子供が一つの事に集中出来ないのは親の教え方にも問題があるって話

子供の画像
とりあえず子供の画像。

先日から子供に物を教える機会がちょくちょくあったんですが、改めて「子供に教えるのってめっちゃくちゃ難しいな…」と思ったので、人が教えている姿を見て思った事と、自分が実際に教えてて感じた事をちょびっとだけまとめたい。

勿論常に子供に物を教えているプロの人より優れているとは思いませんが、習い事をしている先生でも「これはちょっと下手だなぁ」と見ていて思う事があったので…特に小学校低学年に物を教えるって凄い大変だと思う。

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もくじ

子供はひとつの事に集中出来ない

子供って全然人の話を聞かない子っているんですよ、何かを話しててもすぐにその場から離れてどっかに移動してて遊んでヘラヘラしてたりする。

子供って本来そういうもんだなぁ…って気もしますが、大人が話している時にじっとして聞けない子って本当に多い。うちの6歳の娘もまだちょっとそういう所があります。

でもその「集中させる」事が出来ないと、まず子供に物を教える事って出来ないんですよ。

だって集中して話を聞いてないのに、何かを覚える事が出来るはずがないじゃないですか、だからまず集中させる事を学ばせないといけない。

子供に集中させるコツは楽しませる事

子供に集中させるコツの一つが「笑わせる事」だと思います。

子供の頃に好きだった先生って、授業中にちょっと小話とかして笑わせてくれる先生だったりしませんでしたか?僕はそうでした。

かたっ苦しい勉強の話を聞いているだけだと聞く気になりませんが、そこでちょっとしたお笑いが入ると、面白いから聞く気になるんですよ。

身近な例で言うと、うちの奥さんは歴史物に興味が一切ありませんが、僕は坂本龍馬や新選組の話が大好きです。だから坂本龍馬や新選組の話を知ってもらおうと思って「司馬遼太郎の本とか読めば良いじゃん」って家にあるものを見せても「読む気にならない」って言われます。

ですがNHKの大河ドラマの「龍馬伝」とかを見せると「こういう人が実際にいたって思うと面白いね」と言って完全にハマって、Huluで何度も見てます。これ大人に対しても一緒ですよね。うちの奥さんは活字をあまり読めないタイプのようで、小説で出されたら読めませんが、映像化したドラマなら見れるわけ、こういう人って結構いませんか?

堅苦しい話の中にはお笑いなどを一つ盛り込むんです、そこで子供達はちょっとでも「楽しい」と思うので、話に耳を傾けるようになります。

面白い事を言わない人の話など、誰も聞きません。だからどれだけ正しい事を言ってても「楽しませられない人は指導に向いていない」のです。特に子供相手には向いてないと思います、子供の扱いはそれだけ難しいです。正しいだけでは子供は話を聞きません。

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長話は禁物

子供は長話は聞きません。さっき「ちょっとした小話で楽しませるのも大事」って言いましたが、長すぎるとそっちに頭がいって元々教えないといけない事がスポーンと抜けてしまいます。

だから長話は禁物、誰もがわかる子供向けの笑いネタをぶっこむのは大事ですが一言二言で終わらせるぐらいのちょっとした小ネタ程度で終わらせましょう。

僕は自分の娘に教える時は、さくっと終わらせる事を意識しています。と言うのも僕は話が元々長いので、長々話すと子供が集中力を切らして聞いていないのを何度も経験したからです(笑)

嫁にも「話が長いからもう聞いてないよ」と何度も突っ込まれて、最近はこれをもっぱら修正している最中です。如何に簡潔に言いたい事を面白く伝えるかが子供を相手にする上で非常に重要だと思います。

長話は勿論余談も禁物です、余談を始めるとそっちに意識が向いて話がわからなくなるからです。

一度に一つの事しか話さない

子供に教える上で大変なものの一つに「逆上がり」があります。

逆上がりのコツはこんな感じでしたよね。あくまで子供に教えるときのコツね。

まぁざっと意識するべき事はこれだけになります。これを一気に子供に教えても全く伝わりません。

子供はどうせ最初は腕をダラーンと伸ばしたまま足が前方に放り投げられて上にも行かずに「お前何しとるんだ」状態になります。でもそこでこれを一気に全部教えてもチンプンカンプンでわかりません。

僕なら1つずつ教えます、まず「足は上にあげるんだよ」「お腹を棒から離しちゃダメだよ」「足を思い切り上に上げるんだよ、前じゃないよ。上だよ」って事を一つづつ教えないと子供は理解できない。段階を踏んで教える必要があるんですなぁ…めんどうですがそういうもんです。

