乳児にかかりやすいアトピー性皮膚炎について、経験から薬や保湿剤などのケアについてまとめておきたいと思います。
私の子供は乳児の頃はかなりひどいアトピー性皮膚炎でしたが、幼稚園の年少(3~4歳)くらいで完治しています。
アトピーは乾燥や外的刺激が悪化させる原因になるのでとにかく保湿が大切になってきます。
ただしこれらを実際にやる前に必ず病院に行って、お医者さんの判断を仰いでくださいね。その上で実際に私が行った対処を紹介しておきます。
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乳児のアトピー性皮膚炎の症状
アトピー性皮膚炎とは、関節、耳たぶ、顔などの部分的の皮膚が痒くなり赤くなったりジュクジュクになる皮膚炎です。
ひどい場合は全身に症状が出るのでその場合は早めに病院へ行きましょう。
アトピーの特徴としては、アトピーの部分が良くなったり悪くなったり、を繰り返し長く続く湿疹です。
赤ちゃんがアトピーにかかった場合、2ヶ月~長くても6ヶ月くらい湿疹が治らなければアトピー性皮膚炎と診断されます。
何ヶ月からアトピー性皮膚炎になるのか
アトピーにかかるのは、大体生後2ヶ月~4ヶ月頃くらいからと言われています。
生後1、2ヶ月に必ずみんなかかるのが「乳児湿疹」なのですが、赤ちゃんのアトピーは乳児湿疹と区別がつきにくいために湿疹がひどくても様子見をするお医者さんもいます。
そして、乳児湿疹からそのまま悪化してアトピー性皮膚炎になることも多いそうです。
私の子供も乳児湿疹がひどく、3、4ヶ月の頃に全然治らなくて皮膚科の病院に行ったのですが「これはまだ乳児湿疹の可能性があるからアトピーとは言い切れないので治療はまだ出来ません。一ヶ月くらいしてまだ湿疹が治まらなかったら来てね」と言われたことがあります。
見た目的にもかなり痛々しかったのでネットなどで調べてアトピーだと確信を持っていたのですが、治療はその一ヶ月後からになりました。結果、アトピーだったんですけどね…笑
アトピー性皮膚炎の原因
実はアトピー性皮膚炎の原因ははっきりと分かっておらず、原因不明と言われています。
一般的には、アレルギーなどでダニが原因と言われることもありますが、他にも何かしらの原因があるとは思います。ですが、それを特定することは難しいです。
アトピー性皮膚炎は体質として受け入れることが大切だと思います。
親からの遺伝の可能性
アトピー性皮膚炎は両親が何かしらのアレルギー体質を持っているとかかりやすくなる、という話を聞いたことがありますが実際のところは原因ははっきりとはわかっていないのでなんとも言えません。
なので湿疹が長く続く場合、親にアレルギー体質がある場合にはアレルギー対応のミルクを薦められることもあります。
私が出産後に入院しているときには、私も旦那も肌が弱かったのでアレルギー対応ミルクを産婦人科で薦められました。
こういうアレルゲンに配慮したミルクです。
ですが必ずアトピー=アレルギー体質というわけではないし、アレルゲン対応ミルクは普通のミルクに比べて必要な栄養素は少ないみたいなので、病院の先生と話し合って決めるのが良さそうです。
私はアレルゲン対応ミルクにするかかなり悩みましたが、普通のミルクを飲ませていました。
スポンサードリンクアトピー悪化を防ぐ方法と対策
赤ちゃんがなるアトピー性皮膚炎は、赤ちゃんの皮膚が薄いために刺激を受けやすくカサカサになるので乾燥肌になりやすくなります。
そして、アトピー肌になってしまうと毎日のスキンケアがすごく重要になってきます。ちょっとしたことですぐに悪化してしまうので多少症状が良くなったとしてもスキンケアを続けることが大切ですよ!
