやりたい」と思っているなら、それもお互いに共有した方が僕は幸せだと思うんです。
そういう意味でもお互いが同じ目標に向かった方が良い。そこを確認してお互いに把握するのも、夫婦関係を良好にする努力だと思うんですね。
考えないのは努力じゃない
最初の話に戻りますが、何も考えずにひたすらガムシャラにやり続けるのは努力じゃありません。例えば何も考えずに適当にパートナーにプレゼントを買って帰っても喜んではくれないでしょう。
相手が何を喜ぶのか、サプライズが好きならサプライズを、一緒に過ごすのが好きなら一緒に過ごす時間をプレゼントしたり、そういう「考えて行動する」事が努力だと僕は思います。
相手が何をすれば喜ぶのか、そこを考えられない人は結婚生活を円滑にする事は厳しい気がします。でもこれは結婚生活に限らないですよね。仕事でも恋愛でもボディメイクでも総てに通じる話のはずです。
考えても相手に伝えないのは努力じゃない
どれだけ相手の事を考えても、相手にそれを伝えなければ努力とは言えません。何故か日本ではそういうのを隠すのを美徳とする傾向がある気がしますが、僕は夫婦間で隠しても良い事があるとは思いません。
相手に自分の気持ちをしっかり伝える事が大事でしょう。何でも問題を先送りにしても仕方ない。夫婦関係が冷えきっているならそれを伝えるべきだし、逆にもっと仲良くなりたいならそれも伝えるべきです。
そうやって話し合う事でお互いにとって確実にプラスになっていくはずです。コレが僕が考える夫婦関係を良好に保つための努力です。
独りよがりで考えてもダメ、考えるだけで行動しないのもダメ、相手に自分の意図をしっかり伝えないのもダメです。
夫婦関係を良好にする努力まとめ
当然ですけど、全く別の環境で育った二人が結婚して共同生活を送るわけなので、総てが総て思い通りになるはずがありません。
お互いに価値観が違うわけなので、そこを擦り合わせて譲歩して妥協するポイントを見つけるのも、結婚生活には必須だと僕は思っています。
結局毎回同じ結論になってますけど、お互いの価値観や思想や行動パターンについて理解する事が最も大事なんじゃないかなぁ…と僕は思うのです。
どうしても許せない事があるなら、それもお互いに話し合って「ここは許して欲しい」「ここだけは譲れない」などのポイントをハッキリさせないと、いつまでもモヤモヤを抱えて生きてく事になるんじゃないでしょうか?
僕はこの「お互いを理解する努力」をしてないのって、一番根本から良くない気がするんですよね…だって結婚してから何十年も経ってから「そんなにこれを嫌がってるなんて知らなかった」ってビックリするって話、結構聞いた事があるので…。
お互いに嫌いな所、好きな所をハッキリさせて理解しあう努力をする事が夫婦間では必要なんじゃないかなぁ…と改めて思いますよって話でした。
この伝えるべき事を伝えないで頑張っても、僕は絶対に上手くいかないと思います。
- 感情的にならずに冷静に話し合う
- 不満点と好きな点をしっかり伝える
- お互いに修正点を洗い出す
- 改善できるように努力する
これが本当の意味での夫婦関係を良好に保つための努力なんじゃないでしょうか?これが出来ないなら上手くいかなくても仕方ない気がします…。
少なくとも僕達は夫婦間で定期的にこういう話し合いをしてますが、結婚してから10年近く経つ今でも仲良しですよ〜。