親が子供の結婚相手を認めないのは損だって話…子供も自分から努力を

カテゴリー: 親との付き合い

僕のお義父さんはチンピラです

結婚についてネガティブな話題ばかりが流れているのが気になって仕方ないので、今回も結婚についてポジティブな話題を突っ込みたいと思います。

それと昔からドラマとか見てて疑問に思ってた事を書いておきたい。

それは娘の彼氏(っていうか結婚相手)を選ぶのは、親じゃなくて子供だよねって話しである。男女逆でも一緒です。

これは娘を持つ一人の父親としても強く思う所でありますが、その話をする前に恒例ですが僕の実体験からまず入りたいと思います。

最初に言っておきますが、僕の結婚の仕方はかなり最低の部類に入ります(笑)

我が家ではその最低の結婚の仕方から、夫婦円満が始まっているのです。

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もくじ

最低な出来婚をした際の親との対面

我が家は出来婚である、だがこれについて話すにはちょびっと前置きが長くなってしまいます。長くなるけど、読んでやってください。

奥さんと僕には少々年齢に差がある、と言っても10歳も離れてはいないので、ちょっと差がある程度。

奥さんが若いうちに子供が出来てしまいました。だが幸い、その少し前に僕は奥さんの父親と会ってまして「まぁいずれは結婚すると思いますわ、ワッハッハ」と言う話をしてありました。

その際の経緯についてもちょびっと話しておこうと思います。

彼女の父親との初対面で筋を通す

付き合っている頃からどっちかと言うと奥さんが頻繁に会いたがるタイプで、結構お泊りをしたがっておりました。

それも「そろそろ帰りなさいな」って時に突然「今日泊まりたい」と言い出して、こっちとしては「え~何ワガママ言ってんのよ(;´Д`)」って感じでよく困りました。

ですがしょせん僕は奥さんに甘いので「親御さんに聞いて、良いと言ったらね」と、選択権を与えてしまったんです。

それが何度も続いたもんだから、親父さんが「いい加減にしろ」と言い出した、ごもっともです。

「年頃の娘を連れ出して遅くまで引っ張り回した挙句に突然泊まるとかフザケるな」と言う話しである、ごもっとも過ぎてハゲそうです。

ある日、お泊りの電話をかけた際に奥さんが「お父さんが怒っている」と言い出して「そもそも顔も出した事もない分際で泊まりとか~」と言っていると教えてくれました。

僕はその時点で「全面的にこちらが悪いな」と判断し、奥さんとの今後も考えて「ちょうど良いから父親の意見を伺おう。そしてお泊まりを減らさせよう」と考えます。

その場で奥さんに電話させてから、突如僕に電話を変わってもらってその点についていきなり謝罪を開始しました。

奥さんに「お父さんは怒ると怖い」と言われていたが、ぶっちゃけ僕の親父もアレだったし、僕の回りもアレなので「大体いつもの感じだろう」ってのも僕の強みでした。

実際話してみたら大体よく知ってるタイプの人(チンピラ)でした。それは口調で大体わかりました(笑)

最初に「お父さんが怒るのもごもっともです。ですからご挨拶に伺おうと思います。明日娘さんを自宅に送り届けるついでに、挨拶をさせていただきたいのですが、どうでしょうか?」と提案した。

最初は「アンタなぁ、年頃の娘を連れ出してよぉ」って感じの口調だった義父だが、その時点で「え?明日!?…ってかいきなりそこまでしなくて良いから…」とちょっと引いている感じになったのをよく覚えています。

だけどここで誠意を見せる事は大事だと僕は思ってました。第一印象ってすっごく大事、マジで。

いきなり家に行くのは流石にアレっぽいので、その際に「じゃあいずれお邪魔させて頂きますので、ご都合が良い日をまた教えてください」と伝えた。

その上で義父が娘の帰りが遅い事を気にしていた事を僕に打ち明けてくれたので「お父さんの心配はごもっともです。わかりました、今後は暗くなる前に帰します」と伝えて僕は電話を切った。

それまで奥さんは大体20時頃になったら僕が「そろそろ帰ろうか」と言いつつ、本人が「もうちょっと」と粘って21時か22時頃に帰りだすと言うパターンでした。

それでは家に着く頃には23時付近である、そりゃ親は心配だ。だから頻繁に両親のどちらかが駅まで迎えに行っていた事を義父が電話で打ち明けてくれた。

翌日、僕は嫌がる奥さんを午後5時に無理矢理帰しました。

「いや、親父さんと約束したから、筋は通す。だから帰れ」と言って嫌がる奥さんを無理矢理帰宅させました。

ただこれは結局帰宅後に超絶不機嫌で娘が帰って来たのを見た義父が「僕達が迎えに行けば済む事だから、今までの時間で良いよ」と折れてしまって、元に戻ってしまいました…笑