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難しい言葉を使わない

子供に物を教える時は簡単な言葉を使わないといけません。

人によっては大人だとしても、素人にいきなり専門用語を羅列して教えてチンプンカンプンにさせて、意味がわからないと相手が用語の解説を求めたら「この程度も知らないの?」って言っちゃうトンデモ指導者がいるもんですが、それと同じ事を子供にやったら、子供からすればただの宇宙語になってしまいます。

結構大人でもそれをやっちゃう事は多い、僕も子供に教えている時に「遠心力…なんてわかるわけねぇな、なんて言えばわかりやすいかな…」と迷う事が多々あります。

僕はもうそういう時は実演して教えるようにしています。

例えば先日娘が習っている空手についてちょびっとだけ教えたんですが「なんでパンチした後に先生が手を上にあげろって言ってたかわかるか?」と聞いたらわからないと言う。そこで「防御しないといけないからだろ」と言ってもよくわからんだろうし「ガードするためだ」と言ってもわからない。防御やガードって単語をたぶんわかってないからです、普通6歳時は使わない気がするしね。

そこで娘に手を下げさせて、いきなり肩辺りを手のひらで軽く突き飛ばします「手を上げてないとこうやって簡単に身体を突っつかれちゃうだろ?殴られちゃうって事、そこで手を上げてみよう」と手を上げさせてから、大げさにわかりやすく娘の手にガードさせるように手を突き出して「手があるとガードできちゃうだろ?これガードね」と教えました、そこで娘は「ガード」って単語と「手を上げる意味」を覚えました。

その日はたまに突然「ハイ!娘ちゃん!パンチした後に手を上げるのは何をするためだったかな!?」ってパンチした後に手を上げたままにする真似をすると「ガードするため!」って笑顔で返ってきたので「ちゃんと覚えてるのか!すげぇなww」とマジでびっくりしたので褒めたら大喜びでした、そしてすっかり覚えました(笑)

ちなみに今回は「防御」より「ガード」のが覚えやすいだろうと思ってそっちを使いました、空手の先生もガードって言葉使ってたしね…笑

簡単な言葉を思いつかなかったら、どういうものかわかりやすく体感させるのは大事だと思います。言葉より実演が一番楽なんじゃないかなぁ…特に物覚えが悪い子には一つ一つ教えないと絶対に覚えません。

甘やかさない

これまで書いた事とちょびっとだけ矛盾しますが、個人的には甘やかすのは厳禁だと思っています。

と言っても殴れとか怒鳴れとかそういう意味じゃなくて、ふざけている時は「真面目に聞きなさい!」と一喝するぐらいは有りだと思います。

あまりにも大人をバカにして話を聞かない子になるのは本当にどうかと思う。勿論先生に対して完全に言いなりになる必要はありません、それは親に対しても一緒です。

でもそれはあくまで「真剣に話を聞いた上で、反論があるならすべき」ってだけの話で、何でもかんでもイチャモンつけて良いもんじゃないし、指導者を無条件にバカにするのも許されるべきじゃないと思います。

だから僕は子供が話をちゃんと聞かない時は絶対に怒ります。ただ話している側の人の話が長すぎたりしたら怒りませんが…そりゃ聞けなくなるわ…とも思うので…笑

ちょっとした話も聞けないのは「集中力がない子」になりかねないので個人的にはそこはちゃんと注意するべきだと思いますし、そこは自分の子供の場合は注意しています。

子供の集中力を養うのは大人

結局この一言に尽きると思います。子供に集中力がないのは子供のせいだけじゃないと思う、大人の対応に問題があるからこそ集中力を失う…って事は絶対にあります。

よその子供を見てると、色々な理由で集中力がないこどもを見かける事があります。酷い場合はあからさまに一緒にいる大人が子供の相手をちゃんとしてなかったり、逆に構いすぎて親から一切離れられない子供になってたりもしてます。

やっぱり子供はしょせんは親の鏡でしかありません。親が適当な教育をしていれば子供はそのように育つし、がんじがらめに熱心に教育しても一緒だと思う。

結局バランスも大事だけど、もし「子供が集中力がなくて話を聞かない」って人がいたら、一度自分の教え方などを見直してみてはいかがでしょうか?僕は自分のやり方が間違っていたので治しましたし、治したからこそ今この記事を書いています。

やっぱり親の教え方次第で子供の反応ってガラリと変わりますよ、本当に。

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