アドバイスをした時に「アドバイスを聞いてくれない!」って思った事はありませんか?
アドバイスをされた時に「参考にならないな」って思った事はありませんか?
今回はアドバイスをした側と、アドバイスをされた側の両方の意見を使って「アドバイスなんて参考程度で良い」って話をしたいと思います。
お互いにとってそれぐらいの距離感でアドバイスをする方が僕は絶対幸せだと思います。
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アドバイスは聞き流して良い
僕は性格上様々なアドバイスをしてしまいます。根がお節介なんでしょうね。
そもそもブログを書いている時も「こうすると良いかも知れませんよ」とアドバイスをするつもりで書いています。
ですがその結果「でろりんさんが言ってた通りにやってみました!」って言われると正直ビビります。
「いや、参考程度にして頂ければ…(゚A゚;)ゴクリ」と、ちょっと怯えてしまうのです。それはどうしてかと言うと、僕自身が先輩達のアドバイスを鵜呑みにしないタイプだからなんです。
僕はアドバイスは聞き流すもので、あくまでサンプル程度に収めるべきだと思って日々生きています。
アドバイスをする側は無責任
アドバイスをしている人は、確かに自分の経験を元に、後輩達にアドバイスをします。
「こうしておいた方が良かった」「もっとこうすれば良かった」自分の後悔をサンプルケースにして話します。
ですがあくまで総てにおいて「あくまで自分の場合はこうだった」に過ぎないのです。アドバイスを話している後輩は決して自分と全く同じ人間ではない。
だから僕は必ず「参考程度にしてくれれば良い」って話をします。あくまで決めるのは自分自身だからです。
ただ「同じような道を歩んだ僕はこうなった。その事だけを頭に入れてくれれば良い」って思って話をするんです。
実際アドバイスをした側がどんな目にあったとしても、アドバイスをした側は責任を取れません。
「アンタの言う通りにしたらこうなった!」と言われても困りますしね…。
アドバイスをされた側にも言っておきたいのは「アドバイスをしてくれた人は責任を取ってくれませんよ」と、あくまで自己責任なので自分で判断した方が良いですよ。
スポンサードリンクあくまでサンプルケースにして聞き流す
ハッキリ言ってどれだけ年長者の人のアドバイスでも、まるごと鵜呑みにする必要は一切ありません。
あくまで「そう思った人が一人いた」程度に留めておいた方が絶対に良いです。
結局最後に決めるのは自分自身です。成功して良い思いをするのも、失敗をして地獄を見るのも自分自身です。
だから絶対に「あの人が言っていたから」と言う理由で決断を下してはいけません。成功しても「○○さんのおかげ」失敗しても「○○さんのせい」と責任転換が出来てしまうからです。
本当に自分がそのアドバイスに納得して決めたならば問題ないと思います。あくまで「これが自分の決断」と言えるようにしてから決断する方が良い。
だから僕はアドバイスをもらってもあくまでサンプルケースの一つとして捉えます。かなり良いアドバイスをもらってもせいぜい「自分の考えで失敗したらこっちも試そう」程度にしかしません。
それで成功する事も多々ありましたけど…笑
アドバイスを聞かない友人や後輩を怒っちゃダメ
たまにいるんですが「友人(後輩)がアドバイスを聞いてくれない!」と怒っている人。
怒る方がおかしいって思うんですよね。
だって相手の人生ですから、関係ないじゃないですか。
極端な話、ねずみ講に騙されたり、あからさまに異性に騙されていたりしても、知ったこっちゃありません。
もちろん一度は説明します「それは詐欺だ」「それは絶対良いように使われてるよ」と説明はします。
でもそれはあくまで「自分は知っているから言える事」でしかない。相手が未経験だったら騙されてしまうのも仕方ない気はします。
だから自分のアドバイスをスルーしてそのまま相手が突き進んだとしても「それはその子の決断だから」と尊重してあげないといけないと思うんです。
僕は一度はそういう話は絶対しますが、それでも相手が突き進んだ場合はもうそれについて話はしません。
本人がその道を選んだのだからそれで良いと思うのです。だってその人の人生なんだもん、好きに生きた方が良いに決まっている。
その結果奈落の底に落ちたとしても、ちゃんと一度は止めたのだから、まぁ良いだろうって思います。むしろ全部が全部こちらの言う通りにされた方が怖いですよ。
スポンサードリンクアドバイスは大事だけど危険
「それダメだよ!騙されてるよ!」って教える事は凄く大事です。でもわからない人は本当にわかりません。
そのまま突き進む人も本当にいます。こっちから見ると「なんでそんな見え見えなトラップに自分から突っ込むんだ!?」ってびっくりするぐらい「自分は大丈夫だから」と笑顔で突っ込んで行きます。
それでも止めれない事はあるのです。でもそれを気にしても仕方ない。それがその子の選択した決断なのだから、もう仕方ないのです。
アドバイスを送る時は「相手の人生に多大な影響を与える可能性がある」事を念頭に置いた方が良いかも知れませんね。
だからこそ「アドバイス通りにしてくれない!」って怒るのは僕はちょっと理不尽だと思います。言われた方からすれば「知らんがな」だと思います。
職場で異なる手法をアドバイスされた時のかわし方
ただこれ「仕事のやり方のアドバイス」に関しては非常に難しい所です。
僕もかつて某技術職をやっている時に、異なる先輩から異なる施術方法を紹介されました。
一同どれも最終的には同じ形にはなるのですが、工程が異なるのです。そしてそれを各々が「僕のやり方が最も効率的で良いから、僕のやり方にしろ」と言って来ました。
僕は笑顔でこう言いました「皆に別のやり方を説明されたので、自分でやってみて一番やりやすかった方法でやります。ありがとうございました」と。
その後に「その手法にしたんだ」って言われた際にも「これが一番僕に合ってました」って説明するに留めました。
「これが効率が良い」ではなく「僕に合ってた」と言う事で、ちょっとオブラートに包んで先輩をかわす事にしたんです。
これ技術職だと結構よくある問題でして、法律で定められた工法ではない場合、手順については本当に人それぞれになってしまうので(結果的に綺麗に仕上がれば問題はない)よくぶち当たる問題です。
後輩は異なる先輩に「こうする方が良いぞ。アイツの言う事は間違いだ。聞いちゃダメだ」って言われるんです。いやぁ実にめんどくさい。
その時はどちらも否定するのではなく「自分に合っていた」「参考になりました」って言っておくのがベターだと思います。
それでも無理矢理返させようとしてくる先輩がいたら、キレる…んじゃなくて上司に相談する方が良さそう。
押し付けるのは絶対にダメ
アドバイスをする際に気をつけなくてはいけないのは、上記のように「押し付け」にならないようにする事です。
ついつい「自分が正しい!」と思ってアドバイスをすると押し付けになりがちです。特に後輩にアドバイスする時にそうなりかねないので気をつけよう。
アドバイスはあくまで「こういう選択肢もあるよ」的に気付かせる程度にするべきだと僕は思ってます。
決して「言う通りにしなさい!」と言うものではないはずです。
手法もすべて自分のやり方に染めてしまうのはアドバイスではなく洗脳と言います。
アドバイスをするつもりが洗脳になってしまわないように気をつけたい所ですね。