ただこれも「娘の彼氏が筋を通す男だとわかったから」ってのもあったそうです。

初対面で義父と意気投合する

その後、日程を合わせて初対面となった時。義父に「スーツとか要らないから、いつもの格好で良いから」と念を押され、暖かい時期だったのもあり、素で普段着のダメージパンツにタンクトップでほぼ金髪と言う格好で行きました。

後で聞いた話だが、僕を見て最初義母と義父は「こりゃダメそうなの連れて来たぞ…」って会話をしていたらしい、失礼な!!笑

結局最初はお店に入り「とりあえず一杯は酒飲むけど、一杯で帰ってもらうから」と冷たい顔で言い放った義父だが、僕と仕事の話で意気投合した。

ちなみに僕は昔から社長系の人と仲良くなるのが得意です。親が経営者だし、義父も元自営業者だったのでそこでも話が合いました。

あと世間一般的に「怖そう」って人と仲良くなるのも実は得意だった。まさに義父はそのタイプでした…笑

何故か気がついたら結局家にお邪魔しており、僕が「普段は安いから焼酎飲んでます」と言ったら、義父も諸事情で焼酎派だったらしく、焼酎をガバガバ注がれまして…。

最初の一杯だけって話は何処へ行ったのやら、内心「潰す気だな…」とは思いつつも、ここで潰れてやるのが若者の務めだ!真っ赤になって酔いつぶれてやろう!と、思いました。

見事に撃沈し初対面で彼女の家で大の字になって爆睡

なお、奥さんの弟(結婚後に仲良くなる)には「でろりんとの初対面って、学校終わって家に帰ったら酔いつぶれて寝てたイメージだよ」と未だに言われております。

と、まぁ愉快な初対面を終えていたのであります。なお義母には「ケロロ軍曹(アニメ)が大好きで、ケロロ軍曹を見て泣くちょっとおかしな人」として認識されていたそうです。

この初対面から数カ月後に妊娠が発覚した。しかも初対面の時に散々「いや今すぐ結婚とかじゃないですからwww」と満面の笑みで念を押していたにも関わらずです。

この時点で殴られる事を覚悟しました。一度顔を見てるからよけいにね、義父は柔道経験者だしね。だから3発までは殴られようと思った、4発目からは避けようと…

今度はスーツを着て「スーツ破られたら泣いちゃう」とか思いながら車を走らせて奥さんの実家に行ったわけですよ、感動の「娘さんを僕に下さい」って言うシーンですよ。

ドラマみたいに「お前に娘はやらん!」とか言われたらどうしよう…とか思いながら、僕はマキシマム・ザ・ホルモンの「恋のメガラバ」を聴きながら「魔羅が氾濫サスペンス!(実際にある歌詞です)」とか歌ってテンションを上げて家に向かいました。

あっさり結婚を認められる

実際、現地に着いたら前回とは打って変わって、一応わたくしも正座でご挨拶をさせて頂きまして、子供が出来たので結婚をしたい事、僕の家で住む事、ある程度貯金はある事、親に頼る気は一切ない事などを話したわけですよ。

チンピラの義父はチンピラ顔のまま聞いていたので「頼むから突然殴りかかるなよワンクッション置けよ受け身取れないから!」と内心思いながら話してたのは覚えています。

冷静に考えたら、出来婚ではあるけど僕の条件が

なので、冷静に考えたらそこまで悪い条件ではなかったのもあるのかなと…。

また僕がスーツを着てきっちり今後のプランも真面目に話したのも良かったっぽい事を言ってたようなそうでもなかったような…。

何にせよ、最初は色々と警戒して挑んだ結婚挨拶ですが、思ったより呆気なく終了したのは覚えてます。でも実はここの所はちょっとうろ覚えなんです、あんまり覚えてない。それぐらい印象にない(笑)

ここが本当に義父の凄い所だと思うんです。だって途中まで聞いてて「こいつと結婚とか無いわ~」って思うでしょ?思ったでしょ?僕も思いますよ。

それでも本当にすんなり結婚を認めてくれたんです。主に話し合ったのは今後どれぐらいで奥さんを引っ越しさせるか、役所とかの手続きをどうするか~などの事務的な話でした。