アトピー肌になると、汗、ダニ、洗剤の刺激、衣類の刺激などでも簡単に悪化してしまいます。なので、赤ちゃんを洗う石鹸や服の繊維についても肌に良い物を選びましょう。
赤ちゃんの入浴について
入浴に関しては、赤ちゃんにお風呂で石鹸を使って洗うと余分な脂を落としてしまって余計に乾燥を悪化させてしまうのでお湯だけで洗ったほうが良い、という話も聞いたことがあります。
ですが冬は良いとしても夏になると汗や汚れがひどくてそうは言ってられないので入浴剤と石鹸は、とにかく低刺激のものを使うようにしていました。乾燥も防げるものを選びましょう。
まず私が使っていたのは沐浴のときの入浴剤です。そのまま入るよりも刺激が少ないので、赤ちゃんだけではなく、子供も大人にも使えるのでオススメです。
入浴剤はアトピタをよく使っていました。お湯が柔らかくなって良かったです。
私は、子供が赤ちゃんの頃はこのベビー石けんを使っていました。
子供の肌がひどい状態になったときに大きな病院で、ポンプ式の泡よりも固形石けんから泡立ちネットを使って泡を作ったほうがきめ細やかな泡を作ることが出来るし泡切れも良いと固形の石けんをオススメされたので、赤ちゃんのうちはずっと固形石けんで細かい泡を作ってから洗っていました。
でも石けんに関しては、赤ちゃんの肌に合う合わないがあるので色々試してみると良いと思います。
身体を洗うときは、泡立ちネットでたくさん泡を作って桶に入れておき、その泡で顔や身体を洗っていました。なるべく摩擦などで肌に刺激がいかないようにスポンジなどはなるべく使わないようにしていました。
そして、お湯の温度はかならずぬるめにしましょう。40℃以上にしてしまうと、肌に刺激があるので37℃~39℃くらいが良いと思います。
衣類の選び方
赤ちゃんが普段から着る服の刺激で痒くなり、悪化してしまうことがあります。
赤ちゃんは痒いのを我慢することが出来ないので、どうしても引っ掻いてしまって血が出てしまうこともあるので普段から着用する服に関しては出来るだけ汗を吸収し、優しい肌触りの良い綿100%のものを選んであげると良いと思います。
必ず全部が綿100%には出来ないので、他の服を着るときは直接肌が触れないように中に肌着を着せてあげることが大切です。
新品の服などもまずは一回水洗いなどをして、刺激をなるべく減らしてから着用しましょう。
保湿を忘れずに!
アトピー性皮膚炎は乾燥肌になってしまうと痒くなってしまうので定期的に保湿剤を塗ってあげることが大切です!
朝起きて1回とお風呂あがりに1回で、毎日最低2回は必ず塗るようにしていました。
保湿剤は市販のものもたくさん売られていますが、病院で貰う保湿剤が一番効果が高いと思います。
私の子供はアトピーの症状がひどくなるまでは、市販の保湿剤やローションを使っていましたが病院でもらう保湿剤のほうが保湿力が高く、効果も高かったので市販で買おうか迷っている方は病院で保湿剤を貰ったほうが良いです。
病院で処方される薬
アトピー性皮膚炎のときに病院で処方された薬は、保湿剤「ヒルドイド」と炎症を抑える薬「ステロイド軟膏」でした。これを家で毎日塗っていました。
ステロイド剤には効果が弱いものから強いものまであります。
顔につけるものや身体に塗るもの、ステロイドは塗る部位によって薬の種類が変わってくるので、湿疹の状態を見て病院の先生が症状にあったステロイド軟膏を処方してくれると思います。
ステロイド剤の塗り方
赤ちゃんの肌は敏感なので、ステロイド剤を塗るときはお風呂あがりなどの清潔な状態で塗ります。
ステロイド剤はたっぷり塗るのではなく、少しの量を薄く塗ります。このとき、刷り込むようにして塗ってはいけません。たっぷり摺りこんでしまうと悪化してしまうので注意が必要です。
ステロイドは副作用などがあるのであまりつけたがらない人も多いですが、ステロイドは長期間使うと副作用が出る、というだけなので病院の先生の指示に従って使用していれば大丈夫です。
ステロイドについて疑問がある場合は、病院の先生に色々と聞いてみるのが一番です。
ステロイド剤は炎症を抑えてくれますが、長期間の使用は厳禁です。症状が良くなったら使用を控えて、悪化してきたら使いましょう。
ヒルドイドの塗り方
保湿剤は色々な種類があると思いますが、私が病院でいつももらっているのはヒルドイドという保湿剤です。
ヒルドイドには、ソフト軟膏、ローション、クリームの3種類があります。赤ちゃんはたくさん使うので、ソフト軟膏かローションがもらえると思います。
ヒルドイドの保湿剤には副作用が少ないようで、医者に確認して処方された上でなら何回でもたっぷり塗ってOKのはずです。刷り込むようにたくさん塗ってあげるのが効果的です。上でも書きましたが私は毎日最低2回は塗ってあげていました。
ただこれはあくまで我が家ではそうだっただけで、実際にどの赤ちゃんでも同じとは言い難いです。必ず医師に確認をしてから使用して下さいね。
顔も身体もどこでも使うことが出来るので、冬場などは特に愛用していました。あまりベタつかないのも使いやすいポイントかな、と思います。
私の子供は、今現在アトピー性皮膚炎は完治しましたが乾燥肌なのでヒルドイドは今でも小児科でもらってきて使っています。
