どうでも良いけど以前のテレビがこのタイプのリモコンだった
最近夜は奥さんとブレイキング・バッドばかりを見ているんですが、こういうドラマや映画を二人で見ていると理解力の差が結構大きくなってきた事をふと思ったので適当に思った事を書いておきたい。
今回感じたのは「なんでこうも理解力に差が出るんだろう?」って言うどうでも良い話です。
スポンサードリンクもくじ
子どもの頃から創作物語が大好きだった
僕は親の後についていくのが大嫌いで、旅行とか遊びに行くのはともかく「買い物は絶対についていかない!」って言う子どもだった。なんで親の用事に僕が付き合わされるんだ?って感じの偏屈者です。
そういう「主張」をすると我が家ではもれなく親父と兄からの鉄拳が飛んで来るんですが、それでも殴られれば殴られるほど意地になって「死んでも行かん!」って言うような恐ろしい子どもだった。親となった今思うのは「そこで殴るからよけいに意固地になるんだろうに」って話ですが(笑)
全く譲歩しない僕に対して妥協案として用意されたのがビデオだった。家族が買い物に行っている間は家でひたすらビデオを見ていた、映画などを見せておけば1時間半は時間が潰せるので、その間に買い物に行って来るのである。
僕が子どもの頃に何十回も見たのは「ネバーエンディング・ストーリー」「魔神英雄伝ワタル」「ウルトラマン」だった。
ネバーエンディング・ストーリーはひたすら「ファールコーン」って叫ぶシーンと、馬が底なし沼にハマってしまうシーンで可哀想過ぎて泣いてた事だけを覚えている。
ウルトラマンではバルタン星人が出て来る回と、ピグモンが出てくる回だったのは覚えている。ピグモンが可哀想でやっぱり泣いていた事を覚えている。ちなみに2~3話のみを持っておりそれをひたすら延々とリピートです。
魔神英雄伝ワタルに出てくるローラースケートに憧れた結果、ローラーブレード(車輪が一列なのでバランスが取りづらい)を履いたままサッカーボールを蹴ってバランス感覚を養ったのを覚えています(どうでも良い)ちなみにこちらも2~3話を延々リピート。
何にせよこの結果いつもテレビの前にかじりついて映画やアニメや特撮作品を眺める少年時代を過ごしておりました。しかもすべてビデオで繰り返し何度も何度も何度も何度も見直すって言う徹底ぶりでした、幼稚園生の頃からそんな生活を送っていたとは今考えると恐ろしい。
“伝えたいもの”の存在に気付く
繰り返して見続ける内にほとんどの内容を暗記してしまうので、その結果その内考えだすのは「これは何を伝えたいのだろう?」と言う点だった。
例えば上記した通りネバーエンディング・ストーリーで出てくる馬さんは底なし沼に足を取られて沈んで行ってしまうシーンがあるんだが「これは何のために入れたんだろう?」とかを考えるようになった。
だって馬さん可哀想じゃん、そのシーンを見るのがあまり好きじゃなかっただけに疑問だった。何故わざわざこんな不快なものを入れるのかと。
そういう疑問を幼少期からずっと持っていたまま大人になり、大人になった時に「無駄なシーンなんて一つも無い」って事に気付く。常に「何の意図があってこのシーンがあるのか」とカット割りを気にするようになった。
例えば誰かが会話の最中に人を殺すシーンとかでは、喋っている人の顔などが見えるシーンから、凶器を取り出す仕草がわかるカット割りに変わる瞬間が必ずあるわけで、どのドラマでも映画でもそういう「前振り」みたいなのはあるわけじゃないですか。
奥さんの場合はこの「前振り」に気付かないのかなぁと思いました。
スポンサードリンクフラグに気付かない奥さん
今見ているブレイキング・バッドはドラマシリーズなので話がかなり長い、映画は2時間前後で簡潔しなければならないので、フラグ回収が速いからわかりやすいけど、ドラマシリーズは話数が多いのでフラグ回収に時間がかかる。
主人公の義弟が徐々に精神的に追い詰められていくシーンで、奥さんが「この人ってどうして精神的に追い詰められてるの?」って聞いてきたので「ずっと前にアレがあったじゃん、その後にコレがあったじゃん、この2つの出来事が重なればそりゃメンタルやられるでしょうよ。僕だったらビビる」って事を説明(ネタバレ防止で詳細は伏せます)したんですけど、説明されるまで奥さんはそれを理解していなかったようで「そこまで見てないのか」と、ちょっとビックリしたんでござる。
よほどの駄作でもない限りはちゃんと伏線を張って物語は進行しているので、見ていて「ああ、あれが伏線だったのか!」と感じるシーンが必ず後々にあるんですよね。
リピーターはそれを確認するためにもう一度見るわけでございまして、結末を知ってからまた最初から見ると「ああ、この時点ですでに伏線があったんだ!」ってまた再確認出来て楽しいよね!
むしろそこに気付かない奥さんは何が楽しくてドラマや映画を見ているんだろうか…と思って聞いてみたらこう返って来た。
「ドラマの世界に入り込めるから、現実逃避出来るから」うーん、これも当然の正しい楽しみ方だよな…。
勝手に考えた結論
僕=ストーリーなどを楽しむと同時にごちゃごちゃと細かい部分まで考えこんで「作り手はこれを伝えたかったのか!」と発見して楽しむタイプ。要するにめんどくせぇ奴。
奥さん=シンプルにストーリーを楽しむタイプ。細かい所は気にしない。
こんな感じか!!理解力に差があるどうこうじゃなくて、単純に楽しみ方の姿勢が違うんだろうな!!冷静に考えたら普段から僕と奥さんの立ち位置こんな感じだわ!!
っていう本当にどうでも良い話でした。どっちが良いとかじゃなくて本人の性格なんだろうなーってだけ、多分僕と同タイプの人間はストレス溜めやすいしハゲやすいと思うから注意な(笑)
でもこうやって考えると神経質な僕と、大らかな奥さんは相性やっぱり良いんだろうね…笑