家庭円満にも繋がった義父の思いやり

今ではLINEでアホな事を言い合う仲になってたり、ハゲだのチンピラだの言いたい放題言ってるわけなんですが、結婚直後は確かに正直何度か「結婚する前に娘にこれを教えたかったのに早々と結婚しちゃったからなぁ…」と言葉のナイフで心臓えぐられたりはしてました(笑)

それでもそれなりに良好な関係を築いております。

そんなチンピラだけどスジは通す義父ですが、結婚後にいくつか名言を僕に残してくれています。こっからがようやく本題(オイ)

義父が結婚を許してくれた理由

それは「娘が選んだ相手だから、僕はどうこう言えないよ」ってものでした。

「ましてや僕が、お前達の結婚反対して、子供を殺せなんて言えない。僕が反対してたら、この子(僕の娘)は今ここに存在していなかったんだから、そんな事は出来ない」って言ってまして。

なんだよ義父カッコイイじゃねぇか、チンピラのくせにって思いました。 ※義父はたまにこのブログ読んでます。

これには僕も賛同でして、ここからは義父の考えじゃなくて僕の考えになります。

結婚は確かに親も含めて結婚するものですが、それに対して女性側の父親だけが大きな顔をするのはどうかと個人的には思うのですよ。

お互いに自分が育てた子供が、人様の子供と一緒になり家庭を築くわけで、どっちかがアホやらかすかはわからんわけですよね。なのに女側の親だけがデカイ顔するなんてそんなのは時代遅れすぎるわけですよね。

ましてや男側が「娘さんと結婚させて下さい!」と言った際に「お前なんぞに娘をやれるかああ!」なんて言うの、バカじゃないですか、いや気持ちはわかりますよ、僕も娘いますから。

でもその「自分の愛した娘が選んだ人」であるわけですから、そこは尊重してあげたいなと僕も思ったのですよ。

この辺りはやっぱり義父が僕に良くしてくれたからでして、義父にも恩返しは勿論したいし、するし、ちょとづつしてるつもりです。でもやっぱりそれは娘にもしてあげたいと思いました。

もちろん何も考えずに「良いんじゃね?」って言うつもりはないし、ちょっとはプレッシャーかけるんだろうけど(笑)

でもまぁ最終的には「お前が選んだんならそれで良いんじゃね?」で済ませられる親父になりたい、とは思った。

この点に関しては義父すげーなと思うんですよ、僕なんか見た目金髪で金ネックしてたし、ピアスつけてたし、タンクトップだし、初対面で酔い潰されて寝てたし(これは義父が悪い)、

しまいには義母にも「最初見た時は、でろりん怖そうって思ったもんねぇ…性格は優しいけど、見た目がねぇ…」とつい先日奥さんに言ってたそうで、ちょっと泣きました。

冗談はともかく、そんな見た目の奴でも、苦渋の決断だったかも知れないけど、それでも結婚に反対せずに「僕はお前らに金銭的な援助は一切しねぇから」とだけ捨て台詞を残して結婚を認めてくれたわけですよ。

結局遊びに行く際にこっそり金渡してきたり、散々飯を食わせたりしてくれてるんですけどね…。

でもあそこで波風立てずに結婚を認めてくれたから、サクサク話が進んでめでたく結婚出来たわけです。これって実はこっそり僕達夫婦の円満にも繋がってると思うんですよね。

揉めなかったからこそ良好な結婚生活がある

今でこそなんか「喧嘩も一切しない仲良し夫婦」って感じでドヤ顔でブログ更新してますが、思えばそれにはこの「義父がすんなり認めてくれたから」って事も欠かせないと思うんですよね。

ここで泥沼やらかしてたら、もうちょっと嫌な結婚になってたと思います。義父が僕に暴言吐いてたら、もしかしたら僕も今みたいに「うぃ~っす、このPC要らないからあげるわぁ~いらないなら売ればぁ~?」って感じで奥さんの実家に顔を出す事もなかったんじゃないかな?

今現在、義父には色々と美味しいものを食べさせてもらったりしてます。

逆に僕達は父の日とか誕生日とかに普プレゼントしたりしてます。そこで「お互いに何かしようとしてる」って言う理想的な状態をキープしております。

これも出発点は「義父には最悪な形の結婚を心良く許してもらったし、いつも良くしてもらっている借りがある」って気持ちが僕にあるからです。

相手の親と不仲になるのはあまりよろしくない。でも個人的にはこういうのは「まず年長者が模範となるべき」ってのが僕の個人的な考えです。

年長者が「子供に金は払わせねぇよ」とか言って意地でも金を出そうとする。だから子供は「いつも世話になっている親に何か返そうか」とプレゼントを贈ったりする。これでお互いに与え合う事が出来てるんですよねうちは。