保湿剤は持っていて損はないので、冬は小児科で必ず貰うようにしています。
ただしこれも繰り返しますが、病院の先生が「この子にはヒルドイドが必要だ」と判断した時のみ使って下さい。一般人が美容目的で使うことはオススメしません。
スポンサードリンク肌の状態がひどい場合はアレルギー検査をしよう
私の子供はアトピーになった後に中々湿疹が治らず、肌の状態がひどかった(顔や関節が赤くジュクジュクした状態)のでアレルギーを疑い、アレルギー検査をしています。
両親にアレルギーがある場合、小児科でアレルギー検査は薦められると思います。
うちは旦那が花粉とハウスダストのアレルギーを持っていたので子供がまだ1歳になる前にアレルギー検査をしました。
実際に検査をした結果、卵アレルギーと犬アレルギーがあるのがわかり、対処をして少し湿疹の症状が良くなったのでアトピーの症状が中々治らない場合には、アレルギー検査も検討してみたほうが良いと思います。
アレルギー検査の方法
アレルギー検査の方法は、血液検査です。小児科に行けば、大人と同じように注射で血液を抜いてもらって気になる食物などのアレルギー検査をしてもらえます。
赤ちゃんの血管は細いし、泣いて暴れたりするので採血に時間がかかる場合もあります。
一回で検査できる項目数は決まっているので、アレルギーが気になる項目を病院の先生に告げて検査してもらいます。
検査の結果は、大体1週間くらいで聞くことができます。そこでアレルギーがあった場合は除去をするなどの対処をしましょう。
うちの場合は犬アレルギーがあり、犬を飼っていたので犬を一時手放したおかげでかなり湿疹の状態が良くなりました。
子供のアレルギーやアトピーは成長していくにつれて治っていくことがほとんどですが、アレルギー検査の結果次第で対処が出来るものは早めに除去しておいたほうが治るのも早くなると思います。
赤ちゃんのアトピー性皮膚炎は完治する
結果的に、うちの娘は現在6歳ですがアトピー性皮膚炎とアレルギーは完治しています。
0~1歳前後までが本当にピークで、体中カサカサで顔は真っ赤、ジュクジュクになっている状態が続いていたので、一生薬を使い続けなくちゃいけないんじゃないかと悩んでいましたが、子供が成長するに連れていつの間に肌の状態が良くなり治っていました。
ですがやっぱり今思えば、アレルギー検査をしてアレルギー物質を除去したのは大きかったかな、と思います。
赤ちゃんの頃に出来た湿疹やアトピー性皮膚炎は大体は成長すれば治る、と言われているので赤ちゃんの頃はとにかく辛抱強くスキンケアを続けることが大事だと思います。
すぐに治そうとは思わず、ゆっくり長期的に見て治療していきましょう。
親が焦っていたら子供にも伝わってしまうので、いつか治る、という気持ちで治療をしていけば良いと思います。
自分の子供が赤ちゃんの時にアトピー性皮膚炎になったときの体験談を書きましたが、少しでも赤ちゃんのアトピー性皮膚炎に悩むお母さん方に参考になれば嬉しいです。
皮膚科の医師監修の保湿剤「ファムズベビー」
市販でも保湿剤は販売されています。
私も最初は子供がアトピーになってしまったときに何もわからず、とりあえず保湿!と思って市販で販売されている馬油クリームやベビークリームやオイルなどを買って子供の肌の保湿をしていましたが、肌に合わないのか何も変わらず、逆に悪化するばかりでした。
肌に関しては皮膚科で処方される保湿クリームが一番です。
そして今、赤ちゃんの肌トラブル専用の保湿、保護剤として話題になっているのが「ファムズベビー」です。
ファムズベビーが人気な理由はこちら
- 調剤薬局でも取り扱っている保湿剤
- 28日間返金保証がある
- 保湿と保護が同時に出来る
- 無着色・無添加なので安心
- 赤ちゃんの全身に使える
- ベタつかないのでとれる心配がない
東京にある皮膚科の副院長が監修をしており、調剤薬局でも取り扱いがあるくらい効果の高い保湿剤です。
調剤薬局でも取り扱いがありますが、他にも様々なショップで取り扱いがあります。
肌の刺激となる成分は入っておらず無着色・無香料なので、赤ちゃんが舐めても安全な成分で作られています。
ファムズベビーは、3秒のケアで8時間も保湿&保護が持続します。
今まではアトピーってとにかく頻繁に保湿剤を塗って肌を保湿させてあげなくちゃいけないと思ってソワソワすることが多かったのですが、ファムズベビーは1回で8時間も肌の保湿と保護をしてくれるので、ママの負担も減らすことが出来ます。
全身に使えるので、赤ちゃんに多い肌トラブルの原因となるヨダレやオムツかぶれにもファムズベビー1本で解決できるのはママにとっては本当にありがたいですよね。
アトピーはまず悪化させないように保湿がとにかく大事で、毎日塗り続ける事が大事です。
ファムズベビーは皮膚科の先生が監修されていて安心ということと、アトピーで一番大切な乾燥から長時間肌を守ってくれて、1本で赤ちゃんの全身の肌トラブルに対応出来ます。
赤ちゃんの肌だけでなくママの乾燥肌や化粧下地などにも使うことが出来るので、家族全員で使うことが出来るのも嬉しいポイントです。
買い忘れの心配がない定期配送プランもあるので、チェックしてみてくださいね。