「隣人13号」をHuluで視聴したので感想と考察…中村獅童・小栗旬・新井浩文の演技が素晴らしい良作

投稿日:2013年4月21日 更新日: 2,314 views

今回もHuluで視聴した映画を紹介したいと思います。Huluで毎日何かしらの映画を見ているので見る映画には事足りません。マジでオススメなので是非一度使ってみて下さい。

今回視聴したのは「隣人13号」です。

【追記】
隣人13号は既にHuluでの配信は終了しています。

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主演に中村獅童と小栗旬と言う豪華なキャスティング、更にひどい目にあう赤井トール役に新井浩文、赤井トールの嫁にPUFFYの吉村由美と結構面白い事になっているんですが、演技も含めて非常に良かった。

主なあらすじ

あらすじを書くと、小学生時代に酷いいじめを受けた主人公村崎十三は、赤井トールに硫酸を顔にぶっかけられて大怪我を負うなどの酷いいじめを受けた。

その結果臆病なイジメられっ子、村崎十三(小栗旬)の中には「13号(中村獅童)」と言う別人格が誕生する。何故か小栗旬パートでは顔に火傷の痕はないが、中村獅童パート(13号が表に出ている状態)では火傷の痕もあり、左目も視力を失っているのか白くなっているのが面白い表現である。

13号は気弱な十三と違い、肉体的な力を持っており狡猾で凶暴。平気で笑いながら人を殺せる悪魔のような人格である。十三をいじめた張本人である赤井トールに復讐する為に、既に結婚して妻子を持っている赤井トールに近づく…。

赤井トールは村崎十三と聞いても、小学生時代にいじめた相手とは気付く事もなく、建築会社の作業員として共に働く事になった際にも「お前みたいな奴うぜぇんだよ」と言ってイジメ始めており、全く救いようがない。

赤井トールの妻のぞみとご近所さんとして良好な関係を築く十三、それとは裏腹に周りの人間を殺して行き徐々に赤井トールを追い詰めて行く13号…と言うお話。

気持ち悪さが良い

冒頭から村崎十三が小学生時代にいじめられていたシーンから始まり、精神世界を象徴していると思われる小屋の中で小栗旬が裸のまま汗をダラダラ流し苦悩しながら回想して行く。ヨダレを口から垂らし、意味不明に叫ぶシーンも非常に良い感じに気持ち悪かった。

何よりも良いのは中村獅童の気持ち悪さだ。顔に傷があり、目の色は白く濁り、不敵な笑みを浮かべて気持ち悪い声で喋る。

とても常人とは思えない、正に狂人のような演技だった。見ていて「コイツなら何をしでかしても不思議じゃない」と思わせる表情が出来るのは役者として非常に素晴らしい事だと思います。

小栗旬の演技や表現、中村獅童の気持ち悪さ、両方とも非常に素晴らしかった。この二人がいたからこの映画は面白かったと思います。中村獅童はやっぱり変態を演じる方が良いなぁと思ったのもあり、小栗旬はヤンキー役もやってましたが、こういう気弱な役もやっぱりよく似合うなぁと、色々な面を出せるのは素晴らしいと改めて感じさせられました。

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見せ方も凄く良い

監督はこの作品が初めてだったようですが井上靖雄と言う方で、他にどの代表作があるのかはちょっと不明ですが凄く見せ方が良かった。最初から気持ち悪さ全開で「なんぞこれ」ってのも良かったです。

何とも言えませんが見せ方が凄く良かったんですよね。表現が良かった。演技をしている小栗旬、中村獅童、新井浩文の演技も凄く良かったんですが、それだけじゃなかったのが良かった。一度見終えてから「もう一回見たいな」とすぐに思えたぐらいの良作でした。

良識がない人は見ない方が良い

いじめ経験がある人は「僕がイジメてた奴がこうなる可能性もあるのか」と思うでしょうし、イジメられていた人は「こうすれば復讐出来るんじゃないか」と思ってしまうでしょう。イジメ経験は誰だって大なり小なりあると思います。

当事者でなくても、そう言えば周りでアイツいじめられてたな…アイツいじめてたな…そんな事を思い返す事になる作品だと思います。内容は残虐ですが中高生ぐらいの子どもが見るべき映画なんじゃないかなぁと個人的には思いました、いやR15指定受けてますけどね。

ラストがメッセージ性が強いものになっていましたし、非常に面白かったのでオススメです。

もう隣人13号の配信は終わってますが、こういう面白い作品を突然発掘出来るのでHuluはオススメです。

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最後のシーンについてネタバレ考察

ここから先はネタバレになります。ネタバレが嫌な人、まだ見てない人は読まないようにして下さい。

最後のシーン、赤井トールが13号に「悪かったよ」と言った途端に13号がトチ狂ったかのように騒ぎ出して回想シーンへ行ってしまうわけですが、これはもう完全にifの世界だと思います。

復讐を遂げて今まさに赤井トールを殺して総てを終えようとしている13号でしたが、そこで出てきた「悪かったよ」と言う謝罪の言葉。

要するにあれは「子どもの頃にこの復讐を遂げていたら」と言う話なんじゃないでしょうか。

大人になったからこそ、考えうる残虐な方法で殺人を犯し、赤井トールに出来た「最も大事な人間」を巻き込んで、しかも赤井自身の手で殺させる…そんな残酷な事をさせてしまうわけですが、そこまでする事なく、子どもの頃ならば「花瓶で頭をブン殴る」ってぐらいでも十分「ビビるぐらいの復讐」になったわけです。

子どもからすれば花瓶で殴られたらビビりますから…そこで謝罪を受けた十三と赤井トールが和解し、共に学校から帰り「対等な友人となると言う未来もあったのではないか?」と言うifの話ではないかなと。

最後に十三や赤井トールが住んでいた「平和荘」が壊されており、その中から13号がピースしているのは、今回の惨劇の舞台になった平和荘は壊され「お前は僕が生まれなくて良かったな」と言う表現だったのではないでしょうか。

実際に最後どうなったのかは有耶無耶なままでしたが、非常にメッセージ性が強い最後だったと思います。仮に子どもが見た場合「ここまでになる前に反撃した方が良かったんじゃないのか」「強さを持つべきだったんじゃないのか」と問いかけているように感じます。

個人的にはこのラストシーンは好きでしたね。原作の漫画は全く違うようでしたが、そちらは読んでないのでまた機会があれば購入して読破したいですね。

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