だから僕は義父の事は一人の父親としてリスペクトしてます、見た目チンピラだけど、父親としては理想像の一つだと思う。見た目チンピラだけど。

親の言動は総て子供に返って行く

これがもし結婚相手の親父がクソみたいな奴で、めちゃくちゃボロクソに言われたり、金せびられたりしてたら「あのクソ野郎の娘となんて結婚しなきゃ良かった」なんて思ったりしちゃうんじゃなかろうか…普段は思わなくても何かしら夫婦喧嘩した時にそれが頭に浮かんでしまう気がするんですよね…。

だから親の言動は全部子供に跳ね返ると思います。やっぱり夫婦喧嘩をした際に相手の親の話題出ますよ。

少なくともうちの親も出してたし、他の親族も出してるの聞いた事あるんで…。

だから親の立ち振舞って凄く大事だと思う。親だからって自分だけがふんぞり返って良いわけじゃないと思いますよ?

僕は義両親の事は本当に尊敬しています。父親はチンピラだけど子供を第一に考えて、自分は禁欲するようなチンピラです。

だから「たまには良い思いしろよ」と思って、何かしら買って押し付けてるんですが、最近それが続きすぎて「自分の娘に金を使え」と怒られました(笑)

母親は母親で、仕事しながら家事をして、うちの娘にも色々買ってくれたり、遊びに連れてってくれたり、奥さんの相談に乗ってくれてたりするんで、本当に良い両親だと思います。

僕は一番慕って頼りにしていた親父が早々と死んでしまったので、そういう存在がまだいる奥さんがちょっと羨ましいですね…。

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親に結婚を認めて欲しい時に子供側がやるべき事

もし貴方が親側ではなく、「結婚を親に認めてもらえていない子供側」なら、その時に振り返ってみて欲しい事がいくつかあるので、書いておきたいと思います。

サクッと並べると以下の通り。

挨拶はちゃんとしているか?

挨拶は総てのコミュニケーションの始まりです。挨拶を恥ずかしがる必要はありません。

「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「さようなら」「またね」「お邪魔しました」「お疲れ様です」

これらの一言があると無いとで、人間の印象は全く違います。この一言すら出せない人が結婚相手なら、親は「社会で通用しないぞコイツ」と不安になるんです。

だからこの挨拶は本当に大事。家に入る時はもちろん、一緒にいる時にちゃんと話してをしているのか?挨拶をしているのか?

親と対話しているか?

親はここでしか相手を判断出来ません。だから一緒にいる時は緊張して黙るよりは、緊張しても良いからガンガン話す方が絶対に良いです。

僕は兄弟もいたので、複数人の結婚相手と親の対面を見て来ましたが、これは確実に言えます。

そういう場で話せない人は嫌われます。

相手の親と話せないって事は、今後の近所付き合いでも、仕事先でも、子供の担任の先生相手でも、子供の友達の親相手でも、誰とも話せない人だって事ですから。

そんな人と結婚させるの、心配なのは当たり前でしょう?

だから男女関係なく、相手の親とはちゃんと話せないとダメなんですよ。

誠意を見せて筋は通したか?

例え結婚を反対されたとしても、相手の親に対して誠意を見せましたか?

僕は初対面と言うか、その前の時点で義父から見て「娘を夜遅くまで連れ回して送りもしないクソ彼氏」ってイメージだったので、最初は印象最悪でした。

でも僕はその後に筋を通しました。電話して親の意見を聞いて、その意見に納得したので「じゃあ早く帰らせます」と受け入れて本当に実行しています。

実際僕はしばらくそうするつもりだったんです。筋は通すべきだし、親御さんの心配もごもっともだったからです。

それぐらいの誠意は絶対に見せるべきだと思います。僕は今もその気持ちは持ち続けています。

実家に顔を出す度に義父が食事を御馳走してくれるので、じゃあ僕は定期的に誕生日などにプレゼントをあげる事で返すようにしています。

返しているプレゼントはiPadやテレビなどのちょっと高額なものにしています。それだけの金額は確実におごってもらっているからです。

これが誠意だと僕は思います。それだけ僕はお世話になっているので、絶対返します。例えどれだけ「僕に金を使うな、家族に使え」と怒られても、何かしらの形では返し続けます。

僕は信頼とはそうやって構築されると思ってるからです。

実家で何かしら手伝いをしているか?

えーっと実はこれ僕はやってません…笑

最初の頃に食後に皿を運んだりしてたら「そこはでろりんがやる事じゃないだろ!お前もう主婦だろ?何でぼーっと座っとるんだ!」と奥さんが怒られてしまったので…笑

我が家の場合は、義父が結構厳しい人なので、男は敢えて何もせずだらしなくした方が良いな…と思いました…笑

これは僕がよく見てたんですが、やっぱり実家に顔を出した際に女性は何かしら手伝った方が良いです。

料理を手伝うのは嫌がる人がいるかも知れませんが、皿を運んだり、お皿洗いをしたり、テーブルを拭いたり…そういう手伝いをした際に母親と話すのが大事です。

やっぱりそれをやれない彼女だと「あれじゃ結婚しても息子が苦労するぞ」と男の親は判断してしまうわけですよ。

だからこれも女性は特にやっておかないと、親が結婚を認めてくれない…もしくは快く思わない原因になります。

むしろ親と子供の間に立つぐらいを目指す

僕が意識しているのは「親は親の気持ちしかわからない」「子供の気持ちは子供しかわからない」って点です。

僕はもう子供側には立てないかも知れませんが、結婚当初はまだ若かったので、子供側にも立てる…つもりでいました。

だから結婚初期の頃は実家に行くと「何とか義弟と仲良くなりたい」と義父にこぼしていました。

義弟は大人しいタイプだったので、僕とは正反対。見た目が派手な僕の事を最初敬遠していました。

でも義弟が家に帰る度に「ちょっと話して来る」と義弟に話しかけていました。最初こそ迷惑そうにスルーされてましたが、義弟の好きなアニメやスポーツやゲームを勉強し、それらの話をする事で徐々に打ち解けていきました。

今では義弟とは一緒に温泉に入ったりもしますし、一緒にキャッチボールしたりPKしたりするぐらいの仲になっています。

これは当初は「ちゃんと兄になりたい」「弟として可愛がりたい」って気持ちもありましたし、何より「親と子供の間に入りたい」と思ったからです。

義父は「よけいな事をするな」って言うだろうけど、少しでも自分が打ち解ければ、僕は義父とも話せるし、義弟とも話せる状態になるだろうと思ったんです。

それは奥さんに対しても同じで、最初は散々奥さんにも「チンピラだけど良い親父さんだと思うよ」と散々言ってたものです…笑

僕はそれぐらいを目指しました。基本「僕が言っても聞かないから、お前から言ってくれ」って親から頼まれるぐらいの信頼を得る事を目標にしています。

いやまぁ義父にも義母にもそんな事は言われませんでしたが…笑

でも最終的に奥さんの家庭も円満になってるっぽいので、少しでもそこに貢献出来てたら僕はそれで良いのです。

「娘の結婚相手がアイツでよかった」って少しでも思ってもらえた方が良いんでね…そうなるぐらいじゃないと、当然だけど賛成はしてもらえないと思います。

最悪な結婚の仕方をしたからこそ、その後は色々と取り戻せるように頑張った…つもりです!笑

相手の親を含めての結婚です

僕はたまたまですが結婚相手の親が良い人でした、義母はいつもニコニコして笑ってるし、義父はチンピラだけど家族には優しいし、何より二人とも孫が顔を出す事を本当に喜んでくれる。ありがたい話です。

あんまり普段当人達にも言わないんだけど、未だに奥さんの事を「相手の親から預かった」と思ってるんです。

その義理の両親は僕に凄く良くしてくれているわけで、そこで娘さんを不幸にさせちゃやっぱダメでしょう?特にスタートが最悪だっただけに…笑

絶対本当はちょっとは反対したかったと思う。しょせんは出来婚でしょ?彼氏(僕)はチャラチャラしてるし、内心は「お前なんぞに娘はやれるかぁ!」って気持ちがあったとは思うんです。

でも義父は反対しなかった。信じてくれたわけで、これは本当に嬉しかったからね…こういうのは一生忘れませんよ僕は。

ってわけでずいぶん前置きが長くなりましたが、親が子供の結婚にあまりにも反対し過ぎるのはどうかと思うよって話でした。

勿論、あまりにも露骨にダメさ加減に溢れてたら反対したくなる気持ちもわかるけどね…。そこは子供側が努力をするべき所だと思います。

でも勇気を持って反対しなかった結果、うちみたいに仲良し夫婦になったりする例も確実に存在するって事を書いておきたい。

最後に書いておきたいけど、何にせよ子供の結婚相手を無駄にディスったり悪く言う親は全員ハゲろって本当に思います。

そりゃ実家に寄り着かなくなるわって話よ…誰が文句言われる人の所に顔出すのって話ですよ…。

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